風船カメラで宇宙撮影する男、岩谷圭介!

日本初の小型風船カメラを使って上空30kmからの宇宙撮影に成功した方です。

宇宙開発という未知の領域に個人で挑戦している姿に感動しました。圧倒的に情報が少ないにもかかわらず、お金も手間もかかることにチャレンジし、現在ではJAXAを除く企業・団体・研究機関より高い高度へ飛行を成功させ、新規で開発した機器を導入しています。

岩谷圭介氏の軌跡

1986年福島県生まれ。29歳です。

大学在学中にアメリカで風船にカメラをつけて飛ばしたというニュースを見つけ、活動を始めます。当初はネットにも情報はなく、資金もないため100円ショップにあるものを使って機体を制作していたそうです。

大学卒業後の2012年9月29日、11号機の試作機にて、日本で初めて上空30kmからの風船による宇宙撮影を実現しました。

2013年、札幌日大高校で講師を務め、学生による宇宙撮影の成功に導きます。

その後も風船カメラの開発をおこない、民間で世界最高高度の記録を樹立。

現在65機以上の打ち上げを行っています。

風船宇宙撮影 Fusen Ucyu Project

岩谷圭介氏の自己紹介です。

風船を使って宇宙を撮影しています。風船なんかで宇宙が見れるなんて不思議ですよね。

私は日本で初めて風船による宇宙撮影(スペースバルーン)を成功させた個人です。だれもやったことがない事だったので、装置は自分で発明・設計実験をしてきました。現在ではJAXAを除くすべての企業・団体・研究機関より高い高度へ、新しく開発した様々な機材を投入しています。

設計や発明というと大掛かりなものを想像してしまいますが、個人でやっているので当然大層な施設があるわけでもなく、誰でも持っているもの、手に入るものを使って制作しています。世にないものが必要な時には新しく開発することで乗り越えてきました。

私の切り開いた風船を使った宇宙撮影で、もはや宇宙は一部の国家やお金持ちのものではなくなりました。

私の挑戦を通して、宇宙をとても身近に、そして夢はすぐそこに広がっていることを感じてもらえたら嬉しいです。

そして、夢を追う若者が増えていくことを願っています。

岩谷圭介氏の記録

  • 2012年、個人初の日本の上空30kmからの空撮に成功
  • 2013年、民間の高度世界最高記録を保持。高度4.8km。
  • 2014年、世界初の初日の出の上空30kmからの撮影に成功。
  • 2014年、日本初のデジタル一眼カメラによる宇宙撮影を成功。
  • 2014年、世界初のシネマカメラによる宇宙撮影を成功。
  • 民間の打ち上げ回数日本一。65回以上達成。

岩谷圭介

ふうせん宇宙撮影とは?

ヘリウムガスを充填した高高度気球(ふうせん)を使って成層圏からの撮影手法です。

高度30kmから48kmまで到達します。ペイロードとして撮影装置やGPSなどの機器を搭載しています。ペイロードとは、航空分野で積載物や貨物のことを指します。

高高度気球は空高く上がるにつれ気圧の低下によって膨張するため、成層圏に入る頃には数百倍に膨張して破裂します。すると、ペイロードの落下が始まり地球大気に突入し、上空1.5kmあたりからパラシュートによって減速装置が働き、時速20kmの速度で地表に落下します。フライト時間は2〜3時間。

着陸後はGPSを頼りに回収します。ジェット気流の影響で100km以上流されることもあるようです。

成層圏

地上から10kmまでの空気の層を対流圏と呼び、それより上の地表から10〜50kmを成層圏と呼びます。雲があり雨が降るのが対流圏で、成層圏は雲もなくいつも晴れています。空気のない宇宙への入り口です。

スペースバルーンとの違い

海外では、成層圏での高高度気球を使った映像撮影を行うスカイスポーツのことをスペースバルーンといいます。2006年、ケンブリッジ大学の学生が始めたのが最古のものです。

気球が成層圏で膨張のため破裂して、ペイロードが地上に戻ってきたら回収するという点では同じなのですが、次の2点の理由により、海外のスペースバルーンよりも高度な精度を持った機器が搭載されています。

  • 日本の国土は山や森林の面積比率が高い点
  • スペースバルーンはジェット気流の影響で100km以上流されることも多く、日本は東西に狭く偏西風の影響が大きい点

日本の法令の規制

日本でスペースバルーンを飛ばすには、国内法が整備されており、申請が受理された上での実施となります。

航空機への影響を考慮し、航空法を元に関係機関との調整が必要です。また、電波法に則ったGPS機材を利用しなくてはなりません。

宇宙空間へのポータルを目指す堀江貴文氏

民間で宇宙開発をおこなっている方で有名なのは堀江貴文氏ですよね。

やっていることは「安全だけど安くて性能の悪いロケット」を作ることで、現在ロケットに乗ると70億円かかるのを1000万円くらいで宇宙へ行けるようにするというお話です。宇宙へ誰でも当たり前に行けるようにするという壮大な夢を持っています。

堀江氏のロケットと岩谷氏の高高度気球では規模は違いますが、二人の共通しているところは、「身近にある一番安い部品を使って作ろう」という発想です。

新しいビジネス展開

堀江貴文氏が考える宇宙ビジネスはアイデアに満ち溢れています。

  • 近い将来可能なものとしては、地球の周囲を周回する軌道で飛行して宇宙ホテルに泊まるビジネス。
  • 小型のリモートセンシング衛星(地球の観測に使う人工衛星)をたくさん打ち上げ、天気予報の精度は飛躍的に上げる。
  • 少し遠い未来の話では、ウラン鉱石がある小惑星を見つけて、そこで原子力エンジンを搭載したロケットを組み立てて太陽系の外に打ち上げる。これにより、隣の恒星系に行ける可能性がでてきます。
  • 小惑星をスペースコロニーに改造して、地球と木星との間を回る軌道に投入してクルーズ船というかクルーズ星にするなんてことも考えているようです。

宇宙開発やっているITの面々

イーロン・マスク

スペースX

ジェフ・ベゾス

ブルーオリジン

ポール・アレン

ストラトローンチ・システムズ

ジョン・カーマック

アルマジロ・エアロスペース

スペースバルーンをやってみたい方へ

岩谷圭介氏のウェブサイトでやり方を情報公開しています。オープンソースでこういう情報を公開しているところが素晴らしですよね。

宇宙とは個人では到底不可能に思える対象です。その不可能の象徴である宇宙を自分自信の力で触れることが出来るということを体験して欲しいのです。宇宙が成功できれば、どんな事柄でも挑戦できる、そう思える仲間を増やしていきたいのです。

「やってみる。」から、はじめよう。

やってみる事で夢を実現する人々が増えていくことで、世界はもっと素晴らしい場所になると私は信じています。そのために、宇宙撮影の情報を提供しているのです。

このような精神のもと、宇宙撮影のHow To情報を公開しております。

インスタントラーメンのように、買ってきてお湯を入れればさあ出来上がり、という体験を提供するために公開しているのではありません。スペースバルーンを成功させるためには、何度も実験を行い、知識を蓄えていかなくてはいけません。

苦労して成功させるまでのステップを踏むことで、挑戦の一つのケースとして利用してほしく思っております。

最適な場所の選び方、関連する法令、必要な部材、保険の入り方などが詳しく説明されています。

疑問点などもあればサイトで受け付けているそうなので、興味のある方はトライしてもいいですね。

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