Amazonやメルカリで購入したことのある人は多いと思います。
大手のECプラットフォームで購入すると、ほとんどの商品は送料無料で自宅まで届けてくれますよね?
その結果、多くのユーザーにとって、送料無料は当たり前になってしまいました。
オンラインショップや通販で商品を注文する際、配送料を支払うことに抵抗を感じるか質問したところ、「いつも感じる」と答えた割合は40%、「商品によっては感じる」は39%となり、抵抗を感じると答えた割合は合計79%だった。
大手のECプラットフォームは送料無料
ECに送料を支払いたくないユーザーが8割近くもいるのは、大手のECプラットフォームが送料無料で事業を展開している影響が大きいです。
Amazonプライム
年間3900円払ってプライム会員になれば、送料が無料になるだけでなく、プライムビデオやPrime Musicなどの特典まで使えるようにしたAmazonは凄い。
でもね、日本のプライム会員の年会費は、アメリカと比べても安すぎます。アメリカが年間99ドル必要なのに対して日本は3900円です。
ある程度ユーザーが増えていって、抜けられなくなったタイミングで、絶対に値上げはあると思います。
プライムの対象外でも送料無料
Amazonではプライムの対象外でも送料無料の商品があります。
↓中国から配送されてくるんだけど、わたくしが購入したときは、送料込みで42円でした。
メルカリ
メルカリに出品されている商品は、大半が送料込みです。
メルカリに出品するなら、送料無料じゃなきゃ購入してもらえないといっても過言ではありません。
多くの出品者は送料を負担しているのが現状です。
とはいえ出品者は、1円でも送料にかける費用は抑えたいので、らくらくメルカリ便や、普通郵便を使ったりしています。
わたくしもメルカリは出品しまくっていますが、全商品送料込みにしています。じゃなきゃ売れないもん。
小さいものはDM便で発送、大きいものは宅急便という感じで発送しているのです。
メルカリって送料を出品者に負担させるだけじゃなくて、送料から10%の手数料を取るって、頭良すぎ
メルカリの仕組みを考えた人って、マジで頭いいと思う。
要するに、送料込みで出品するスタイルが確立したのは、メルカリが普及して以降なんだよね。その前のヤフオクしかなかった頃は、送料は落札者が負担するものでしたから。ちなみに今でもヤフオクでは、多くの商品は落札者が送料を負担するようになっていますね。
メルカリで出品する人は、送料分のコストは上乗せしています。この商品は普通郵便で発送できるから+100円上乗せしておこうとかね。
メルカリは、上乗せした送料分からも10%の手数料を取るので、マジで頭いいと思います。
ヨドバシカメラ
すべての商品商品が送料無料です。
<ヨドバシカメラは、年中無休でスピードお届けいたします!>
洗剤や飲み物などの日用品、インクやメモリーカードなどの消耗品など、1品からでも配達料金無料・日時指定無料にてお承ります! また、土日祝日も休まず、スピードお届けいたします。
即日配送なので、注文した翌日には確実に到着しますね。
ヨドバシカメラは、Amazonよりも安い商品が結構たくさんあります。
また、Apple純正のアクセサリや周辺機器は、Apple Storeで購入するより安い上に、更にポイントも5%付くのでお得です。
ECは価格の見せ方が重要
どちらの価格が、ユーザーの心を掴めると思いますか?
①商品9000円 + 送料1000円=9000円
②商品9000=9000円(送料無料)
ほとんどのユーザーは②を支持することは間違いないです。
価格の見せ方ってものすごく重要なのです。
消費者は送料がかからないショップを探す
人間はケチな生き物ですからねww
ECサイトで買い物をする際、「送料を気にする」が90.8% ネットショッピング実態調査
直近1年以内にECサイトで買い物をした人のうち、 9割が「送料を気にする」ECサイトで買い物をするとき、 「送料がかかるかを気にする」人は90.7%(男性は86.4%、 女性は95.5%)で、 特に女性は送料を気にする傾向が非常に強い。
「送料や販売価格、 ポイントなどを合算し、 最もお得なショップを探す」人は79.8%(男性は75.0%、 女性は84.5%)、 「送料無料になるように、 予定外の商品もあわせて購入する」人は57.7%(男性は53.0%、 女性は62.3%)で、 送料は極力かけたくない人が多いようだ。
送料込みの価格に設定すべし
もしあなたがECサイトを運営しているのならば、送料込みの価格に設定してください。
多くのユーザーが送料を気にするので、ECサイトを展開しているならば、思い切って送料を無料にするべきです。
注意点は、どこにでも売っている商品の場合、単純に送料分を上乗せするだけじゃダメです。競合の価格をしっかりと調査した上で、ユーザーの取って最適な価格を提示できるようにしてください。
どんな発送方法があるのか?
送料を無料にするならば、送料にかかるコストは1円でも安くしたいですよね?
宅急便のように保証のある発送方法だとコストはかかりますが、何の保証もない普通郵便ならばコストは安いです。
あとは保証はなくても、追跡番号があるというサービスもあります。
どんな配送方法があるのか見ていきましょう。
追跡番号と保証があるサービス
- 宅急便
- ゆうパック
追跡番号はあるけど手渡しするサービス
- レターパック(全国一律510円)
追跡番号はあるけどポストへ投函するサービス
- レターパックライト(全国一律360円)
- DM便
DM便はヤマトと契約しないと利用できないのと、値段は数量に応じて顧客ごとに変わります。
DM便は到着するまでに時間がかかるのがネック。配送エリアが400km以内だと翌々日、400km以上だと配送日を含んだ4日目に到着します。
追跡番号はなくてポスト投函のみのサービス
- 普通郵便
料金は重量によって変わります。
DM便と比べると、到着までの時間は全然早いですね。郵便事故もあるようですが、わたくしは今まで一度も経験したことはないですね。
まとめ
ECサイトを運営しているならば、送料無料で展開することをオススメします。
大手のECプラットフォームが送料無料で展開しているので、ユーザーは送料無料に慣れてしまっていますからね。
ヤマト運輸やゆうパックと契約することで、配送コストは安くできます。1円でも配送コストを安くしたい方は、研究してみてください。
ナレッジ