docomoが、iTunesでの支払いにキャリア決済を利用できる仕組みを導入しました。
auやソフトバンクでは、すでにiTunesでの支払いにキャリア決済を導入しているので、docomoが最後発ということになります。
元々docomoでも、iTunes以外の支払いに関しては、キャリア決済ができたんだけどね。→メルカリなど
iOSアプリの課金に、キャリア決済が利用できるようになったということになります。
今後、docomoで契約している方は、iTunes・App Store・iBooks・iCloudなどのAppleが提供するサービスや、App Storeでアプリを提供しているディベロッパーのサービスに対して、クレジットカードがなくても、携帯電話の料金から引き落としが可能なキャリア決済ができるようになります。
NTTドコモ(以下、ドコモ)は、2017年5月23日からspモード®をご契約いただいているお客様に、App Store、Apple Music、iTunes、iBooksでのコンテンツやアプリケーションの購入や、映画レンタルの代金を、毎月の携帯電話のご利用料金とまとめてお支払いいただけるサービスを提供いたします。
新規または既存のApple IDをお持ちの方は、iPhoneまたはiPadから、App Store、Apple Music、iTunesまたはiBooksのアカウント設定画面で、支払方法として「キャリア決済」を選択していただくだけでご利用いただけます。
一度「キャリア決済」を選択いただければ、そのApple IDからの購入は毎月の携帯電話のご利用料金とまとめてお支払いいただけます。この設定は自動的にすべてのAppleのデバイスに反映され、以後お客さまは1クリックでコンテンツを購入することができるようになります。アプリケーション、音楽、映画、テレビ番組、本や雑誌、Apple MusicのメンバーシップやiCloudのストレージプランを簡単、かつ安全にご購入いただくことが可能です。
(お知らせ)App Store、Apple Music、iTunesおよびiBooksで、「NTTドコモのキャリア決済」がご利用可能に
App Store、Apple Music、iBooks、iTunes、iCloudの決済手段として、キャリア決済をご利用いただけます。アプリケーション、音楽、ブックの購入や、Apple Musicのメンバーシップ、iCloudのストレージプランなどを毎月のケータイ料金と一緒にお支払いいただけるサービスです。
docomoのキャリア決済は、iTunesで月額いくらまで利用できるのか?
iTunesでの支払いにキャリア決済を利用する場合、初期設定では月額1万円になっています。
で、ユーザーの利用状況に応じて限度額が変わってきます。
- 契約期間1〜3ヶ月:1万円/月
- 契約期間4〜24ヶ月:3万円/月
- 契約期間25ヶ月以降:5万円/月
キャリア決済とは?
ご存じの方が多いと思いますが、キャリア決済について説明します。
キャリア決済とは、何か商品を購入する際、携帯電話の利用料金と一緒に支払うことができるサービスです。
クレジットカードを持っていなくても、お手軽に後払いで商品を購入できるようになります。
キャリア決済のメリット
「ユーザー側のメリット」と「キャリア側のメリット」を見ていきましょう。
ユーザー側のメリット
クレジットカードがなくても、手軽に決済できること。
キャリア決済があることで、クレジットカードも持っていない子供や、クレジットカードを持てない大人が、お手軽にiTunesやApp Storeで決済が可能になります。
キャリア側のメリット
ユーザーが課金しやすくなるので、手数料が増えることにより、利益が上がります。
ガチャ問題の再来
docomoもキャリア決済に参入することで、ガチャ問題が再来することは間違いないね。
2016年8月18日のエントリーですが、ガチャ問題とキャリア決済について書きました。
当時キャリア決済できたのは、auだけだったんだけどね。
iPhoneでキャリア決済が導入されました。
キャリア決済を使うと、App Store、iTunes、Apple Music、iBooksで購入したコンテンツの支払いを、携帯電話の通信費に合算して支払うことができます。
「コンプガチャ」の復活になるのではと危惧してるのはわたくしだけでしょうか?
今の時点でキャリア決済ができるのは、auのSIMが刺さったiPhoneのみとなっています。
子供のスマホ保有率
小学生から高校生までのスマホの保有率は上昇しています。
ガチャ問題を起こすのは、子供なんだよね・・・
スマートフォン保有率は、小学生では2014年の17.1%から、中学生では41.9%から、それぞれ10ポイント近く増加している。高校生になると、スマートフォンを保有しない割合が、20人に1人までに減っている。
日本のiPhoneのシェアは68.3%
以前のエントリーに詳しく書きましたが、日本のiPhoneのシェアは68.3%あります。
他の国と比べると、めちゃ高い数字です。
MMD研究所のデータによれば、日本ではiOSシェアが68.3%、Androidのシェアが26.9%となっています。
3大キャリアがiTunesやApp Storeの課金にキャリア決済を導入するのは、日本におけるiPhoneのシェアの高さも理由の一つだろうね。
まとめ
docomoがキャリア決済に参入したことで、3大キャリアで契約していれば、キャリア決済が簡単にできるようになりました。
クレジットカードを持っていない子供でも、簡単にiTunesやApp Storeでバンバン課金できてしまうので、正直どうなのって思いますけどね・・
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