知人の会社で、室内インテリア工事の会社があります。
業務内容は、壁紙張替え、カーペット交換、カーテン、ブラインド、床材の工事です。
今までは、元請けからの仕事をメインにしていたのですが、最近思うように元請けから仕事が入らない。
ということで、元請けに依存せず、ネットで集客するビジネスモデルに変更したいということで相談を受けました。
建設業の場合、元請けから下請けという図式があるので、元請けがプラットフォーマーのような役割を果たすので、元請けのさじ加減でこういう悩みを持っている会社は多いと思います。
地域密着型のビジネスはネットで集客できるの!?
工務店やリフォーム会社など、地元に根ざした仕事をしている業種は結構あると思います。
ホームページを作った、名刺代わりにはなっているけど、ネットで集客できないという話はよく聞きます。
どのようにしたらネットで集客できるのか、ノウハウを教えます。
ネットで集客したいコア層にサービスを最適化する
ありがちなのは、今あるサービスをネットで売るということです。
が、ネットでウケるサービスと、リアル店舗でウケるサービスは、違うというケースのほうが多いです。
ネットで集客したい場合、ネットと親和性の高い顧客向けに新しいサービスを提供することが必要です。既存のサービスだけでなく、ネットで集客したいコア層が求めているサービスへ最適化するのです。
ターゲットの顧客に合わせて、オフラインとオンラインのツールを使い分ける
オフラインをターゲットにする顧客
ネットに強くない客層です。
- 老人
- 主婦(大部分はネットに弱いです)
この場合、チラシや折込広告が有効です。
成約率は0.1%程度ですが、やらないよりはマシです。数打てば当たります。
オンラインをターゲットにする顧客
ネットに強い層を取り込みます。
- 40〜50代男性
- 可処分所得を持っている女性経営者
- 少ないがネットに強い主婦
ネットで集客す場合、サイトでアクセスを稼ぐ手段として、ソーシャルも使っていきます。性別や年齢に合わせて使うソーシャルを使い分けます。
「スモールキーワード」で攻める
先日の、飲食店をネットで集客する方法でも書きましたが、地域密着型サービスを求めてくる人たちは、「鎌倉、クロス、修理」のように必ず地名を入れてきます。
こういったスモールワードは検索ボリュームは小さいのですが、必ず需要が一定程度あり、競合は弱いケースがほとんどなのです。
ビックキーワードで1ページに出るのは難しいのですが、こういったスモールキーワードで1位を目指すのは、そんなに難しくないのです。
考えつくキーワードの組み合わせだけで、数十・数百になるはずです。これらのスモールキーワードで1位を目指すのです。
重要なのは綿密なサイト設計&集客設計
格安ホームページ制作会社などに任せて、5ページくらいのサイトを作っておりまいということであれば、検索には全く引っかかりません。
各サービス毎のコンテンツを詳しく写真入りで説明したものを作ります。
クロス工事の施工前・施工後の様子を写真入りで詳しく説明します。施工にこだわった点や、施工に工夫をした場所なども、きちんと説明します。
リフォーム工事をしたことにより、お客さんがどれだけ暮らしやすくなったかという「お客様の声」もきちんとサイトに反映させます。
WordPressで制作
施工前・施工後の写真や説明は、常に新しい物を追加していかなくては、ユーザーに有益な情報を提供することになりません。常に新しいコンテンツを提供する手段として、サイトは WordPressで構築します。
当社でサイト構築する場合、100ページを超える大規模サイトでは「Joomla」というCMSで制作することもありますが、50ページ以下の小・中規模サイトの場合、顧客がコンテンツを増やす際の操作方法が簡単な「Wordpress」で制作します。
これらのことがしっかり出来たうえで、次の施策に入ります。
サイトのコンテンツを増やす
顧客にとって有益な情報を毎日ブログに書くのです。
このブログも、ただ書けばいいのではなく、顧客視点を持つことが重要です。
- どんなことで困っているのか?
- どんな需要があるのか?
- 掘り起こせていない需要は何か?
- 地域の特性に最適化できてるか?
サイト集客のマーケティング
ブログもただ書くだけでは、なかなかお客さんも見てくれません。
誰も読まないブログは、便所の落書きのようなものです。
Googleの検索エンジンは、有益な情報が検索ランキングの上位にくるということを謳っていますので、しっかりと顧客視点を持ってまずは3ヶ月書き続けるのです。
そうすれば、少しずつSEOが効いてきて検索エンジンに引っかかってくるようになります。
本気でネットで集客したいなら、ネットに強くなること
ネットで集客するのに、ネットに疎くて集客できるはずがありません。
ネットで検索する人の気持ちがわかりませんからね。
ネットに強くなるために、1日3時間はPCにかじりついて、必死にコンテンツを考えることができなければ、ネットで集客することは難しいです。
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