メタップスは、8月28日にマザーズに上場してから事業が加速している感がハンパないです。
前々からある「アプリ解析ツール」だけでなく、人工知能(AI)や、動画広告配信プラットフォームなど、次々に新しいサービスを立ち上げています。
2015年2月にシリーズCで43億円の資金調達をしましたので、8月の上場は何で?って感じでしたが、事業拡大のための追加資金が必要だったということなんですね。かなり広い分野でマーケットを取りに来てます。
SPIKEでPay-easy(ペイジー)
上場以降、当サイトでも何度もご紹介してきたSPIKEを始めとした「フィンテック」はあまり元気が無いようでしたが、新しいサービスを投入してきました。
クレジットカードの手数料が無料になるサービスSPIKEで、Pay-easyが利用できるようになりました。決済手数料は業界最安値水準2.95%とのこと。
料金プランを見てみると、
- 初期費用 :0円
- 月額固定費:0円
- 決済手数料:2.95%※+30円(+税)
でもPay-easyって使ったことないな・・
Pay-easy(ペイジー)とは?
公式サイトを見てみますが、正直何がいいのかよくわかりません。
ペイジーとは、税金や公共料金、各種料金などの支払いを、金融機関の窓口やコンビニのレジに並ぶことなく、パソコンやスマートフォン・携帯電話、ATMから支払うことができるサービスです。
ペイジーは、「Pay-easyマーク」Pay-easyが付いている納付書・請求書の支払いや、支払い方法として「ペイジー」が選択できるサイトでの料金の支払いなどに利用できます。
決済手数料
Pay-easyの利用状況は?
平成21年度に約5.72兆円 → 平成26年度には11.9兆円と、約2倍に。
取り扱い件数も平成21年度の3820万件 → 平成26年度6180万件と、約1.6倍。
めちゃくちゃ増えてます。
日本人ってこういうガラパゴスなサービス好きですよね。わたくしは、ネットで何か購入する際、クレジットカードかネットバンキングです。その他のサービスって使った記憶が無いです。どんなユーザーが使うのかシミュレーションしてみます。
クレジットカードを持ってない層
20歳以下や、20歳以上でもクレジットカードを持っていない人の利用が多いということでしょう。リテラシー低めの人たちが多いはず。
だって、クレジットカードを持ってなくても、リテラシーの高い人達は、ネットバンキングを使う人が多いはずですから。住信SBIネット銀行なら他行への振込手数料も月3件無料だし、三菱東京UFJ銀行や楽天銀行は同行へ振込手数料無料なので。こういうの駆使するはずです。
Pay-easyのメリット
お金を受け取る側と、支払う側のメリットを考えます。
お金を受け取る側
収納済情報をリアルタイムで取得できる。消し込み作業も自動化できるので、事務作業は削減できそう。
手数料は支払う人が払ってくれます。
お金を支払う側
税金の場合はメリットがありそう。例えば、今まではコンビニや銀行へ納付書を持って出向く必要がありましたが、Pay-easyを使えば各自ネットバンキングで支払いできるようです。
でもこんな面倒くさいことしなくても、各自治体がクレジットカード払いや、直接の銀行振り込みに対応すればいいだけなんですけどね。
地方自治体のクレジットカードの対応は?
税金をクレジットカードで支払う場合、住んでる都道府県で対応が全然違います。
例えば東京都なら、自動車税・固定資産税・個人事業税・不動産取得税がクレジットカードで直接支払うことが可能。でも、決済手数料が別途必要です。
令和5年4月1日午前8時30分以降は「地方税お支払サイト」にてクレジットカード納付の手続きを行ってください。
地方税お支払サイト▶https://www.payment.eltax.lta.go.jp
大阪府は自動車税のみ、324円の手数料を払えばクレジットカードで支払えます。
他にも大都市なら直接自治体へ支払えるところもあると思いますが、その他の地方自治体は「Yahoo!公金支払い」のサービスを利用します。例えば自動車税を払おうと思ったら手数料324円とられます。手数料は東京都や大阪府と一緒ですね。
それに対して、固定資産税は「Yahoo!公金支払い」で支払うことができる地方自治体は数えるほど。わたくしの住んでる神奈川県は、相模原市・厚木市・湯河原町だけですからww
銀行やコンビニで納付書を使うなら手数料が0円で、クレジットカードだと手数料がかかるってのは意味がわからない。
手数料なしで直接決済できるプラットフォーム作ればみんな利用すると思います。
メタップスに期待すること
公共料金のクレジットカードの決済手数料を無料
公共料金のクレジットカードの決済手数料を無料にするとかやって欲しいです。マネタイズが難しいのかもしれませんが、SPIKEのプラットフォームを使えばできそうな気がします。どうなのでしょう?
店舗で使えるリーダー
SPIKE経済圏に、店舗用カードリーダーを導入して欲しいです。手数料0%で導入したら、日本ですぐに広まるはずです。
というのもライバルであるSquareの発表によると、
来年の1月より古いSquareリーダーが使えなくなり、4980円で発売されている現行のICカード対応Squareリーダーが必須のようです。手数料で相殺されるようですが・・
アメリカでは、ICカード対応Squareリーダーよりも、もっと高性能な「Apple Pay」対応リーダー端末が、Squareのアカウントを持っていれば、無料でもらえます。
アメリカと日本のSquareリーダーの対応状況見るとバラバラだし、CEOのジャック・ドーシーがSquareとTwitterのCEOを兼務している今、SPIKEにとって今がチャンスに思えるんですよね。
このタイミングでSPIKEの店舗用カードリーダーを導入して欲しいです。
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