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Google検索で、日付指定の演算子「before:」と「after:」が利用可能に

SEO

Google検索で、日付指定の演算子「before:」と「after:」が利用できるようになりました。

まだベータ版ですが、「before:」と「after:」を使って検索すると、検索ユーザーは特定の期間に公開されたコンテンツを検索することが可能です。

例えば、特定の日時より昔のコンテンツを探したかったり、特定の日時より新しいコンテンツを探すことが出来るようになります。

多くの検索において、検索ユーザーは鮮度の高い情報を検索結果に出ることを求めます。そのため、Google検索では、QDF (query deserves freshness) と呼ばれる情報鮮度の高い最新のページが検索結果に表示する仕組みを検索エンジンに導入してします。
でも、古い情報を検索したいニーズはありますよね?
日付指定の演算子「before:」と「after:」を利用すれば、簡単に検索窓から過去の検索結果を表示することが可能です。

Google検索で利用できる日付指定の演算子「before:」と「after:」を紹介します。

日付指定の演算子「before:」と「after:」とは?

日付指定の演算子「before:」と「after:」とは、演算子を検索クエリと一緒に検索窓に入力することで、日付を指定した検索ができるようになります。

  • 「before:」・・・指定した日付より前の検索結果を表示します。
  • 「after:」・・・指定した日付以降の検索結果を表示します。

「before:」と「after:」の使い方

「before:」と「after:」の使い方も見ていきましょう。

年月日の区切りなど、細かい決まりはないので使い勝手はすごくいいです。

年月日の区切り

「-」でも「/」でもどちらもOKです。

  • before:2018-12-31
  • before:2018/12/31
  • after:2018-12-31
  • after:2018/12/31

月日の桁は?

月や日は、一桁・二桁どちらの表記でもOKです。

  • before:2018-01-01
  • before:2018/1/1
  • after:2018-01-01
  • after:2018/1/1

月と日は省略できる

月と日は省略できます。

  • before:2018・・・before:2018-01-01と同じ
  • after:2018・・・after:2018-12-31と同じ

2019年4月1日「令和」が発表された前後の検索結果を比較

2019年4月1日「令和」が発表された前後の検索結果を比較します。検索結果はだいぶ違うことが分かります。

2019年4月1日以後の検索結果

2019年4月1日以後の検索結果を見てみます。

「after:2019-04-01 令和」と検索窓に入力します。

2019年4月1日「令和」が発表された後の検索結果

2019年3月31日以前の検索結果

2019年3月31日以前の検索結果を見てみます。

「before:2019-03-31 令和」と検索窓に入力します。

2019年4月1日「令和」が発表される前の検索結果

「before:」と「after:」は、元々Gmailで利用できた

日付指定の演算子「before:」と「after:」は、元々Gmailで利用できる検索演算子でした。
Gmailで利用すると、指定した期間に送信されたメールを検索することができます。

Gmail で使用できる検索演算子

ちなみにGmailでは、「older:」「newer:」などの検索演算子も使えますが、こちらはGoogle検索では利用できません。

Google検索の「ツール」で期間指定するよりも簡単

今まで、Google検索結果で期間指定する場合、Google検索の「ツール」を使っているユーザーもいると思います。でも、手順が面倒でした。

  1. 一度、検索して検索結果を表示させる
  2. 「ツール」から期間指定する

Google検索の「ツール」で期間指定

この方法よりも、日付指定の演算子「before:」と「after:」を使った方が、簡単に日付を指定した検索結果を表示できます。

さいごに

以上、Google検索で利用できる日付指定の演算子「before:」と「after:」を紹介しました。

まだベータ版とはいえ、検索窓に入力するだけで簡単に日付を指定した検索ができます。
便利な機能なので、ぜひ使ってみてください。