Amazonによるホールフーズ買収で、インスタカートはどうなる?

Amazonが137億ドル(約1.5兆円)でホールフーズを買収しました。

ホールフーズとは、1978年に設立された自然食品、オーガニックフード、ベジタリアンフード、輸入食品などを取り扱う高級スーパーです。
2016年時点で、全米に460件以上の店舗があります。日本のOisixや成城石井のようなポジションというと分かりやすいかも。

Amazonはホールフーズ買収を買収することで、富裕層の顧客に対して食料品を販売するチャネルを強化できることになります。

アマゾン、ホールフーズを137億ドルで買収-食品販売に本格参入

電子商取引大手の米アマゾン・ドット・コムは自然食品スーパーマーケットチェーンを運営する米ホールフーズ・マーケットを、債務も含め137億ドル(約1兆5200億円)で買収する。アマゾンにとっては過去最大規模の買収となる。全米で数百店舗を抱えるホールフーズの買収で、アマゾンはスーパーマーケット実店舗展開を一気に加速させる。

主戦場は店舗受け取り、アマゾンのホールフーズ買収 崩れる倉庫と店舗の垣根

国土が広大で店舗も広い米国では買い物に時間がかかる。日本のように安さを求めスーパーを何軒も回ると1日が終わる。一方、生鮮食品の宅配も時間が読みづらく無駄が多い上、コストも高い。買い物代行や店舗受け取りには巨大な需要がある。

米小売業最大手のウォルマートは事前にネット注文した生鮮品の店舗受け取りサービスを600拠点以上に急激に広げている。自動受け渡しマシンも開発中で、一部の商品では受取割引も受けられる。米食品スーパー最大手のクローガーもネットで事前注文すると商品を指定時間に駐車場でまとめて受け取れるサービスを500店以上で始めている。

ホールフーズも米買い物代行ベンチャー、インスタカートを使った受け取りサービスを展開している。同社は物流倉庫は持たず、店舗を倉庫のように使う。消費者は同社のアプリを使ってネットでホールフーズなどの提携先スーパーの商品リストの中から買いたいものを選ぶ。インスタカートが仲介した代行者が買い物を済ませ宅配するか、店舗内のロッカーに預けて後で受け取る仕組みだ。

このニュースを見て、インスタカートはAmazonに飲み込まれるということを確信しました。
今日のエントリーは、Amazonによるホールフーズ買収で、インスタカートはどうなるかについてです。

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インスタカートとは?

インスタカートってご存知ですか?

インスタカート

2012年にサンフランシスコで始まったスタートアップで、サンフランシスコやニューヨークなどの大都市で展開している、お買い物代行サービスです。

ネット上から注文すると、代行スタッフがお買い物をして、当日届けてくれるサービスを提供しています。1回の注文で35ドル以上を購入すると、2時間以内の配達サービスを3.99ドルで受けられます。

アメリカは、日本のような駅前にスーパーが集中しているような環境ではないので、お買い物の時間を節約したいという消費者のニーズをガッチリ掴んでいる模様。

停滞するネットスーパー事業と急成長するインスタカートの対比

現在はホールフーズ、トレーダー・ジョーズ、コストコ、クローガー、セーフウェイなどの大手スーパーチェーンと提携し、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴなど、米国内の15都市でデリバリーサービスが展開されている。2014年度の総収入は1億ドルを超して、前年比で約10倍の成長を遂げている。
スーパー側にしてみると、インスタカートと提携することにより、自前のリソースを使わずにデリバリーサービスを実現できるようになる。また、配達員は、店に雇われているのとは違うため、依頼者のために、同じ陳列棚にある商品でも、できるだけ鮮度の高い商品を探そうとすることが、サービスの向上に繋がっている。

Amazonによるホールフーズ買収で、今後のインスタカートはどうなる?

Amazonに飲み込まれることになりそうです。
AmazonのPrime Nowは、インスタカートと被りますからね。

Prime now

Amazonには、1〜2時間以内で商品を届けるPrime nowと呼ばれるサービスがあります。
配送料は、1時間以内なら有料、2時間以内なら無料となっています。

さらに、アメリカならAmazon EchoがPrime Nowに対応しています。

「コレとコレ買っといて!」Amazonのボイスアシスタント「Alexa」、2時間以内に届くPrime Nowに対応(アメリカで)

現在アメリカで、2時間以内の荷物の無料配達を提供しているPrime Now。そして「Echo」や「Echo Dot」などのAlexaに対応したデバイスに「あれとそれとこれをよろしく!」と声で頼めば、対象商品なら2時間以内に速攻で届くってわけ。またシアトルやコロンバス、シンシナティなど一部都市ではワインやビールなどの注文も可能です。

Amazonによるインスタカート買収

Amazonによるインスタカート買収があってもおかしくないと思いませんか?
2015年のデータによると、インスタカートの時価総額は20億ドル(2350億円)です。今回のホールフーズの買収が137億ドル(約1.5兆円)なので、Amazonにすれば、いつでも買収できるはず。

インスタカートの顧客ごと買収して、AmazonのPrime Nowに取り込むメリットはAmazonにはあります。

ユーザーの視点に立つと、ホールフーズの食料品がAmazonのサイトから購入できる方が使い勝手はいいはず。Prime Nowのサービスが使えると、2時間以内なら送料無料になるからね。

ホールフーズの食料品は、今後、Alexaを搭載したDash Wandとも連携していくことになるでしょう。

米Amazonの快進撃が止まりません。 音声アシスタントAlexaを搭載したキッチンに設置する端末「Dash Wand」が登場...
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