今日のエントリはー、Time Machineを使わずに、バックアップを自動化する方法を紹介します。Macユーザー必見ですよ。
先日のエントリーでも書きましたが、AppleはTime Capsuleの在庫がなくなり次第、販売を中止する発表を行いました。
Time Machineを自動化するためのTime Capsuleを販売中止にするということは、Appleは近い将来Time Machineを切り捨てる可能性が高いです。Time Machineは「OSのバージョンが異なると復元できない」というトラブルもよく聞きますので、切り捨てられるのは時間の問題かなと、僕は考えています。
Appleは、新しい技術を推進するために、容赦なく古い技術を切り捨てる会社ですからね。
Macユーザーの方は、Time Machineに頼らずに、バックアップを自動化することをオススメします。
クラウドストレージの普及で、Time Machineを使わなくても、GoogleドライブやDropboxを使えば、データのバックアップは自動化できますからね。
Time Machineを使わないで、バックアップを自動化する方法
お待たせしました。Time Machineを使わないで、バックアップを自動化する方法を紹介します。
- 写真はクラウドへ保存
- データはクラウドに保存
- メールはIMAPを使う
- 連絡先、カレンダー、ブックマークもクラウドに自動で保存
1. 写真はクラウドへ保存
写真はクラウドへ保存します。
iCloudフォトライブラリを使うか、Googleフォトを使うかの2択になります。それぞれのクラウドサービスの特徴を説明します。
iCloudフォトライブラリ
お金を払うので、面倒なことは何も考えずに、自動で写真のバックアップを取りたい方は、iCloudフォトライブラリを選択してください。
iCloudフォトライブラリを使えば、macOSの写真アプリ上の写真やビデオを、自動でiCloudへ保存してくれます。
また、iOSの写真アプリとも同期するため、ネットに繋がっていれば、iPhoneとMacで同じ写真を閲覧することが可能になります。
iCloudストレージに課金する必要あり
iCloudフォトライブラリは、iCloudのストレージを消費するので、iCloudストレージに課金する必要があります。
無料で使えるiCloudストレージは5GBなので、写真やビデオを保存すると、すぐにいっぱいになってしまいますからね。
- 50GB・・・月額130円
- 200GB・・・月額400円
- 2TB・・・月額1300円
iCloudフォトライブラリをオンにする方法
iCloudフォトライブラリをオンにするには、次の方法で行ってください。
- システム環境設定→iCloud→写真→オプション→「iCloudフォトライブラリ」にチェックを入れる
Googleフォト
写真のバックアップに課金したくないという方は、Googleフォトを使ってください。目で見てもわからないレベルに写真が圧縮しても構わないのであれば、無料で写真やビデオを無制限にGoogleフォトへバックアップ可能です。
2. データはクラウドに保存
書類などのデータはクラウドに保存します。
どのクラウドサービスを使うかは、「Appleのサービスで統一する」「無料で使う」によって異なります。ご自身の環境に合わせてお選びください。参考までにどんな環境だと、どのクラウドサービスがいいのか紹介します。
- iCloud Driveを使う
- Googleドライブを使う
- 他社のクラウドサービスを組み合わせる
iCloud Driveを使う
クラウドサービスもAppleのサービスで統一するならば、iCloud Driveを使ってください。
また、写真のバックアップにiCloudフォトライブラリを使っている方も、iCloud Driveを使いましょう。
- メリットは、Appleのサービスなので分かりやすいこと
- デメリットは、iCloudストレージに課金しなければならないこと
Googleドライブを使う
Googleドライブは15GBまで無料で使えます。
書類などのデータが15GB以内に収まるのであれば、無料で使えるGoogleドライブがオススメです。
他社のクラウドサービスを組み合わせる
データが15GBを超えてしまう場合、他社のクラウドサービスを組み合わせることで、無料で40GBくらいまでのクラウドサービスを使うことが可能です。僕はGoogleドライブとDropboxを組み合わせて使っています。Dropboxはユーザーによって無料で使える容量は2GB〜25GBまで幅があります。友達にDropboxを紹介すると、無料で使える容量が500MBずつ増えていきます。
3. メールはIMAPを使う
メールはIMAPを使ってクラウドと同期してください。
今どきPOPメールを使っている人は少ないと思いますけどね。
4. 連絡先、カレンダー、ブックマークもクラウドに自動で保存
連絡先、カレンダー、ブックマークもクラウドに自動で保存できます。
iCloudを活用する方法と、Googleのサービスを活用する方法があります。
iCloudを活用する
連絡先、カレンダー、ブックマークなどは、iCloudを活用すれば、自動でiCloudと同期してバックアップされます。
上記のデータのサイズは小さいため、iCloudの容量を気にする必要はありません。
Googleのサービスを使う
上記の連絡先、カレンダー、ブックマークなどは、Googleのサービスでも代替できます。
Androidも併用しているユーザーならば、連絡先、カレンダー、ブックマークはGoogleのサービスを使った方が便利ですね。
さいごに
以上、Time Machineを使わずに、バックアップを自動化する方法についてでした。
とにかく簡単にバックアップを自動化したいならば、iCloudのストレージに課金して、写真はiCloudフォトライブラリへ保存し、データはiCloud Driveに保存してください。一度設定してしまえば、その後は自動でバックアップが取れますので、Time Machineを使わなくてもバックアップを自動化できます。
クラウドストレージには課金したくない方は、写真はGoogleフォトに、データはGoogleドライブやDropboxに保存すれば、無料でバックアップを自動化できます。
Time Machineは復元できないリスクがあります。データが消えてからでは遅いので、Macユーザーの方はTime Machineを使わずに、バックアップを自動化する環境を構築することを強くオススメします。
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