以前のエントリーでカゴヤのレンタルサーバーを試用中で移行するという記事を書きました。
テストを重ねるうちに、共用サーバーでサイトの応答速度がもう少し早いものが欲しくなった、愛用しているプラグイン「Akeeba Backup」が使えないということが判明し、急遽他のレンタルサーバーも視野に入れて再検討致しました。
正確に言うと、カゴヤでは、Wordpressにインストールした「Akeeba Backup」は動作しないのですが、Joomlaへインストールした「Akeeba Backup」は正常に動作します。
同時に試していたXserverでは、WordpressでもJoomlaでも「Akeeba Backup」のプラグインは使えるので、サーバーとの相性が原因ということが分かりました。
Akeeba Backupとは
色々と調べていくうちに、最近のレンタルサーバーでは自動バックアップというものがあり、プラグインを使ったバックアップは古いということが分かりました。サーバー側で毎日自動で取ってくれますから、手動より安心ですよね。
レンタルサーバーで自動バックアップに対応しているもの、応答速度が早いもので再度レンタルサーバーを探したところ、Xserverを運営する会社が、Wordpress専用の高速クラウドサービスwpXを提供しているということを知り、試用してみることにしました。
wpX
圧倒的な高速環境で、快適なWordPress環境を。というPRです。
2種類ございます。
- wpXレンタルサーバー
- wpXクラウド
共通する機能
- SSDストライピングで高速環境
- バックアップ
1日1回バックアップ専用サーバーにバックアプを取り、過去14日間のデータを保存してくれます。
※メールアカウント作成はwpXレンタルサーバーのみ
wpXレンタルサーバー
- 容量30GBまでで、年間12000円です。
- マルチドメイン対応(10個まで)
- メールアカウントも作成可能
wpXクラウド
- WordPressのウェブサーバーとデータベースのみの機能です。
- メールサーバー、DNS機能はなく、運用可能なWordpressは1個のみです。
- サイトの状況に応じて拡張が可能です。グレードが7段階に別れており、月額500円から利用できます。月額500円のグレードAでも月間30万PVまで対応。
wpXクラウドでは、WordPressサイトの規模やアクセス状況等に合わせて、全7段階のリソース拡張が出来ます!「サイトの規模が大きくなってきた」「最近アクセスが多いな…」そんな状況にも臨機応変に対応していくことが可能です。
AWSのような従量制クラウドサーバーも試してみたかったのですが、サーバー構築を管理会社へ委託すると最低でも月3万円はかかるので断念していました。このサイトは月間6万PVなので、月額500円で十分間に合います。アクセスが増えた場合も、7段階に選べるので非常に合理的です。
バックアップはどうする?
自動バックップ機能を搭載
WordPressデータ ⁄ MySQLデータベースを、14日分保存します。
MySQLデータベースがあれば、ブログの記事は復元できるので、無料でバックアップの運用が可能なのです。
WordPressデータ
5400円(税込み)の手数料がかかります。
MySQLデータベース
無料です。管理パネルの「自動バックアップ状況」からダウンロードして復元可能です。
MySQLデータベースの復元が無料というのは嬉しいですよね。
WordPressの構造
- WordPressでは、テーマやcssなどのサイトの外観を作るファイルや、画像は、サーバー領域に保存されます。
- MySQLデータベースに、記事の中身が保存されます。
何かの間違いでデータが飛んだ時、 MySQLデータベースのバックアップがあれば、記事は生き残ります。
wpXクラウドは爆速
wpXクラウドへサイトを移行しました!
メールサーバ機能はないのでどうするのかといいますと、メールはGoogle Appsを使っているのでメールサーバ機能は必要ないのです。
ページの読込速度
ツールで計測しました。なんとカゴヤの10倍早いです。以前のサーバーと比べると30倍高速になりました。
- wpXクラウド 0.037秒
- カゴヤ S20 0.345秒
- 以前のサーバー 1.039秒
サーバーを変えたらアクセス数が上がる
9月上旬にサーバーを入れ替えましたが、1ヶ月前と比較してセッション数が約2.4倍に増えました。
- 8/16〜9/14 セッション数 21534
- 9/15〜10/14 セッション数 52510
ブログは、記事によってアクセス数は変動するので一概には言えないのですが、約2.4倍という数字を考えると、Googleもサイトの表示速度が検索順位のアルゴリズムに影響があるようです。
Serch Consoleのクロールの統計情報をみると、ページのダウンロード時間は平均300ミリ秒となっており、AWS並に高速です。
高速サーバーへ移行すると、アクセスしてくれた方の利便性も上がります。なので検索エンジンの評価も上がるのです。
GoogleやFacebookの広告にお金をかけるよりも、高速サーバーへ移行するというのもオススメです。
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