Googleより HTTPS に関するリリースがありました。
この流れの一環として、Google は、より多くの HTTPS ページを探すよう、インデックス システムを調整していることをお知らせします。具体的には、HTTP ページに対応する HTTPS ページのクロールを開始します。これは、対応する HTTPS ページがどのページからもリンクされていない場合にも対象となります。同じドメインの 2 つの URL が同じコンテンツを掲載していると思われ、かつ、両者が異なるプロトコル スキームで配信されている場合、通常、以下の条件を満たしていれば HTTPS URL を選択してインデックスに登録します。
Googleの説明を読む限り、同じコンテンツで HTTP と HTTPS の両方がある場合、HTTPSを優先してインデックスするということになります。
条件は次のとおり。
- セキュアでない依存関係が含まれていない。
- robots.txt によってクロールがブロックされていない。
- セキュアでない HTTP ページに(または HTTP ページを経由して)ユーザーをリダイレクトしていない。
- HTTP ページへの rel=”canonical” リンクが含まれていない。
- noindex robots メタタグが含まれていない。
- 同一ホスト上の HTTP ページヘのリンクが含まれていない。
- サイトマップに HTTPS URL が掲載されている(または URL の HTTP バージョンが掲載されていない)。
- サーバーに有効な TLS 証明書がある。
これは早急に対策をとらねば・・
自社サイトだけでなく、HTTPS化に対応していないクライアントもあるので。
HTTPS とは?
HTTPS を導入することによって、ウェブサイトが暗号化された環境になります。
初心者の方にもわかりやすく説明すると、URLが https://〜 となっているサイトのことです。お問合わせのページだけ HTTPS になっているというのは良くありますよね。
ユーザーに安全に利用して欲しいなら、サイト全体のHTTPS化を行うべきです。
HTTPS化の目的
3つあります。
- ウェブサイトの運営者情報の証明
- 通信を暗号化して盗聴を阻止
- 通信の改ざんを防止
Enabling HTTPS on your servers
以前からGoogleでは、SSL化を推奨していましたが、これからは「HTTPSのサイトが、優先してインデックスされる」ということになります。
今後、Googleのインデックスにも影響があるわけなので、SEO対策としても必須の項目になりますね。
今年の4月21日より、Googleではスマホ対応していないサイトの検索順位を下げてきました。これと同じことがHTTPS化でも起こるということになります。
HTTPS へ移行するには
http:// → https:// へURLが変わるので、
新規にサイトを作るのであれば、 HTTPS で構築していけばいいので簡単です。
が、すでにあるサイトで大量のページがある場合、HTTPS への載せ替えは結構大変なのです。
やることがめちゃくちゃ多いですからね。主なものを書くと、
サーバー証明書の購入
追加費用がかかるものとして、SSLのサーバー証明書を用意しないといけない。
シマンテックとかだと年間87800円。かなりの出費になりますよね。
サーバー証明書は、レンタルサーバー側で用意しているケースと、自分で用意して持ち込むケースがあります。
カゴヤ、Xserverではレンタルサーバー側で用意があります。Xserverでは格安のサーバー証明書もあるようですが、セキュリティーはどうなんだろう?
わたくしの使っているwpXクラウドでは、レンタルサーバー側で用意も無ければ外部持ち込みにも対応していない。wpXクラウドのサイトはHTTPS化されてるのに・・
サーバー移転も含め、今年中にどうするか決めようと思っています。
HTTPSへのリダイレクト
これをやらないとバックリンクを失います。
SNSの引き継ぎ
URLが変わるので、SNSのカウントは0から出直しとなります。
Facebookのいいね、はてブへのエントリーした記事などが0になるので、対処法をどうするか考えないと。
画像URLの変更
相対リンクにすれば解決します。
記事内URLの変更
WordPressなら、プラグインでできる。
Google Search Console の登録
URLが変わるので、HTTPSに移行したサイトは別サイトの扱いになります。
サイトマップの更新
HTTPSのサイトマップを送信します。
2016年4月5日 追記
↓当サイトも、HTTPS化を行いました。
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