今更感満載ですが、楽天が定額制音楽聴き放題サービスに参入しました。
「Rakuten Music」は、 “One-Stop Music Service”をコンセプトに、音楽を好きなだけ聴けるだけでなく、気に入った楽曲のCDなどをスムーズに購入できるよう設計開発されたサービスです。利用登録したユーザーは、スマートフォンやタブレットで、J-POPの最新ヒット曲から洋楽の名盤・名曲まで、約300万曲の邦楽・洋楽の中から好みの楽曲やアーティストを選び、いつでもどこでもストリーミング再生で楽しめます。
定額制の音楽配信サービスって2015年に各社一斉にサービス開始したにもかかわらず、1年以上も遅れてサブスクリプションを始めるって、センスないわ・・・新しもの好きのアーリーアダプターには全く刺さりませんからね。
「Rakuten Music」の特徴
目新しいことは何もありませんが、以下が「Rakuten Music」の特徴です。
- 月額980円(税込み)
- 約300万曲の邦楽と洋楽の楽曲をストリーミングで聴ける
- 気に入った楽曲を楽天ブックスで、CD・DVDを5%オフで購入できる
「Rakuten Music」のターゲット
情弱の楽天ユーザーがターゲットです。
「気に入った楽曲を楽天ブックスで、CD・DVDを5%オフで購入できる」ということを売りにしていることからも明白です。ネットリテラシーが高い人はそもそもCDやDVDなんて買いませんから。
楽天の会員数は、楽天の資料によると、1億1044万人いるようです。日本の人口が1億2699万人(2016/7/1現在)なので、日本の人口の86.9%が楽天の会員ということになりますね。
アクティブなユーザーがどのくらいいるのかは分かりませんが、楽天の会員に向けて広告を出して、楽天ユーザーを取り込むだけで、「利益が出る」という楽天経営陣の判断があったから、定額制音楽聴き放題サービスに参入したことは間違いないですね。
利用できる端末
iOSとAndroidで利用可能です。アプリがリリースされています。
レコメンド機能や、インターネットラジオという機能は、他社同様にあります。
楽曲数を比較してみる
「Rakuten Music」は約300万曲でサービスが始まります。年内をメドに2000~3000万曲の提供を目指すと言ってますが、少なすぎでしょ。
楽曲数が多い順に見てみると、現時点では、Google Play Musicが3500万曲、AWAが3000万曲、LINEが1800万曲、Apple Music数百万曲、Amazon Prime Musicが100万曲となっています。
ソケッツの音楽データベースを利用
「Rakuten Music」はソケッツの音楽データベースを利用します。レコメンド機能、アプリ開発もソケッツが提供しています。
失速している楽天はどうなる?
ECでは楽天は完全にオワコンです。
もうインターネットの技術力とかでは3番煎じ以下なんだから、クレジットカードとサラ金と銀行などの金融でやっていく以外に道はなさそう。あと出合い系とかはうまくいきそう。
成長が続くインターネット通信販売市場に異変が起きた。国内トップである楽天の国内流通総額(電子商取引)の成長が鈍化しているのだ。
2015年12月期連結決算(国際会計基準)の国内流通総額は、2兆6748億円と過去最高だった。だが、伸び率は前期比10.2%にとどまった。2割近い成長を続けていた2年ほど前の勢いは完全に弱まった。
しかも、この数字はゲタを履かせたものなのだ。楽天は昨年11月に突如、流通総額の定義を変更した。それまではネット商店街「楽天市場」が中心だったが、宿泊予約の楽天トラベルを合算した新しい基準に変えた。この変更により、決算で公表してきた楽天市場の売上高と利益は開示されなくなった。
「伸びの高い楽天トラベルを合算して10.2%ということは、楽天市場の伸びは1ケタにとどまったと考えられる」と分析するアナリストもいる。
今後の楽天
今回の「Rakuten Music」のサービス開始に伴い、楽天の事業の統廃合がありました。
新しいビジネスモデルは何一つないし、迷走してる感半端ないよね。
「楽天レンタル」のサービスが終了
「Rakuten Music」が始まるのに合わせて、CDやDVDのレンタルサービスである「楽天レンタル」のサービスが終了します。
元々、ゲオと連携していたサービスなので、借りたい人はゲオから借りてくれってことなんでしょうね。
楽天ブックスのサービスに組み込まれた「定額制音楽聴き放題サービス」
「Rakuten Music」のサイトは独立したものではなく、楽天ブックスのサイト中の1メニューです。
ということは、「Rakuten Music」は単独のサービスではなくて、楽天ブックスのサービスの中に組み込まれました。
楽天が目指すコンバージョンは、気に入った曲のCDやDVDを買わせようとしているわけです。
動画の見放題サービス
今の時点では、動画見放題サービスは始まっていませんが、近いうちに始まるんでしょうね。動画見放題サービスのテクノロジーもすっかり陳腐化してますから。
鵜飼ビジネスに徹する楽天
楽天のビジネスモデルは、情弱から搾り取るという点で徹底しています。これはBtoB、BtoCのビジネスモデル両方での戦略です。
- 楽天市場のようなBtoBのビジネスモデルでは、小売店から搾り取る。
- 「Rakuten Music」のようなBtoCのビジネスでは、楽天ユーザーから搾り取る。
鵜飼ビジネスは、楽天経済圏というエコシステムを確立してるから、できる戦略なのです。
Amazonような競合にどうやって勝つかということは一切考えてなくて、情弱から収益を上げるということにフォーカスしていますからね。
だから、楽天のサービスのテクノロジーは全然目新しい物はなくて、楽天が新しいサービスを出してもワクワク感は全くないんだよね。
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