書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

AndroidとiOSで音声入力を比較する!

AndroidiPhoneアプリテクノロジー人工知能

みなさま、スマホで音声入力を使ってますか?

何かを検索する時に、TV CMでやっているように「OK Google」と発音して検索することは多いですよね。

実は、ここ1年で音声入力はめっちゃ進化しています。

例えば、検索以外にも、ブログを書いたり・Facebookでコメントしたり・Twitterでツイートする際も音声入力は非常に便利なのです。

わたくしも最近はブログの下書きや、企画書の作成は音声入力を使う機会が増えてきました。これ一度使うとキーボード入力やフリック入力するのが面倒になるくらいのレベルで使いやすいです。

今のところ音声入力は、長い文章が苦手です。また、句読点や語尾などを修正することが前提になってしまいます。でも、Googleのサービスだと認識率は95%以上と高いので、音声入力は試す価値があります。

Googleドキュメント

例えば、外出先で急に仕事のアイデアが浮かんだ時、スマホに音声で入力しておけば、メモ代わりになるし、フリック入力より断然速いです。もちろんうるさい場所だと雑音で、うまく入力できないこともあります。

色々と使っているうちに、AndroidとiOSとでだいぶ使い勝手が違うことが分かってきました。どのツールが使い勝手がいいのか見ていきましょう。

Google検索アプリ

Google検索アプリ

AndroidもiOSも使えるGoogle検索アプリです。

アプリ自体がGoogleのクラウドと繋がっているので、どちらのOSでも音声入力の認識率は非常に高く99%以上。クラウドでAIを使っているので、日進月歩で賢くなっています。

使い勝手がいいのはAndroid

Androidならスマホがスリープ状態でも「OK Google」と言うだけでアプリが立ち上がって便利です。

iOSだとアプリをタップしないと立ち上がらないので不便。

AppleのSiri

Siri

使い勝手の良いiOSにしては珍しく、全然賢くないです。

OSレベルで繋がってるのにもったいない。Appleの音声入力はもっと開発しないと使いものにならないよね。だいぶGoogleに差をつけられている感があります。

スリープ状態で「Hey Siri」で起動するのは、iPhone6s・iPhone 6s Plusのみ。他の機種でも使えるようにすればいいのに・・

TwitterやLINEで音声入力

サードパーティーのアプリで音声入力するなら、Androidの圧勝です。

OSレベルで Googleと繋がってると思われます。Appleも見習うべき。

TwitterやLINEなどのアプリでの音声入力は、断然Androidの方が賢いのです。それに対してiOSの精度はいまいちです。

Androidで音声入力すると、LINEでメッセージを送ったり、Twitterでつぶやく程度なら、認識率は99%以上と、音声入力が絶対便利。ちなみに、Facebook MessengerでもAndroidなら音声入力で言いたいことはほぼ100%変換されますよ。

iOSは話したとおりに認識してくれないからね。

わたくしが使っているAndroid端末は、Nexus 5Xです。Android 6.0では、Google検索アプリ以外のアプリでも、音声入力を認識する際、クラウドと繋がってるんだろうね。少し考えてからきちんと変換されますから。

Googleドキュメント

企画書の作成も音声入力が便利です。Googleドキュメントなら音声入力に対応しています。

PCでもスマホでも利用可能です。PCで使うなら、Safariは対応していませんので、Chromeを使ってくださいね。

PC、Android、iOSどれでも認識率は変わりません。Googleのクラウドと繋がってるんだろうね。相当賢いもん。

PCで使う

Googleドキュメント

ツール→音声入力をクリックすると、音声入力ボタンが出てくるので、クリックすれば音声認識が始まります。

入力された音声は自動でテキストに変換されますが、長い言葉は一度プールされて、前後の意味を判別しながら変換されています。人工知能が使われてるんだろうね。みんなが使えば使うほど、クラウドにデータが蓄積されていって賢くなるはず。

句読点を入れたい場所で、一息置くと、半角スペースになります。ここで句読点が付けば便利なのに・・・

変換率は90%くらいの精度で高いのに、句読点がうまくつかない点がイマイチ。

今のところ、音声入力の不便な点を理解出来ない人が使うとストレスかも。一般ユーザーまで拡がっていくには、もう少し時間がかかりそうです。

中国語と英語の音声入力

中国語と英語の認識率はものすごく正確です。

中国人は10億人以上いるし、英語を話す人口も多いので、音声入力の開発にかなり費用をかけているんだろうね。人工知能も活用されていてどんどん賢くなってるしね。それに比べて日本語は人口も少ないためそれほどお金をかけて開発されていません。もっと開発されれば精度が上がることは間違いないんだけどね。

今後、人工知能と音声のデータベースが開発されれば、限りなく認識率100%に近づくと思われます。

音声入力使うならAndroid!

OSの優劣をつけるなら、全般的にiOSの方が高いです。でも、音声入力に限って話をするなら、AndroidがiOSのだいぶ先を行ってますね。

Androidならアプリレベルにおいても音声入力の認識率が非常に高いです。

また、Androidでは、スマホのキーボードが英語だろうが日本語だろうが、音声入力ボタンを押すと、どちらも認識します。
iOSだと、キーボードが英語になってると英語でしか入力できないもん。日本語で英語の音声認識してるわけだから、ものすごく不自然な英語が表示されて意味をなさないんだよね。

次回6月13日のWWDCで、次期iOSの発表があるはずなので、Appleは音声入力にもっと力を入れないと、iPhoneいよいよヤバイことになるかもね。