書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

中古のアーロンチェアの選び方!

よもやま話

アーロンチェアを購入しました。

PCに向かっている時間が長いので、腰に優しいアーロンチェアをゲットしたのです!といっても中古のアーロンチェアだけど・・

アーロンチェアは、種類がたくさんあって、初めてアーロンチェアを買う場合、どのモデルを選んで購入すればいのか、まず分かりません。

今日のエントリーでは、中古のアーロンチェアの選び方について詳しく書きます。

アーロンチェアとは

アーロンチェアをご存じない方もいると思いますので、簡単に説明しますね。

アーロンチェアとは、アメリカのオフィス家具メーカーである「ハーマンミラー社」が製造しているオフィス用チェアです。

オフィスチェアの中では高価な部類に入っていて、新品で購入すると、なんと11〜20万円もします。グレードによって金額には多少幅があります。

金額は高いのですが、保証はしっかりしています。正規代理店で新品を購入すれば、12年間の保証が付きますからね。中古だと保証はつきません・・・

この値段なんだから、腰に優しい椅子じゃなかったら大クレームなんだろうけど、アーロンチェアは、プログラマーなどの長時間デスクワークをする人たちから、圧倒的な支持を持っている椅子です。

人間工学に基づいた椅子の形状で、骨盤をしっかりサポートしてくれるので、座り心地はメチャ快適です。
また、ユーザの体型に合わせて、細かな調整ができることもアーロンチェアの特徴です。

アーロンチェアの調節機能

以下の項目が調整可能です。アーロンチェアの特徴は、何と言っても前傾チルトです。

  • 座面の高さ調節(ガス圧)
  • リクライニングの硬さ調節
  • リクライニングの範囲設定
  • 前傾チルト
  • アーム高さ調整
  • アーム角度調節
  • ポスチャーフィット調節
  • ランバーサポート厚み調節
  • ランバーサポートの位置調節

前傾チルトとは

座面が前傾方向に約5度傾き、背もたれが床面に対して直角に近い角度になります。前傾チルトを使うと、集中して作業をする際に効果が現れます。

前傾チルト

アーロンチェアのサイズ

アーロンチェアには3種類のサイズがあります。

体型によってサイズが分かれています。中古で出回っているのは、ほとんどBサイズです。

Aサイズ・・・145〜165cm、体重55キロ以下
Bサイズ・・・160〜185cm、体重50〜80キロ
Cサイズ・・・180〜200cm、体重75キロ以上

アーロンチェアの種類

アーロンチェアの種類はいくつかありますが、座面などの基本的な椅子のパーツは同じものを使っています。

では何が違うのかというと、腰をサポートするパーツが異なります。

腰をサポートするパーツには、大きく分けて2つの種類が存在します。

  • ランバーサポート・・・旧モデルのアーロンチェア
  • ポスチャーフィット・・・現行版のアーロンチェア

ランバーサポートとポスチャーフィットの違い

ポスチャーフィットとランバーサポートの違いを説明します。

ランバーサポートとは

ランバーサポート

ランバーサポートは、1994年にアーロンチェアが登場した時から、アーロンチェアに搭載されています。

ランバーサポートは、背骨のS字カーブをしっかり支えてくれる構造になっています。
ランバーサポートは上下に動かすことができますので、背骨のS字カーブの凹んだ場所にランバーサポートが当たるように調整すると、ピンポイントで腰が支えられます。

わたくしは、ランバーサポートの方を気に入って使っています。

ランバーサポートのひび割れ

ランバーサポートは消耗品なので、ヒビが入ってしまうというデメリットがあります。

↓ハーマンミラーのオンラインストアにて、7236円で購入可能です。

クラシック アーロンチェア ランバーサポート キット

↓アメリカのハーマンミラーからポスチャーフィットを取り寄せて自分で交換することもできます。

アーロンチェアをランバーサポートからポスチャーフィットへ交換しました
一日中パソコンに向かって仕事をしている人にとって、椅子は重要です。 体に合っていない椅子は腰痛の原因になります。 ということで僕はアーロンチェアを愛用しています。 2年前にメルカリで送料込み23,000円で購入したアーロンチェアですが、中古...

ポスチャーフィットとは

ポスチャーフィット

ポスチャーフィットとは、ランバーサポートの進化版で、2002年以降のモデルに搭載されています。

腰をサポートするという機能に変わりはありませんが、ランバーサポートが背骨を支えていたのに対して、ポスチャーフィットは骨盤全体を支える構造になりました。

骨盤の場所は、体型による違いがあまりないので、ポスチャーフィットは様々な体型の人に対応したモデルということになります。

実際、ポスチャーフィットのアーロンチェアに座ると、腰全体が支えられている感じがします。が、ランバーサポートと比べると、ピンポイントで腰を支えられている感じは弱いのです。

中古のアーロンチェアはどれがいいの?

中古のアーロンチェアは以下の5つのモデルから選ぶことになります。

  • ランバーサポート フル装備
  • ランバーサポート スタンダード
  • ポスチャーフィット フル装備
  • ポスチャーフィット ライトシリーズ(アームあり)
  • ポスチャーフィット ライトシリーズ(アームなし)

↓それぞれのモデルの特徴を見ていきましょう。

ランバーサポート フル装備

ランバーサポート フル装備について見ていきます。

調節機能はすべて使えます。

  • 座面の高さ調節(ガス圧)
  • リクライニングの硬さ調節
  • リクライニングの範囲設定
  • 前傾チルト
  • アーム高さ調整
  • アーム角度調節
  • ランバーサポート厚み調節
  • ランバーサポートの位置調節

ランバーサポート フル装備

フル装備のアーロンチェアはどんな人にオススメなの?

前傾チルトは、フル装備にしか搭載されておりません。

なので、前傾チルトが必要な方はフル装備のアーロンチェアを購入する以外の選択肢はありません。

中古で5〜7万円くらいで購入可能です。

ランバーサポート スタンダード

ランバーサポート スタンダードは、ランバーサポートフル装備から、前傾チルト機能・リクライニングの範囲設定が省略されているのと、固定アームなのでアームが動きません。

↓スタンダードで省略している機能

  • 前傾チルト
  • リクライニングの範囲設定
  • アーム高さ調整
  • アーム角度調節

ランバーサポート スタンダード

スタンダードでもアーム高さ調整は可能

実は、スタンダードのアーロンチェアでもアーム高さ調整は可能です。
DIYが得意な方なら、アーム高さ調整は簡単にできます。

廉価版アーロンチェアの「固定アームモデル」で、アームの高さを調節する方法!
昨日のエントリーで、アーロンチェアの選び方について書きました。 当初、わたくしはPCでの作業が多いので、アーム(肘掛け)の高さを調整できるアーロンチェアを購入しようと思っていました。 でも、アームの高さ調整が可能なのは、フル装備のアーロンチ...

スタンダードはどんな人にオススメなのか?

ランバーサポートを購入予定の方で、前傾チルトが不要な方は、スタンダードのアーロンチェアがコスパが高いです。

リクライニングの範囲設定は、ほとんど使うことがない機能なので必要ありません。固定アームは、トルクスなどの工具さえあれば、アーム高さは調整できますからね。

スタンダードのアーロンチェアならば、中古市場で3〜5万円くらいで手に入れることが可能です。

ポスチャーフィット フル装備

調整機能は全て使えます。

  • 座面の高さ調節(ガス圧)
  • リクライニングの硬さ調節
  • リクライニングの範囲設定
  • 前傾チルト
  • アーム高さ調整
  • アーム角度調節
  • ポスチャーフィット調節

ポスチャーフィット フル装備

フル装備はどんな人にオススメなのか?

ポスチャーフィットが気に入ってる方で、前傾チルトが必要な方は、ポスチャーフィットのフル装備を購入してください。

中古でも7〜10万円するので、一番高いですが。

ポスチャーフィット ライトシリーズ(アームあり)

ポスチャーフィットのフル装備から、前傾チルト機能が省略されているのと、固定アームなのでアームが動きません。

↓ポスチャーフィット ライトシリーズ(アームあり)で省略している機能

  • 前傾チルト
  • アーム高さ調整
  • アーム角度調節

ポスチャーフィット ライトシリーズ(アームあり)

ライトシリーズ(アームあり)はどんな人にオススメなのか?

ライトシリーズ(アームあり)は、ポスチャーフィットが気に入ってる方で、前傾チルトが不要な方に、オススメです。
中古なら3〜5万円くらいで購入できます。

ランバーサポートのスタンダードと同様に、トルクスや六角の工具を用意すれば、アームの高さ調整は可能です。

廉価版アーロンチェアの「固定アームモデル」で、アームの高さを調節する方法!
昨日のエントリーで、アーロンチェアの選び方について書きました。 当初、わたくしはPCでの作業が多いので、アーム(肘掛け)の高さを調整できるアーロンチェアを購入しようと思っていました。 でも、アームの高さ調整が可能なのは、フル装備のアーロンチ...

中古市場では、ランバーサポートのスタンダードと値段はほとんど変わらないので、「リクライニングの範囲設定」が付いているライトシリーズ(アームあり)の方がオススメかも。

ポスチャーフィット ライトシリーズ(アームなし)

ライトシリーズ(アームなし)は、使い勝手が良くないので、購入しないことをオススメします。アーロンチェアは「アームあり」を選ぶようにしてください。
デスクワークでパソコンを使う場合、アームがないとマジで使い勝手悪いですからね。

ポスチャーフィット ライトシリーズ(アームなし)

まとめ

以上が、中古のアーロンチェアの選び方です。

現行モデルのポスチャーフィットよりも、ランバーサポートの方を気に入って使っている人も、私の周りには何人もいますので、新しいポスチャーフィットが一概に優れているというわけではありません。

前傾チルトが必要な方は、フル装備以外の選択肢はありません。

前傾チルトは不要ならば、「ランバーサポートのスタンダード」「ポスチャーフィット ライトシリーズ(アームあり)」が安くておすすめです。

購入する際は、ポスチャーフィットとランバーサポートの両方に試座してから購入してくださいね。