Google I/Oで発表があった「Googleニュース」アプリがリリースされました。
iOS版とAndroid版が同時に登場したので、早速iPhoneとAndroidにインストールしてみたところ、自分の好みのニュースがキュレーションされるので、もう他のニュースアプリは不要かもしれません。
「Googleニュース」アプリは、Googleアカウントでログインして使うので、Googleアカウントに紐付いた情報を元に、提供されるニュースがパーソナライズされるのが最大の特徴です。しかも「Googleニュース」は、Googleアカウントの情報を元に、AIがキュレーションします。
「Googleニュース」アプリの登場で、SmartNewsやグノシーが死亡する理由
「Googleニュース」アプリは、ユーザーに合わせてニュースがパーソナライズされるのですが、人工知能や機械学習のテクノロジーを使って、ニュースがキュレーションされます。
- 人工知能がキュレーション
- 機械学習でユーザーに合わせたニュースを表示
SmartNewsやグノシーは逆立ちしても「Googleニュース」アプリには勝てません。だって、SmartNewsやグノシーは地域を設定するの手動ですよ。記事の掲載基準も不透明だし、広告も動画広告とか結構ウザいでしょ?
ということで、SmartNewsやグノシーに広告を出稿する企業も減ってくるはずなので、このまま死亡すると思われます。
「Googleニュース」アプリのタブ構成
では「Googleニュース」アプリの中身を見ていきます。
次の4つのタブで構成されています。iOSもAndroidもほとんど同じUIです。
- オススメ
- ヘッドライン
- お気に入り
- 新聞・雑誌 (ニューススタンド)
オススメ
「Googleニュース」アプリを立ち上げると、オススメが表示されます。
世の中の関心が高いオススメのニュースが5件表示されます。
その下に、Googleのアカウントに基づいて、パーソナライズされたニュースが表示されます。無制限にスクロールするので、ニュースがたくさん並ぶことになりますね。Googleにログインして検索しているユーザーほど、よりユーザーの好みに合ったニュースが表示されることになります。
ローカルニュースも表示されますので、ユーザーの現在地に基づいて、ローカルなニュースが提供されます。
ヘッドライン
ヘッドラインのタブをタップすると、ニュースのカテゴリーに応じて、更に7つのタブが用意されています。
今のところカスタマイズはできないですが、もっとカテゴリーを増やしてカスタマイズできるようになると嬉しいですね。
- 最新
- 日本
- 国際
- ビジネス
- 科学&テクノロジー
- エンタメ
- スポーツ
お気に入り
様々な分野のニュースコンテンツをお気に入りに追加できます。
ある程度パーソナライズされた、トピックとニュース提供元が表示されます。
僕の場合、次のような感じでした。
トピック
- macOS Sierra
- iPhone 8
- macOS High Sierra
- iPhone X
- 検索エンジン最適化
- ソフトバンクグループ
ニュース提供元
- 読売新聞
- 時事通信ニュース
- スポニチアネックス
- 毎日新聞
- 東洋経済オンライン
- AFPBB News
ユーザーにパーソナライズされたオススメが、トピックとニュース提供元が各々6件ずつ表示されます。この中に興味のあるものがない場合、検索して探すことも可能です。
新聞・雑誌 (ニューススタンド)
iOSだと新聞・雑誌と表示され、Androidだとニューススタンドと表示されます。
ここに表示されるメディアは、AMPページのコンテンツが表示されるので、サクサク高速に表示されます。
以下の項目が表示されますが、人気の雑誌はAndroid版のみの提供となります。
- 人気のニュース
- 人気の雑誌
- カテゴリ別に閲覧
人気のニュース
人気のニュースは、ユーザーにパーソナライズされているわけではなさそうです。異なるGoogleアカウントで試してみましたが、全く同じニュースが表示されましたので。
人気の雑誌
Android版のみの提供です。
有料なので人気の雑誌を読むには課金が必要です。
カテゴリ別に閲覧
カテゴリごとに人気のニュースを見ることが可能です。
カテゴリは以下の8つがあります。
- エンタメ
- フード&ドリンク
- 健康&フィットネス
- 住居&ガーデニング
- ニュース&政治
- 科学&テクノロジー
- 関心事
- スポーツ
「Googleニュース」アプリに広告は入るの?
今の時点では、「Googleニュース」アプリに広告は入りません。
ユーザー獲得のフェーズなので、しばらくの間、絶対に広告は出さないと思います。
でもね、「Googleニュース」アプリが、SmartNewsやグノシーからユーザーを奪ったら、広告は出してくるだろうね。
さいごに
Googleのようなプラットフォームが本気を出すと、ニュースアプリは淘汰されることになります。
2016年にAMPが登場した際、Googleの検索結果にニュースのカルーセルが出現して、ニュースアプリを脅かしました。
今回の「Googleニュース」アプリのリリースによって、SmartNewsやグノシーからユーザーが離れていくことは間違いなさそうです。
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