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「Microsoft SIM」と「Apple SIM」の違い

インターネット

「Microsoft SIM」の登場が間近となりました。

「Apple SIM」同様に、物理的なSIMカード「Microsoft SIM」を挿す必要があります。なので、SIMスロットが搭載されているモデルじゃないと使えません。

Windows Storeで公開されているアプリ「Cellular Data」をインストールして使います。

マイクロソフトのサイトによると、

Wi-Fi が利用できない場合も含め、どこにいても接続を維持できる安定した、便利な方法をお探しですか? Cellular Data アプリにより、Microsoft アカウントを使用するだけで、全国に広がる、信頼できる携帯データ ネットワークに接続できます。

Microsoft アカウント情報を使用するだけで、Windows 10 デバイス上の、携帯ネットワークのデータ通信プランに接続して – 料金を支払うことが – できます。これは、携帯電話会社との固定契約や長期契約が必要ないということです。ご都合に合わせてモバイル データを購入して、使用することができます。 全国に広がる信頼できるネットワークを使用してオンライン環境を実現するには、これが最も簡単な方法です。ネットワークの受信圏内ならどこでも Windows ストアからプランを購入できます。Cellular Data アプリを使用すると、いつでも安全に高速の携帯ネットワークに接続できます。

このアプリは、特定の Windows 10 デバイスでのみ動作するように設計されており、Microsoft SIM カードが必要です。 サービスは複数の市場で利用可能で、申し込みは国内のプランにのみ可能です。– 海外ローミングの申し込みは、間もなく可能になります。

Cellular Data

「Microsoft SIM」の特徴

プリペイドSIMなので、必要な時にどこででもネットワークを購入することが可能です。面倒な契約手続きや最低利用期間の縛りはありません。

アプリを使えば、リアルタイムで残高やデータ使用量も把握できるので料金も明確になるしね。

気になるのは、昨年11月17日に発売された「Apple SIM」との違いですよね?早速比較してみます。

対象デバイス

「Microsoft SIM」

おそらくSurface3 などのSIMスロット搭載モデルには確実に対応するはず。

VAIO S11などのSIMスロットを搭載したWindows10のモデルへの対応状況は不明です。

Surface3 以外にも、Windows10搭載のSIMフリーモデルは数多く発売されています。PCだけでなくタブレットやスマホもあるので、マイクロソフトがシェアを伸ばしたいなら、自社以外の端末でも絶対に使えるようにすべき。

技術的に可能なら、Apple製品でも使えるようにしたらシェアはもっと広がります。

「Apple SIM」

セルラー版「iPad Pro 」「iPad Air 2」「iPad mini 3」「iPad mini 4」のみ利用可能。

iPhoneで使えないので、海外で利用する気にはなりませんよね。海外旅行でiPad持って街に出歩けないからね。

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通信事業者

「Microsoft SIM」

具体的な通信事業者名は、今のところ明らかにされていません。利用できる地域などの発表もまだです。

「Apple SIM」

世界90以上の国と地域で利用できます。

でも、海外ではGigSkyのネットワークに繋がるのですが、めちゃ高い。アメリカで使うなら、500MBで約6000円。2GB使ったら24000円。

高すぎる・・・

しなみに外国人が日本で使う場合、auのネットワークを利用するので、1GB 1500円という安くはないけど、まあ許せる金額です。

MVNOだったら、DMM mobileが1GB 637円、2GB 831円、3GB 918円 なので、割高感ありますよね。

課金方式

「Microsoft SIM」

Microsoftアカウントから、プリペイド方式でユーザーに課金されます。クレジットカードなどの個人情報を通信事業者へ渡す必要が無いので安心です。

「Apple SIM」

AppStoreから課金されず、各通信事業者の画面でアカウントを作成して、個別にクレジットカードで課金するのは面倒くさい。App Store のアカウントで払えればいいのにね。

データ通信のみ?

「Microsoft SIM」

通話プランがあるのかどうかの発表はありません。通話プランの場合、詐欺などに使われることもあるので、本人確認が必須になりそうです。

「Apple SIM」

データ通信のみ。

今後の「Microsoft SIM」の戦略は?

モバイルOSのシェア

AndroidとWindows Phoneが増加 – 8月OSシェア(モバイル)

Windows Phoneのシェアは、2015年8月のデータだと、僅か2.6%。

モバイルOSのシェアを上げるために「Microsoft SIM」をうまく活用すべき。

「Apple SIM」は、iPadの一部の機種でデータ通信のみでしか使えないし、GoogleからはプリペイドのSIMカードの発売はありません。

具体的には、データ通信だけでなく、通話もできるようにして、iOSもAndroidでも利用できるようにすれば、スマホ対応に遅れを取ったマイクロソフトは挽回できるチャンスなんですけどね。

日本ならIIJmioやDMM mobileなどの通信速度の安定しているMVNOとの連携を期待します。

海外でも空港などで売っているプリペイドSIMと同程度の金額設定だと嬉しいですよね。

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