書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

420円のインドの激安スマホ「Freedom 251」

Androidアプリインターネットビジネスモデル

約420円で購入できるスマホがインドで登場しました。

「Freedom 251」という機種で251ルピー(約420円)になります。

Ringing Bells というインドのスタートアップからの発売です。

サイトはサーバーがダウンしてることが多く、なかなか繋がりません・・

スペックを見るとFreetel のPriori3よりやや劣る感じ。LTEとカメラのスペックを落としたというとわかりやすいかも。

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でも420円って、インドの物価がいくら安いとはいえ、破格の値段です。

ちなみにインドの平均月収は手取りで25000円。日本は240000円なので、およそ十分の一。

まあインドの場合、人口は12.5億人と多いし、大学進学率も5%程なので、平均といっても実態にどこまで即しているか分からないけど。

インドのスマホのシェア

Freedom 251
インドの平均的なスマホの金額は、1万ルピー弱と言われています。日本円で約1万7千円。

2015年 第2四半期のインドのスマートフォンのメーカー別シェアを見てみます。どこのメーカーが多いのかというと↓

  1. サムスン 23%
  2. Micromax 17%
  3. Intex 11%
  4. Lava 7%
  5. Lenovo 6%
  6. その他 37%

インドのスマホシェア

Xiaomi はトップ10に入っていないです。Xiaomi Mi4i はインド向けに開発されたということなんだけど、インドの物価考えると、高級機種だもんね。

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Ringing Bells のミッション

どこの国でもスマホを普及させるんだーという熱い想いを持ったスタートアップが頑張っていますね。こういう会社が出てくるのは本当に嬉しい!

日本もFreetelが、激安にもかかわらずスペックがしっかりしたスマホを販売しています。

Ringing Bells のウェブサイトを見ると、めっちゃかっこいいことを言ってるんです。

  • VISIONとして、「明るい未来のための革新的なソリューションを提供しています」
  • MISSIONとして、「最低のコストで最高の品質と最高のサービスを提供します」

「Freedom 251」のスペック

スペックを見る限り、全然悪くないですよ。

画面タッチのセンサーはどんなの使ってるんだろうね?

ディスプレイ

4インチ qHD(960×540px)液晶ディスプレイ

CPU

1.3 GHz Quadcore Processor

OS

Android 5.1 Lolipop

バッテリー

1450 mAh

カメラ

320万画素のリアカメラ(オートフォーカス機能付き)

30万画素のフロントカメラ

メモリ

1GB RAM

ストレージ

8GB(SDカードで32GBまで増設可能)

回線速度

3GとGSM(2G)に対応しています。さすがにこの価格じゃLTEは無理だよね。

どんなビジネスモデル?

SIMフリー端末なのか、どこかのキャリアのひも付きなのか分かりませんが、普通に考えたら、通信費で端末代をカバーするビジネスモデルだよね?

そう考えるとあんまり安いという感じがしなくなります。通信費で端末代を回収する元祖は、ソフトバンクですからね。

日本市場の「実質0円」

日本の「実質0円」だと2年縛りはあるものの、タダで機種はもらえます。

日本の場合、通信費が高いので単純な比較はできないんですけどね・・

「実質0円」も「一括0円」も2月に入ってめっきり数が少なくなってしまいました。総務省の覆面パトロールがあるようですからね。

「実質0円」ってのは端末は実質タダです。「一括0円」なら、端末をタダで貰った上に、通信費がざっくりですが7000円→4000円/月 ということになります。

こういうビジネスモデルは、日本で身近にあるからあまり驚きません。

インドのインターネットインフラ

人口12.5億人いるにもかかわらず、スマホの普及率はわずか27%。今後、競争が激化するはずです。

LTEエリアは?

インドで発売される3台に1台はLTE端末だから、エリアは広がっています。

インドの2015年Q3スマートフォン出荷台数は2,830万台、3台に1台はLTE端末に

キャリア最大手のバルティ・エアテルは、2015年8月より、全国296年でLTEのサービスを提供しています。

Facebookの「Free Basics」の取り組みは中止に

「Free Basics」を知らない人のために説明すると、インターネット普及促進を目的に、Facebookが取り組んでいるサービスです。Facebookは、各国の通信事業者と提携して30カ国以上でFree Basicsを展開しています。

テキストのみ表示する軽量Facebookや、英BBCのニュースサイト、検索エンジン「Bing」などのインターネットサービスへのアクセスを無料で提供しているのです。

Facebookは、インド国内で、リライアンス・コミュニケーションズと提携してサービスを行っていましたが、2015年12月にインド電気通信規制庁(TRAI)より要請があって中止になりました。その後2016年2月に完全にサービスは中止となって、インドで「Free Basics」を利用することはできません。

インド政府は、国内の通信業者を守らないといけないからFacebookを閉め出したんでしょうね。このあたりは中国政府と同様に賢いです。

Googleがインドで行う事業

駅構内でのWi-Fiサービス。インド国鉄の通信事業部門ReilTelと提携して、駅構内へのWi-Fiのインフラを提供します。最終目標はインド全土の400駅を網羅することです。

インドのモバイル事情:「モバイル・ファースト」かもしれないが、通信速度はシンガポールの16分の1

インドのテクノロジースタートアップについて話すと必ず聞くのが「モバイル‐ファースト」というフレーズだ。eコマースからデータアナリティクスまで、どの会社もモバイル対応やモバイルのみ対応などと謳っている。だが実際のところ、インドのモバイルインターネット通信は先進国と比べると非常に遅い。たとえば、インドのモバイル通信速度は、シンガポールの16分の1に留まる。

インドのモバイルインターネット接続における平均ダウンロード速度は1.1 Mbit/sなのに対し、シンガポールでは16.7 Mbit/sである。アメリカの平均モバイルインターネット通信速度は6.7 Mbit/sで、イギリスは5.6 Mbit/s、そしてドイツは5.9 Mbit/sである。世界で最も速い平均モバイルネットワーク速度はデンマークの21.6 Mbit/s、シンガポールの16.7 Mbit/s、そしてスイスの16.5 Mbit/sである。

関税が高いインド

インドは税制上、海外製品のスマホにはめちゃめちゃ高い関税がかかるようになっています。

年末のニュースでしたが、インドでiPhone5sの価格が44,500ルピー(約8万円)から24,999ルピー(約4万5,000円)へと大幅に値下がりしました。

スペックを考えたら激安の Xiaomi Mi4iでも苦戦しているので、国内のシェア23%を占めるサムスンは激安で販売してるんだろうね。

今後、インドでスマホが普及するにあたっては、インド国内で製造するメーカーでないと採算がとれる端末を作ることは難しいですね。

「Freedom 251」のような端末がたくさん出てきそうです。