Amazonに死角なし!ついに貨物機を導入

米Amazonが貨物機のオペレーションを始めます。

Amazonの物流量は年々増加しており、配送に関して融通の効く自前の貨物機を導入することで、米Amazonは、UPS(United Parcel Service, Inc)やFedExなどの大手物流への依存度を減らすことが可能になります。

8月4日に、Amazon貨物機がシアトルにあるボーイングの工場で、プレス向けに公開されました。Amazon貨物機の機体には「Prime Air」の文字が入っています。今後、どこの空港に行っても、FedExのようにAmazon貨物機を見るようになりそうですね。

Prime Air

アマゾン、貨物機40機体制 自前の物流網を強化

米アマゾン・ドット・コムは5日、自社の貨物輸送用に運用するボーイング767型機を現在の11機から今後2年程度で40機まで増やすと発表した。UPSやフェデックスといった物流大手への依存を減らし、自前の物流網を築く準備を進める。

米国ではアマゾンの有料会員は増え続けており、ネット通販も好調。自前の物流も選択視として持ち、外部委託との間でシステムが自動で最適な方を選ぶ体制にしようとしている。トラックや船なども自前で運用し始めている。

「Air Transport Services Group」と「Atlas Air Worldwide Holdings」の2社とリース契約をかわして運行することになりますが、これは以前から準備していました。

2016/3/10 米アマゾン、ボーイング機20機をリース契約-自前の航空網を構築 → 「Air Transport Services Group」との契約

2016/5/7 アマゾン、米航空リース大手と提携 貨物機20機の提供受ける → 「Atlas Air Worldwide Holdings」との契約

両社の契約は米ボーイング製の貨物機の10年間の機体リースと、7年間の運営受託を組み合わせたものになっている。乗組員、維持管理、保険など運営に必要なサービスを7年にわたりアトラスが提供する。さらに3年間の延長も可能だが、基本的に7年の間にアマゾンがノウハウを吸収し、自社物流に移行していく可能性が高い。

自社で貨物機を飛ばすだけの貨物の取扱量

Amazonで輸送を担当するDave Clark副社長は、「Amazonは自社の荷物だけで貨物機を飛ばすだけの荷物取扱量がある」と明言しています。

商品の流通量が増えたことに加えて、米Amazonでは、ここ1年でプライム会員数が著しく増加しています。

アメリカのような広い国土を持っている国でも、プライム会員に入れば、送料無料で2日以内配送の特典が受けられます。自社の貨物路線を持つことで、さらにプライム会員の利便性を高めて、プライム会員の顧客満足度を上げていくという戦略なのでしょう。

米Amazonのプライム会員数

Amazonからの公表はありませんが、米調査会社コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ(CIRP)によると、2015年12月末の米Amazonのプライム会員数は5400万人と推計しています。
1年前は4000万人でしたので、およそ35%増加しています。

米Amazonは年会費が99ドルなので、年会費だけでおよそ50億ドル(約6000億円)の収入があります。この潤沢な資金がバックにあるからこそ、今回のような貨物機のリースという技ができるんだろうね。

楽天に爪の垢でも飲ませて欲しいと思うのは私だけではないはず。

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米Amazonのプライム会員の特典

米Amazonのプライム会員の特典は、日本とほとんど変わりません。アメリカのような国土の広いエリアにも関わらず、送料無料で2日以内の配送は驚きです。プライム会員の会費は年額99ドルと高いけどね。

米Amazonのプライム会員と比較すると、日本のプライム会員の会費3900円って安すぎます。

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宅急便のネットワークが発達している日本

日本の国土は、アメリカのように国土が広いわけではないので、配送に関して、貨物機を自前で用意する必要はなさそうです。既存の宅急便のネットワークを駆使すれば翌日配送は維持できますからね

首都圏から日本全国に荷物を送る場合はどんなルートがあるのでしょうか?ヤマト宅急便のネットワークを見てみましょう。

  • 首都圏から北海道・・・大型トレーラー + カーフェリー、JR貨物、飛行機
  • 首都圏から四国 ・・・大型トレーラー
  • 首都圏から九州 ・・・大型トレーラー、JR貨物
  • 首都圏から沖縄 ・・・飛行機

日本のAmazonプライムの翌日配送

日本のAmazonプライムはAmazonの倉庫から発送しますので、宅急便のネットワークが発達している日本のような狭い国ならば、離島でもない限り、翌日配送が可能なのです。

なので、年会費は3900円で据え置いて欲しいですよね。

Amazonの倉庫がどこにあるかというと、

Amazon.co.jpでは現在、東京、札幌・仙台カスタマーサービスセンターのほか、小田原、市川、多治見、堺、鳥栖などのFC(フルフィルメントセンター:倉庫および配送センター機能)を拠点にビジネスを展開しています。 (2015年10月現在)

今後のAmazonの配送はどうなる?

プライム会員が優先されることになるはず。
プライム会員ならすぐ届くのに対して、非プライム会員だと多少待たされるといった、配送の差別化が行われ、年会費を払っているプライム会員優先という状況になっていくでしょう。

配送用のドローンの実験も行われているし、今後のAmazonの配送は楽しみですね。

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