iOS11.1.1のアップデートがリリースされました。
今回のアップデートはバグの修正なので、完全にマイナーアップデートです。ファイルサイズも小さいですからね。
どんなバグ修正?
iOS11.1.1で修正されたバグを見ていきます。
- キーボードの自動修正機能の問題を修正
- “Hey Siri”が作動しない問題を修正
キーボードの自動修正機能の問題とは、iOSの設定で「自動修正」をオンにしていると、「i」を入力した際、「A」や「ランダムな記号」に勝手に置き換わってしまうというもの。
英語環境で使っているユーザーはバグに悩まされていた模様です。
MVNOの対応は?
わたくしが使っているLINEモバイルは問題なく使えております。
IIJmioは、すぐに動作確認してツイートしてくれるので、すごくユーザー想いです。他のMVNOも絶対に真似するべきだと思います。
本日配信が開始されたiOS 11.1.1 に関して、手元のiPhone X、iPhone 8 、iPhone 7 でアップデートを行いましたが、LTE通信・テザリング等従来通り問題なく利用できております。残る機種を含めた動作確認については来週Tweetを行います。どうぞ今しばらくお待ちください。
— IIJmio (@iijmio) 2017年11月10日
iOS11.1.1で動作が重くなった時の対処方法
iOS11.1.1へアップデートして動作が重くなった場合、以下の設定を見直してください。
「視差効果を減らす」をオン
「視差効果を減らす」をオンにすると、グラフィックメモリの消費が抑えられるので、動作が改善することが多いです。
iOS では、モーションエフェクト (視差効果) を利用して、ホーム画面や App 内で奥行き感を演出しています。iPhone、iPad、iPod touch のモーションエフェクトや画面の揺れが気になる方は、「視差効果を減らす」を使って、この効果を抑えることができます。
- 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開く
- 「視差効果を減らす」をオン
「メッセージのエフェクトを自動再生」をオフ
「視差効果を減らす」をオンにしたら、「メッセージのエフェクトを自動再生」の設定が変更できるようになります。iOSの動作が重い方は、こちらも一緒にオフにしましょう。
- 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開く
- 「視差効果を減らす」をオン
- 「メッセージのエフェクトを自動再生」をオフ
「透明度を下げる」をオン
ホーム画面のフォルダアイコンのUIが変わってしまいますが、iOSの動作は軽くなります。
余計なグラフィックメモリの消費を抑えるために、動作がサクサク動くようになるのです。
- 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開く
- 「コントラストを上げる」をタップして「透明度を下げる」をオン
「Siri」をオフ
Siriを使っていない方は、オフにしましょう。
特に、iPhone 6、iPhone 5sをお使いの場合、充電中じゃないと「Hey Siri」でSiriが立ち上がりませんので、「Siri」をオフにしてもいいと思います。
- 「設定」→「Siriと検索」を開く
- 「Hey Siriを聞き取る」をオフ
- 「ホームボタンを押してSiriを使用」をオフ
- 「ロック中にSiriを許可」をオフ
「Appのバックグラウンド更新」をオフ
あまり使っていないアプリは、バックグラウンドで更新する必要がないので、「Appのバックグラウンド更新」をオフにします。
ただし、オフにすると通知が来なくなりますので、FacebookやLINEなどは、オンのまま使ってくださいね。
- 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド」を開く
- 「Appのバックグラウンド」に表示されるアプリを個別にオフにする
クリーンインストールをすれば不具合を解消できる!
以上の設定を変更しても、iOS11.1の動作が重い場合、クリーンインストールを行ってください。
クリーンインストールを行えば、不具合が解消されますが、iPhoneの中のデータのバックアップは必ず取ってください。以前のエントリーに、クリーンインストールの方法を詳しく書きましたので、よかったら参考にしてください。
ユーザーが一斉にアップデートするiOS
iOSのシェアは、2017年11月6日にiOS11が52%、iOS10が38%です。
多くのユーザーがiOS11へアップデートしていることが分かります。
Appleの開発はiOS11の新機能の追加やバグ修正にリソースを集中できます。また、ユーザーは新機能やバグが少ないOSを利用できる点も素晴らしいですね。
Androidは最新OSのシェアが低い
これに対してAndroidは最新OSのシェアが低いです。
2017年10月2日のデータを見ると、トップはAndroid6.0 Marshmallowで32.0%、2位がAndroid5.0と5.1 Lolipopで27.7%、3位がAndroid7.0と7.1 Nougatで17.8%、4位がAndroid4.4のKitkatで14.5%です。
最新のAndroid 8.0 Oreoは0.2%と低いですね。
ユーザーの使っているバージョンがバラバラなのは、開発者泣かせですよね?
Android 8.0 Oreoの使い勝手はすごく良くなっているので、もっとシェアが増えても良さそうなんだけど、対応しているスマホが少ないんだろうね。
まとめ
以上、iOS11.1.1へアップデートして、不具合が出た際の対処方法です。
アップデートしたら重くなってしまった方は、今回紹介した設定方法かクリーンインストールを試してください。
サクサク動くようになるはずです。
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