最近何かとVR(仮想現実)とAR(拡張現実)が話題になっています。
Oculus Rift の出荷は2016年3月からなので、一気に広まっていきそう。
Oculus Rift などのハードウェアが登場することによって、VRのコンテンツも増えていくはずですが、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)って、一体何が違うのでしょう?
読者の方はそんなの知ってるという方も多いと思いますが、ご存じない方もいると思うので簡単に説明しますね。
「VR」(仮想現実)とは
現実の世界ではなく、コンピュータで作った3Dの世界に自ら飛び込むテクノロジーです。
映画やゲームに向いています。
映画だと「アナと雪の女王」とか最近だと「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が3Dで上映されています。
VRは、オキュラスリフトのようなヘッドセットを付けるので、自宅のリビングなどで体験することが多いです。
「AR」(拡張現実)とは
現実世界を拡張するテクノロジーです。
バーチャルなものをユーザーの現実世界に重ねるというイメージです。
代表するデバイスはGoogle Glassで、レンズ越しに写真や動画を見たり、Googleマップのナビを表示させたりできるウェアラブルデバイス。
コンタクトレンズも絶対出てくるはずです。ウェアラブルデバイスだから日常生活で利用できることもあり、VRよりも圧倒的なユーザーを見込めると言われています。
用途も様々あって、Google Glass越しに、以下の様な日常生活の場面で使えることになりそうです。
- ネットショッピング
- テレビ電話
- ウェブ検索
- 動画
- 広告
- 車のナビ
- 読書
「VR」と「AR」のヘッドセットの違い
「VR」は、ヘッドセットを被るため完全に閉じた世界に浸ることになります。だからゲームや映画に向いてるんだよね。ゲームに没頭するときは「VR」の方が楽しい。
それに対して「AR」は、ウェアラブルデバイス(Google Glassなど)なので、日常生活の中で使えます。世界に浸るのではなくて、周りを見渡す事が可能なので、車を運転しながらといった使い方ができます。
2016年は「AR」と「AR」の元年
VR元年
Oculus Rift の出荷も2016年3月から始まるし、2016年はVR元年になりますね。
PCのスペックも相当高くないとダメっぽい。
Oculus VRの公認PC「Oculus Ready PC」の予約も受付が始まっています。
VRの普及は?
2020年頃に一気に普及すると言われています。
AR元年
magic leapというアメリカのスタートアップは、プロダクトが非公開にもかかわらず、時価総額5000億円ですって。
ARの普及は?
VRより時間がかかると言われておりますが、今のテクノロジーの進化のスピードを考えると、ほとんど変わらなそう。VRが普及する2020年には、かなり一般的になってると思いますがどうなんだろう?
「VR」「AR」に投資するIT企業
投資額がすごいことになってます。
Facebookが20億米ドルをOculusへ投資し、Googleは5億4200万米ドルをMagic Leapへ投資しています。MicrosoftもHoloLensにかなり投資をしていますからね。
Facebook と Oculus
VRに投資しています。
2014年3月に、他社よりも早い段階でFacebookはOculusへ投資しているので、VRの分野ではかなり有利なポジションにいる。
Google と magic leap
ARへ投資しています。
2014年10月に、Google Glassに親和性の高いmagic leapへに投資しています。
Magic Leap、グーグルが5億4,200万ドルを投資した新興企業
Microsoft の HoloLens
ARに投資して、自ら開発しています。
スマホのOSでシェアが全然取れなかったから、ARへ力を入れているのでしょう。
HoloLensはMicrosoftが開発しています。
Apple の VRデバイス
2018年にリリースされると言われていて、社内ではVRの専門家のチームを組んでいるようです。
Oculus Riftと較べると、かなり出遅れた感は否めない。
View-Master Virtual Reality Starter Pack
ハコスコのようなもので、お手軽にVRの体験ができます。アメリカのAppleStoreで29.95ドルで発売されています。日本のAppleStoreでも早く出して欲しいね。
「VR」ヘッドセットの価格破壊
Oculus Rift の価格は599ドル(税別、送料別)なので、日本から注文すると、約94,600円とかなり高め・・為替レートおかしいよ。。
Samsung Gear VR は、米Amazonで99.99ドル。残念なことに日本への発送はできない模様。
あと1年も経てば価格破壊した機種が出てくるはず。GoProだってほぼ同じ性能の商品が数千円で買えちゃうもんね。
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