2018年6月4日よりラクマの販売手数料が3.5%へ引き上げられました。
今まで無料だったので残念に感じている方も多いと思いますが、メルカリの手数料は10%ですので、同じ金額で販売できるのであれば、出品者はラクマで販売した方が利益を出せます。
今日は、ラクマを利用する出品者のメリットとデメリットをまとめました。
ラクマを利用する出品者のメリット
ラクマを利用する出品者のメリットを見ていきます。
- 販売手数料3.5%
- 楽天ポイントや楽天ペイを使っているユーザーを取り込める
- 100サイズ以下の商品の配送は、「らく得パック」を使えば全国一律780円
- 売上金の入金が早い
販売手数料3.5%
販売手数料3.5%は、出品者の最大のメリットです。
メルカリの手数料10%と比較すると、ラクマの手数料3.5%は1/3ですからね。
ラクマの方が手数料が安いので、同じ金額で販売できるならば出品者の利益は増えるし、同じ利益でいいならば出品者はメルカリよりラクマに安価な価格設定をすることが可能です。
例えば、1万円で商品が売れた場合、ラクマの手数料は350円なのに対して、メルカリの手数料は1000円なので、ラクマで販売した方が650円多く利益を出せます。
とはいえ、どの程度のユーザーがメルカリとラクマで価格を変えて出品しているのかは謎です。メルカリとラクマを比較すると、手数料が異なることに加えて、配送サービスの値段も異なるので、利益が同じになるように商品の価格を決めるのは至難の業ですからね。
宅急便と契約運賃の契約をしているユーザーならば、3.5%と10%の手数料を商品代金にプラスすればいいだけですが。
楽天ポイントや楽天ペイを使っているユーザーを取り込める
ラクマは、楽天経済圏の中のサービスなので、楽天ポイントや楽天ペイを使っているユーザーを取り込めます。
100サイズ以下の商品の配送は、「らく得パック」を使えば全国一律780円
ラクマは100サイズ以下の商品の配送ならば、「らく得パック」を使うと全国一律780円で発送できます。メルカリよりも安いですね。
売上金の入金が早い
メルカリは4〜10日かかりますが、ラクマの売上金の入金は、楽天銀行に口座があると最短で当日振り込まれます。他の銀行でも翌営業日もしくは翌々営業日に振り込まれます。
ラクマを利用する出品者のデメリット
ラクマのデメリットを見ていきます。
- らくらくメルカリ便のような安価な配送サービスの提供がない
- 匿名配送ができない
- 楽天銀行の口座を持ってないと、売上金の振込手数料は1万円以上でも有料
- ユーザー数がメルカリより少ない
らくらくメルカリ便のような安価な配送サービスの提供がない
らくらくメルカリ便は、ヤマト宅急便と提携しており、宅急便が全国一律の金額で発送できます。しかも、宅急便の値段から最大69%も割引されています。
それに対してラクマで宅急便サイズの荷物を発送する時は、正規運賃なのでめちゃ高い。
以前、はこBoonが利用できたのですが、2018年5月2日でサービス終了となり、安価に配送できるサービスの提供がありません。
ラクマの販売手数料は3.5%とメルカリよりも安いのですが、らくらくメルカリ便のような安価な配送サービスの提供がないのは、ラクマのデメリットですね。
匿名配送ができない
匿名配送ができないのもラクマのデメリットです。
らくらくメルカリ便は匿名配送が可能です。一人暮らしの女性が出品したり購入したりする場合、匿名配送したいニーズは大きいはずなんだけどね。
楽天銀行の口座を持ってないと、売上金の振込手数料は1万円以上でも有料
楽天銀行の口座を持ってないと、売上金の振込手数料は1万円以上でも有料です。
メルカリは1万円以上ならば、どの銀行でも売上金の振込手数料は無料なので、この点はイマイチですね。楽天銀行同士なら、もう少し金額を下げてもいいと思うけど。まあ、このあたりは売上金をラクマ内で使わせたいというビジネス上の戦略もあるだろうけどね。
ユーザー数がメルカリより少ない
ユーザー数がメルカリより少ないです。
商品ジャンルにもよりますが、多くの商品はメルカリよりも少ない印象ですね。ただし、出品者にとっては、ユーザー数が少ないことは、ライバルも少ないということなので、デメリットばかりでもなさそうです。
さいごに
以上、ラクマを利用する出品者のメリットとデメリットについてまとめました。
ラクマは、販売手数料が3.5%と安いのは大きなメリットですが、配送料が高いなどのデメリットもあります。メルカリとラクマの配送料金を比較をして、どちらで販売すると利益が出るのかを計算してから出品することをオススメします。
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