海外旅行の際、モバイルWi-FiでiPhoneを使う方は必見です。
モバイルWi-FiでiPhoneを使うとき、フォトストリームやiCloud写真の設定は必ず見直してください。
iPhoneをモバイルWi-Fiに繋いでいる時、フォトストリームやiCloud写真が有効だと、写真や動画が自動でiCloudにアップロードするため、データ通信を消費します。
iPhoneのデフォルト設定では、モバイル通信時はデータ通信を節約し、Wi-Fi接続時にデータ通信をガンガン使うように設計されています。モバイルWi-Fiを使うとき、iPhoneはWi-Fi経由でデータ通信するので、設定を見直さないと、あっという間にデータ通信の上限まで到達してしまいます。
このエントリーでは、海外旅行でモバイルWi-Fiを使うとき、iPhoneで通信量がオーバーしないための設定方法についてお伝えします。
フォトストリームをオフ
フォトストリームを有効にしている方は、フォトストリームをオフにしてください。
フォトストリームを有効の場合、Wi-Fi接続していると自動的に写真がiCloudにアップロードされて、モバイルWi-Fiのデータ通信を消費します。フォトストリームで動画はアップロードされませんが、大量の写真を撮影すると、かなりのデータ通信を消費するのでご注意ください。
以下、設定方法です。
- 設定→Apple ID→iCloud→写真→マイフォトストリームをオフに
フォトストリームの設定をオフにしたときの注意点
2つ注意点があります。
Googleフォトにバックアップ
マイフォトストリームをオフにすると、iPhoneの写真はiCloudに自動でアップロードされません。
なので、iPhoneを紛失してしまうと写真を復元することができなくなります。
ホテルの無料Wi−Fiなどに接続した際に、Googleフォトにバックアップすることを強くオススメします。ちなみにGoogleフォトは、iPhone内の写真だけでなく動画もバックアップします。
マイフォトストリームがオフの状態で撮影した写真は、後日オンにしてもiCloudにアップロードされない
マイフォトストリームがオフの状態で撮影した写真は、後日オンにしてもiCloudにアップロードされません。
PCで写真を管理しているのであれば、Lightningケーブルで接続して写真を取り込む必要があります。
iCloud写真をオフ
iCloud写真を有効にしている方は、Wi-Fiルーターに接続している時だけでもいいので、iCloud写真をオフにしてください。
iCloud写真が有効の場合、iPhoneがWi-Fiルーターに接続すると、写真や動画はiCloudに自動でアップロードされます。動画はかなりのデータ通信を消費するのでご注意ください。
- 設定→Apple ID→iCloud→写真→iCloud写真をオフ
注意点
フォトストリームの同様、iCloud写真をオフにすると、写真はiCloudにアップロードされません。
ホテルに戻ってきて無料Wi−Fiに接続したら、iCloud写真をオンにして、iCloudに写真をアップロードすることをオススメします。
- 設定→Apple ID→iCloud→写真→iCloud写真をオン
Appのバックグラウンド更新をオフ
モバイルルータを使っている時は、Appのバックグラウンド更新もオフにしてください。無駄なデータ通信を抑えることが可能です。
- 設定→一般→Appのバックグラウンドをオフ
ただしTwitterやFacebookなどSNS系のアプリの通知も来なくなってしまいます。困る方は、Appのバックグラウンド更新をオンにしていただき、個別にオン・オフを設定することをオススメします。
- 設定→一般→Appのバックグラウンドをオン→個別にオン・オフを設定
ソフトウェア・アップデートの自動更新をオフ
iOSの自動更新が有効だと、iOSのアップデートがあった場合に、自動でファイルをダウンロードしてしまいます。
アップデートの内容にもよりますが500MB〜1GB近いデータですので、オフにしておくことをオススメします。
- 設定→一般→ソフトウェア・アップデート→自動アップデートをオフに
自動ダウンロードをオフに
iTunes StoreとApp Storeの自動ダウンロードもオフにします。
- 設定→iTunes StoreとApp Store→自動ダウンロードをオフに
以下の項目をオフにしておきましょう。
- ミュージック
- APP
- ブックとオーディオブック
- アップデート
iCloudバックアップをオフ
iCloudバックアップは、充電中に画面がロックされた状態でWi-Fiに接続すると、自動的にiCloudへバックアップが保存されます。
差分をバックアップするので大きな容量ではありませんが、データ通信量が気になる方はオフにしてください。
- 設定→Apple ID→iCloud→iCloudバックアップをオフ
注意点
iCloudバックアップをオフにすると、旅行先で端末を紛失した際、バックアップ以後のデータが復元されませんのでご注意ください。
ホテルの無料Wi-Fiに接続したら、iCloudバックアップは取るようにしてください。
ホテルの無料Wi-Fiに繋いだらやること
今までモバイルWi-Fiのデータ通信量を抑える方法を紹介しました。
当然、バックアップは作成されませんので、端末を紛失してしまったらデータを復元することはできなくなってしまいます。
海外旅行の場合、外出中はWi-Fiルーターを使い、ホテルでは無料Wi−Fiを使います。
ホテルに戻ってきて無料Wi-Fiに繋いだら、次のことをやることをオススメします。
- 写真のバックアップ
- iCloudバックアップ
写真のバックアップ
ホテルに戻ったら写真のバックアップは必ずやってください。
バックアップを取っておけば、万が一、iPhoneを盗まれてしまっても、旅行中の写真を復元することが可能です。
iCloud写真
iCloud写真を使っている方は、ホテルに戻ってきたらiCloud写真の設定をオンにします。
これで写真と動画はiCloudにバックアップされます。バックアップが終了したら、オフにしていただいて大丈夫です。
- 設定→Apple ID→iCloud→写真→iCloud写真をオン
Googleフォト
iCloud写真を使っていない方は、Googleフォトでバックアップを取ってください。
Googleフォトは「高画質」と「元サイズ」の2つのモードがあります。どちらでもお好みのモードでバックアップを取ってください。
- 高画質・・・無料で容量無制限で写真と動画をバックアップ。圧縮されますが、目で見て分からないレベルです。
- 元サイズ・・・圧縮されませんが、Googleドライブの容量を消費します。15GB以上は有料です。
iCloudバックアップを作成
ホテルに戻って無料Wi-Fiに接続したら、iCloudバックアップを作成してください。
もしiPhoneを紛失したとしても、iCloudバックアップを取っておけば、バックアップの状態に復元することが可能です。
さいごに
以上、海外旅行でモバイルWi-Fiを使うとき、iPhoneで通信量がオーバーしないために行うことについてお伝えしました。
特に、フォトストリームとiCloud写真を有効にしている場合、この2つはオンのままだとデータ通信をかなり消費しますので、オフにすることを強くオススメします。
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