昨年LINE乗っ取りやFacebook乗っ取りが相次ぎました。
アカウント乗っ取り被害が起きた場合、本人が困るのはもちろんですが、SNSが乗っ取られた場合、つながっている友人も多大な被害を受けます。
いろんなウェブサービスがアカウント乗っ取りの対策を取っていますので、対策方法をご紹介します。
アカウント乗っ取りを防ぐ2つの方法
- パスワードを複雑にして、サービス毎に変更する
- 2段階認証を設定する
パスワードを複雑にして、サービス毎に変更する
とはいえ、Gmail、Apple、Facebook、Twitter、Yahoo、Amazonなどなど、全て違うパスワードにするなんて無理です。
クラウドでパスワードを管理できるツールがあるので、これを使いましょう。
ブラウザ間でのパスワードの同期の方法です。
Mac + iPhone をお使いの方
「iCloudキーチェーン」で覚えさせましょう。すべての端末の「Safari」でパスワードが同期します。
Mac + Android をお使いの方
Mac、スマートフォンで「Chrome」を使います。すべての端末の「Chrome」でパスワードが同期します。
Windows + iPhone をお使いの方
PC、スマートフォンで「Chrome」を使います。すべての端末の「Chrome」でパスワードが同期します。
Windows + iPhone をお使いの方
PC、スマートフォンで「Chrome」を使います。すべての端末の「Chrome」でパスワードが同期します。
2段階認証を設定する
通常の「ID + パスワード」に加えて、「認証コード」を追加することにより、セキュリティーを強化します。
「認証コード」は、SMS・Google Authenticatorなどが使われます。
2段階認証が利用できるウェブサービスは迷わず設定しましょう。
各サービスの認証コードの発行方法をまとめました。
Apple
- SMS
- iOSを使って4 桁のコードを受信できるデバイスへ認証コードが発行
Apple ID の 2 ステップ確認
「2ステップ確認」から「2ファクタ認証」へ変更して、Apple IDのセキュリティを上げる方法!
- SMS
- 電話
- Google Authenticator
- セキュリティ キー
2 段階認証プロセスを有効にする
Googleで2段階認証を設定
Windows
- 登録のメール
- 電話
- 認証アプリ(Microsoft Authenticator、Google Authenticator)
- SMS
- コードジェネレータ
- ログイン承認コード
- SMS
- Twitterアプリを利用
Dropbox
- SMS
- Google Authenticator(Android/iPhone/BlackBerry)
- Duo Mobile(Android/iPhone)
- Amazon AWS MFA(Android)
- Authenticator(Windows Phone 7)
Evernote
- 確認コード(SMS または認証アプリ経由)
- バックアップコード
Yahoo! JAPAN
- ワンタイムパスワード(Y! OTP)
- メール
ワンタイムパスワード(OTP) – Yahoo! JAPAN IDガイド
ネットバンキング
- トークン
- SMS
- 認証アプリ
- メール
銀行によっては複数組み合わせるものもあります。銀行によってセキュリティーの高いところから低いところまであります。
「三菱東京UFJ銀行」など利用者が多いところは使いやすいですが、信用金庫などは使いにくいところが多いです。
緊急バックアップコード
どのサービスも、スマートフォンの紛失、セキュリティコードが受信できない、セキュリティコードが生成されない際に備え、紙ベースのバックアップコードを用意しています。
アナログ感満載ですが、いざというときのために、書き留めるなり、印刷しておきましょう。
2段階認証は破られないのか?
これはハッカーとのいたちごっこになります。
iCloud 2段階認証
昨年iPhone6発売直前に、iCloudのハッキングにより有名女優のプライベート写真が流出するという事件がありました。
被害にあったのはハリウッド女優など数名の有名人で、iCloudのアカウントがハッキングされ、iPhoneで撮影していたプライベートな写真が流出してしまいました。
米のメディアThe Next Webによれば、iCloudのハッキングはiCloudに含まれる「iPhoneを探す」機能の脆弱性をついたもので、メールアドレスとパスワードを手当たり次第に入力してログインを試みるブルートフォースアタックという手法で行われたようです。
PCからiPhoneを探す場合
iPhoneを紛失した場合、PCのブラウザからiCloud.comへアクセスすると、「iPhoneを探す」という項目で検索することが出来ます。
ここは2段階認証にはなっていません。
ログインすると地図が出てきて、iPhoneのGPSで場所が特定できます。
iPhoneが紛失して手元にないので、2段階認証にはできませんからね。、
きっとハッカーはこういうところ狙うんでしょうね。
アカウント乗っ取り防止策
2段階認証ができるウェブサービスは、やっておいたほうがいいです。
特にソーシャルネットワークは、繋がってる友人に迷惑がかかりますからね。
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