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上場後のSquareを引っ張るジャック・ドーシー

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ジャック・ドーシーは、TwitterとSquareの創業者です。

上場企業2社の創業者でCEOってすごいですよね。しかも2社とも常勤です。まさに超人。

とはいえ、昨年11月のニューヨーク証券取引所への上場以降、株価は低迷しておりました。先行投資の赤字が拡大していたこと、黒字化のめどが立ってなかったことが原因です。

でも、ここへきて株価が持ち直してきたのです。

モバイル決済スクエアが好決算 取扱額は年4兆円規模に

米モバイル決済のスクエア(Square)が初の四半期決算を発表した。売上は市場予測を3000万ドル上回る3億7400万ドル(約425億円)を計上。市場からは好意的な見方で受け止められ、一時低迷した株価も持ち直しを見せた。

スクエアの総決済ボリュームは直近の四半期で102億ドル(約1兆1600億円)。通年では356億ドル(約4兆円)に達している。一方、小規模ビジネス向けの金融部門や一時貸付け部門「スクエア・キャピタル」も今四半期で52%売上を伸ばし、2200万ドルに成長した。

同社CFOのサラ・フライアー(Sarah Friar)は記者たちに、スクエア・キャピタルは2015年度に4億ドルの貸付けを行い、そのうち1億5000万ドル近くが今四半期の実績だと説明した。レストラン向けの宅配サービスCaviarも好調という。

スタートアップに貸し付ける「スクエア・キャピタル」

Squareでは2014年より、小売店や飲食店向けに事業資金を貸し付けるサービスを展開しています。

Square、「Square Capital」を正式開始–返済期限なしの事業資金前貸しサービス

モバイル決済企業のSquareは米国時間5月28日、小売店向けの事業資金前貸しプログラムを正式に発表した。このサービスは、同社サービスをすでに利用している小売店、さらには同社自身が利益を上げる後押しになる可能性がある。

「Square Capital」と名付けられたこのプログラムは、小売店がSquareから一括で資金の前貸しを受け、売り上げから一定の割合を支払う方式で少しずつ返済するというものだ。銀行の融資とは異なり、このプログラムでは貸出期間に応じた金利や返済スケジュールは設定されない。ただしSquareでは、過去の売り上げ実績やその他の財務情報に基づき、限られた小売店にのみ、このプログラムを提供している。

アメリカではクレジットカードの利用率が高いから、Squareリーダーを導入している店舗の売上データもSquareが把握すれば与信管理ができるはず。

これから日本でも展開していくでしょう。

Apple Payとの連携

Apple Payは、すでにアメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・中国での利用が始まっています。

中国ではサービス開始後、招商銀行という1銀行だけで、たった2日間でアクティベーション数が300万件を超えたようです。利用者はうなぎのぼりで増えている模様。

今のところ日本でApple Payは利用できません。が、日本のiPhone率は60%を超えているので、サービスが開始されればみんな使うはず。

その時に想定される問題点は、店舗にNFC対応リーダーが全然普及してないことです。

日本ではSuicaの利用者が多いけど、こちらはガラパゴスな規格であるFeliCa。Suicaが日本でこれだけ普及した背景には、FeliCaの決済端末を店舗が導入したからです。

Apple Payは、FeliCaの決済端末では利用できないので、店舗は別途NFCリーダーを用意することになります。

店舗がNFCリーダーを用意するとなると、二の足を踏むところが出てきます。市場のシェアを取るのであれば、アメリカで無料で配布している「Apple Pay」対応リーダー端末を日本でも配ればいいのです。

Apple PayだけでなくAndroid PayもNFCを使って決済する仕組みだし、これから両方とも日本に入ってくることは間違いないですよ。

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オンライン決済とオフライン決済

Squareに限らずメタップスなど、フィンテック関連の会社の成長は著しいですよね?

でも、オンライン決済とオフライン決済を両方やってるところはありません。

以前Paypalは、オンラインショッピングに利用できるシステムと、実店舗で導入できるPaypal hereというオフラインのリーダーを用意していましたが、今年の1月31日でPaypal hereのサービスが終了しました。

オンライン決済

Paypal、メタップスなどがサービスを行っており、ネットショップなどのオンラインで使えるツールを提供しています。

オフライン決済

Square、楽天スマートペイ、Coineyなどが実店舗でのオフライン決済用のリーダーを出しています。

↓Square、楽天スマートペイ、Coineyなどの比較記事です。

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オフライン決済もメタップスでやればいいのにね。

Squareは、日本での営業を強化すべし

日本でのシェアを上げためにやるべきこと。

JCBカードに対応

日本でのシェアを取るのなら、JCBカードも使えるようにするべきです。楽天スマートペイですら対応してますから。

NFCリーダーを無料配布する

今後、日本だけでなく、世界中でNFCを使った決済の利用は広がっていきます。

特に後進国では、近くに銀行がなかったりで、携帯電話で送金するというのが一般的になっています。

以前ソフトバンクが、ADSLモデムを無料で配布するキャンペーンでシェアを拡大したのを参考に。

NFC対応リーダーのセットアップは簡単に

一般的に、飲食店や美容院など店舗のITリテラシーは低いです。セットアップは極力簡単で直感的にできるようにして、不具合が起きない端末を開発します。

Twitterアプリに決済機能を入れる

これができればSquareは一石二鳥だけど、実装できるのかは謎。

NFCでの決済なんてコモディティー化してるから、Twitterに機能を組み込んで決済するなんて簡単にできそうです。

とはいえ、OSを持っているAppleやGoogleが、NFCで決済するモジュールをTwitterなどのアプリに渡すのかどうかは微妙。

今年はモバイル決済の分野が大きく動きそうなので楽しみです。

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