主要なプラットフォームで2段階認証がないのはAmazonだけってご存じですか?
ちなみに楽天も2段階認証は不可です。
ECサイトのAmazonと楽天が2段階認証できないのは正直どうなのって思いますよね?
2017年2月23日追記 ようやく日本のAmazonでも2段階認証ができるようになりました。
2段階認証とは?
2段階認証を使うと、IDとパスワード以外にスマホへセキュリティコードを送信することによって本人確認を行います。
IDとパスワードだけでの認証だけでは、簡単にアカウントが乗っ取られてしまいます。特にID・パスワードを使いまわしていると最悪です。
アカウントの乗っ取りを防ぐために、2段階認証を設定しましょう。
2段階認証のないサービス
Amazon
Amazonのサービスで唯一の不満が2段階認証がないことです。
ECサイトなので、不正ログインされたらどうするのって感じですが、今のところ2段階認証はありません。
2段階認証がないということは、IDとパスワードが流出してしまえば、犯罪者集団が不正にログイン可能です。気づいた時には、大量の商品を購入されて、転売されてたってことになりかねません。
別の配送先に送付する時は
Amazonでは登録の住所以外への発送には、再度クレジットカード番号が必要になります。でも、IDとパスワードとセットでクレジットカード情報も漏れたら防ぎようがないんですけどね。
せめてログイン通知をメールで送るくらいのことはやって欲しい。楽天でもやってますから。
楽天
2段階認証はできません。ただし、楽天はログインアラートの設定ができます。
第3者が不正ログインした場合は、ログインアラートでメールを受けることが可能。でも購入されてしまうリスクはあるので注意してください。
ログインアラートの設定は可能なので、設定しておいた方がいいです。
2段階認証をサポートしてるサービス
OSを提供しているApple・Google・Microsoftの3大プラットフォームは、2段階認証に対応しています。
これ以外のサービスも、SNSやオンラインストレージのサービスも対応しています。
多くのサービスは「バックアップコード」と呼ばれる、デバイスが壊れた時の最後の手段を用意しています。旅行や出張に行く際、電話でのコードが受け取りが難しい時にも使えます。印刷して保管しておいて下さい。
2段階認証がまだの方は絶対にやってくださいね。
Apple
Appleのサービスは2段階認証がサポートされています。
バックアップコードも用意されています。
SMSで認証
SMSでコードを受け取ります。複数登録することも可能です。
iOSを利用
同じApple ID で「iPhone/iPad/iPod touchを探す」が有効になっているデバイスを使用します。複数登録可能です。
他社のアプリでiCloudを利用
App用パスワードでサインインできるので安心です。
Googleのサービスはすべて2段階認証できるので安心です。
バックアップコードも用意されています。
「Google Authenticator」
スマホのアプリで、コード生成できます。ネット接続がなくてもコードを受け取れるのがポイントです。
あまり知られていませんが、複数の端末で「Google 認証システム」を設定可能です。
バックアップ用電話
Googleから電話がかかってきます。自動音声のコードを入力します。
「YubiKey」を使う
ハードウェアキーを使って2段階認証することも可能です。
わざわざ買うほどのものでもないと思いますが、参考までに。個人的には「Google Authenticator」でいいと思ってます。
Microsoft
Microsoftも2段階認証に対応しています。
「Google Authenticator」
スマホのアプリで、コード生成できます。ネット接続がなくてもコードを受け取れるのがポイントです。
メール
セキュリティーコードが送信されます。
SMSで認証
SMSでコードを受け取ります。
LINE
アカウント乗っ取りが多かったので、PC版LINEでは2段階認証が始まっています。
PC版でQRコードログインを利用している方は、一度IDとパスワードでログインして認証番号を入力してください。ログインしたことのない新しいPCからログインする時は、毎回認証番号の入力が必要になり、第3者の不正ログインを防ぐことができます。
- PC版LINEのログイン画面よりログインします。
- PC版LINEに4桁の認証番号が表示されます。
- スマートフォンのLINEを起動すると認証番号の入力画面が出てくるので、表示された番号を入力。
Facebookは親しい友人と繋がっていることも多く、アカウントが乗っ取られると被害も大きいので必ず2段階認証して下さい。
バックアップコードも用意されています。
コードジェネレーター
iOSやAndroidのFacebookアプリ内の、コードジェネレーターでコード生成します。
SMSで認証
SMSでコードを受け取ります。
Twirreも2段階認証が提供されています。
バックアップコードも用意されています。
スマートフォンのログイン認証
ログインする際、スマートフォンで認証します。
Dropbox
バックアップコードも用意されています。
モバイルアプリ
コード生成します。下記のアプリに対応しています。
- Google Authenticator(Android/iPhone/BlackBerry)
- Duo Mobile(Android/iPhone)
- Amazon AWS MFA(Android)
- Authenticator(Windows Phone 7)
SMSで認証
SMSでコードを受け取ります。
Evernote
バックアップコードも用意されています。
「Google Authenticator」 アプリ
コード生成できます。
SMSで認証
SMSでコードを受け取ります。
Yahoo! Japan
IDとパスワードに加えて、ワンタイムパスワードで認証します。メールかアプリを使います。
メール
メールアドレスを登録します。ログインする際、メールに6桁のワンタイムパスワードが送信されます。
Yahoo! JAPAN ワンタイムパスワード
アプリを使います。「Google Authenticator」と同じようにコードを作成します。
2段階認証は絶対に必要!
Apple IDやGoogleのサービス、Facebookなどはインフラとしての役割を果たしておりますよね。
悪意を持った第3者に乗っ取られると、周りの友人も巻き込んで被害が拡大していくので、まだ2段階認証をしてない方は是非やってくださいね。
2016年2月5日 追記 ↓
米Amazonは2段階認証が可能です。
2017年2月23日追記 ↓
日本のAmazonでも2段階認証が可能になりました。
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