docomo withの iPhone 6s が、MVNOに対抗できる料金プランだという記事が目立ちますが、果たして本当でしょうか?
昨日のエントリーでも書きましたが、docomo withの iPhone 6s は一人で使っても月額料金は全然安くなりません。家族でデータ通信をシェアすることで、家族で利用する人数が増えれば増えるほど、月額料金が安くなる仕組みです。
ところが、docomo withの iPhone 6s を家族で契約する場合、選択できるデータ通信プランは、ユーザーが望んでいるようなプランが無いことをご存知ですか?
今日のエントリーは「docomo withの iPhone 6s は、選択できるデータ通信プランが残念な件」についてお話します。
docomo withの iPhone 6s で選択できるデータ通信プラン
docomo withの iPhone 6s で選択できるデータ通信プランは、使用したデータ量に応じて、プランが自動で変動する料金プランがメインです。
定額プランも選べるのですが、最低30GBからです。。そんなに使わんでしょ。。
もういい加減、情報弱者を騙すようなプランばかり作るの止めませんか?
docomo withに限らず現在docomoでスマホを契約して、家族でデータ通信を分け合う場合、以下の2つのプランから選択することになります。
- ベーシックシェアパック
- ウルトラシェアパック
ベーシックシェアパック
ベーシックシェアパックは、使用したデータ量に応じて、プランが自動で変動する料金プランです。
ちょっとでも超えると、自動的に次のプランの料金が課金されます。
- 5GB以内に収まれば6,500円
- 5GBを超えてしまい、10GB以内に収まれば、9,000円
- 10GBを超えてしまい、15GB以内に収まれば、12,000円
- 15GBを超えてしまい、30GB以内に収まれば、15,000円
これって、自分でデータ通信の容量をコントロールできる人ならばいいのかもしれませんが、そもそもdocomo withのターゲットとなるスマホ初心者が、そこまで管理ができるとは考えにくいですよね。
ずっとドコモ割プラス
長期契約しているユーザーに対しては、契約期間によって「ずっとドコモ割プラス」の割引が適用されます。例えば、15年以上契約しているプラチナステージのユーザの場合、以下のような割引が適用されます。
- 5GBまで・・・900円割引
- 10GBまで・・・1,000円割引
- 15GBまで・・・1,200円割引
- 30GBまで・・・1,200円割引
ウルトラシェアパック
ウルトラシェアパックは定額制のプランですが、最低30GBから。そんなに使わないという方も多いと思います。だって、我が家ではDMM mobileのシェアプランで毎月8GBのデータ通信を3人で利用していますが、8GB使い切ったことは一度もないですから。8GB繰り越されるので、毎月月初には16GBのデータ通信の容量があり、データ通信は余りまくっていますねw
- ウルトラシェアパック30・・・30G、13,500円
- ウルトラシェアパック50・・・50GB、16,000円
- ウルトラシェアパック100・・・100GB、25,000円
テザリングは事前申し込みが必要だけど、現在キャンペーン中で申込不要
これもおかしな話。ウルトラシェアパックは、テザリングを利用するには事前申し込みが必要とのこと。ただし現在キャンペーン中で申込不要です。
MVNOだって、テザリングは申し込み無しで使えるのに、これはひどいですね。
大容量プランなのだから、当然テザリングを利用するユーザーも多いと思います。
テザリングは月額1000円だけど、現在キャンペーン中で無料
ウルトラシェアパックでテザリングを利用するには、事前申し込みに加えて、月額1000円の定額料が必要とのことですが、現在キャンペーン中で無料です。
なんだかなあと思いますね。
30GB以上の大容量プランを契約しているのだから、スマホのデータ通信に使おうが、テザリングのデータ通信に使おうが、ユーザーの自由だと思いませんか?
テザリングを利用するのに別途申し込みが必要だったり、費用がかかるというのは、ユーザーの利便性を無視した話ですよね。
ウルトラシェアパックを利用する際の注意点
僕はdocomo withのiPhone 6sを契約することはオススメしません。
でも、ご家族で契約される方もいると思います。なので、ウルトラシェアパックを利用する際の注意点についても言及します。
ウルトラシェアパックの難点は、少しでも容量を超えたら、自動的に次のプランの料金が課金されることです。
これを防ぐために、ウルトラシェアパックでは、リアルタイムでデータ通信の使用量を確認できたり、回線ごとにデータ通信の使用に制限をかけることができますので、やり方を紹介します。
リアルタイムでデータ通信の使用量を確認する方法
My docomoアプリで確認できます。
回線ごとにネットワーク暗証番号を入力すれば、リアルタイムでデータ通信の使用量を確認できます。ちなみにデータ通信は月末にリセットされますので、月初からの累積のデータ通信を確認することが可能です。
- 代表者の回線・・・自分の容量、全体の容量、子回線の容量を確認できます。
- 子回線・・・自分の容量、全体の容量しか確認できません。
必ず代表者の方は、全体の容量を把握しながら使うことをオススメします。
回線ごとにデータ通信の使用に制限をかける方法
回線ごとにデータ通信の使用に制限をかけておけば、自動的に次のプランの料金が課金されることを回避できます。
例えば15GBのデータ通信を家族3人で契約しているとします。
絶対に15GBを超えたくないならば、主回線5GB、子回線5GB、子回線4GBにしておきます。
回線ごとに制限を作れるのであれば、全て5GBにしておいても良さそうですが、オススメしません。
理由は、データ通信の使用に制限をかけても、あくまで目安なので、容量を超えてしまうことがあるからです。
さいごに
以上、「docomo withの iPhone 6s は、選択できるデータ通信プランが残念な件・・・」についてお話しました。
- ベーシックシェアパックは、使用したデータ量によって料金プランが自動で変動する仕組みなので、毎月の使用量の管理が面倒くさい。
- ウルトラシェアパックは定額制のプランとはいえ、30GB以上の大容量プランを契約しなければならないというのは、ユーザーファーストではありません。
docomo withの iPhone 6s を契約して家族でデータ通信をシェアして使う場合、選択できるパケットパックはロクなものがありませんので、くれぐれもご注意ください。
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