書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

Amazon送料が改悪!プライム会員の年会費も絶対値上げ・・

AmazonECビジネスモデル

Amazonの送料が、一定以上購入しないと有料になるようです。

プライム会員は今までどおり無料なので、プライム会員の人は関係ないと思ってませんか?

只今Amazonでは、絶賛プライム会員の囲い込みを行っていますので、送料無料になるプライム会員にみんなが移行したら、プライム会員の年会費を絶対値上げしますって。

じゃなきゃプライム会員向けにFireタブレットを4980円で売ったりしませんから。

要するにAmazonはBtoCの鵜飼ビジネスなんですよね。こんな感じになると思われます。

  • お得な金額設定でサービスを利用させる → 囲い込んでいって、競合を徹底的につぶす → 徐々に会費を値上げをしていく

鵜飼ビジネス

鵜飼ビジネスとは、顧客を囲って、抜けられなくなったタイミングを見計らって、どんどん値上げをしていくというやつです。

実は、鵜飼ビジネスには「BtoB」と「BtoC」があるのをご存知ですか?

BtoBの鵜飼ビジネス

鵜飼ビジネスというと、楽天やリクルートをイメージする方が多いと思います。

楽天では楽天市場で小売店を囲い込んでるし、楽天トラベルでホテル・旅館などを囲い込んでいますよね?

リクルートでも、ホットペッパーで美容院・飲食店、カーセンサーで自動車販売会社、ゼクシーで結婚式関連の会社など、様々な分野で囲い込みを行っています。

このように楽天やリクルートは、基本的にBtoBの鵜飼ビジネスなのです。

小売店や実店舗から搾取するというシステムになっています。

Amazonの鵜飼ビジネスはBtoC

Amazonの鵜飼ビジネスはBtoBとBtoCを両方持っています。

例えば、AmazonマーケットプレイスはBtoBの鵜飼ビジネス。古本はマーケットプレイスで購入しますよね?それ以外の商品もマーケットプレイスで購入することができます。

楽天やリクルート同様、小売店から手数料を搾取するという構造です。

これに対して、プライム会員のビジネスモデルはBtoC。一般ユーザーがプライム会員になってAmazonへ年会費を払います。

プライム会員向けのサービスはハンパなく便利です。これがクセモノなんだけどね・・

プライム会員の特典は下に書きますが、これだけのサービスが年間3900円なので、他のサービスはどんどん潰れていくはず。で、他のサービスを潰してから値上げするといういつものパターンです。

Amazonに対抗できるECサイトがないことが1番怖いよね。楽天とYahooショッピングじゃ太刀打ちできないもの。

Amazonプライムにみんなが入って、抜けられなくなったところで、今度は年会費の値上げが待ってる。という典型的な鵜飼ビジネスになっていると思われます。

プライム会員の特典

  • 送料無料(お急ぎ便も含む)
  • プライムビデオ見放題
  • プライムミュージック聴き放題
  • プライムフォトは、クラウドに制限無しでバックアップ可能
  • 先行タイムセール
  • Amazonパントリー
  • Kindleオーナーライブラリー(毎月1冊、電子書籍が無料で読める)

Amazonの送料

Amazonプライム
では今回、Amazonの送料にどのような改悪があったのか見てみましょう。

2016年4月5日までの送料

今までは、非プライム会員でもほとんどの商品の送料が無料でした。プライム会員じゃなくても、結構便利だったんだよね。

  • 非プライム会員でも、通常配送となっているものは送料無料
  • 非プライム会員は、当日お急ぎ便(514円)、お急ぎ便(360円)、お届け日指定便(360円または514円)は有料
  • Amazonプライム会員なら、当日お急ぎ便などを含むすべての送料が無料

2016年4月6日以降の送料

  • 非プライム会員だと、2000円以上購入しないと350円の送料が発生
  • 書籍に関しては金額に関わらず送料無料。hontoや楽天ブックスなどの競合が送料無料だからね
  • あわせ買いは2500円から2000円に値下げされました。一度も使ったことないけど・・・
  • プライム会員は今までどおり送料無料。

米Amazonは49ドル購入で送料無料

米Amazonプライム

今回の兆候は2016年に2月にありました。

2016年2月に米Amazonでは、非プライム会員向けの改定を行い、送料無料の条件として最低購入価格を49ドルへ引き上げましたからね。

米Amazonでもプライム会員なら送料は無料です。

でも米Amazonのプライム会員は99ドルだからね。日本が安すぎます。

安すぎる日本のAmazonプライム!
米Amazonでは、非プライム会員向けの無料配送の条件が変わります。 米Amazon、無料配送の最低注文金額を49ドルに引上げ Amazonは、たとえPrimeメンバーでなくても、一定金額以上の注文で無料(かつ遅い)配送を提供している。最低...

日本のAmazonプライム会員

2015年はプライム会員向けのサービス向上の元年でした。

推移はこんな感じです。

  • 2015年9月 プライムビデオ見放題サービスが始まる
  • 2015年9月 Amazonパントリーが始まる
  • 2015年11月 プライムミュージック聴き放題サービスが始まる
  • 2015年11月 注文から1時間以内または2時間以内で配達する「Prime Now」が始まる
  • 2016年1月 プライムフォトが始まり、写真はクラウドに制限無しでバックアップ可能

わたくしも2015年9月にプライムビデオ見放題が始まるのを契機に、プライム会員に入りました。

プライム会員に入ると、Fire TV Stickが980円だったり、Fireタブレットが4980円というのも魅力的でした。

わずか年間3900円なので月額325円です。この金額で様々なサービスを受けられるのは非常にお得ですよね。

今後のAmazonプライム会員

近いうちに絶対に値上げがあります。

年間3900円は安すぎだもん。米Amazonは99ドルだからね。

実は2015年9月にプライムビデオやプライムミュージックのサブスクリプションが導入される時に、値上げがあるんじゃないかと言われていました。今のところ据え置きになっているだけだと思われます。

競合サービスが必要

競合サービスがあれば、値上げに歯止めがかかります。例えば、今回の送料の料金改定でも、書籍に関しては金額にかかわらず無料です。これは他の競合サービスが送料無料を打ち出しているからです。

「ヨドバシ.com」は最近頑張ってますから、是非とも頑張ってもらいたいです。

他に代替できるサービスを見つけておかないと、Amazonに囲われてしまします。いくらAmazonが便利でもどっぷりは危険ですからね・・

月額プラン登場!今後のAmazonプライムどうなる?
米Amazonで新しい動きがありました。いよいよ競合つぶしが始まります。 Amazonの送料・手数料・お急ぎ便が無料になる会員制プログラム「Amazonプライム」に、従来の年間プランに加えて新しく月額プランが登場しています。同時に会員向け動...
Amazonジャパンが、プライム年会費を値上げしない理由
日本のAmazonプライムの年会費はずっと3900円で値上げが行われておりません。 年会費を3900円払えば、次の特典を受けることができるので、めちゃコスパが高いです。 「配送特典」「プライム・ビデオ」「プライム・フォト」「Amazonファ...