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iOS11.3.1へアップデートして不具合が出た際の対処方法!

AppleiPhone

iOS11.3.1がリリースされました。

今回は小規模なマイナーアップデートです。Apple以外でディスプレイ交換した際に生じる不具合を解消した模様です。あとはセキュリティのアップデートも含まれています。

iOS 11.3.1は、iPhoneまたはiPadのセキュリティを改善し、非純正品の画面に交換されたiPhone 8デバイスでタッチ操作に反応しなくなる問題に対処しました。
注記: 非純正部品の画面に交換した場合、画面の品質が損なわれ、正しく機能しなくなる可能性があります。Apple認定の画面修理は、信頼できる専門家がApple純正部品だけを使って行っています。詳しくはsupport.apple.com/ja-jpをご覧ください。

すでにiOS11.3.1へアップデートした方も多いと思いますが、iPhoneの動作が遅くなっていませんか?

今日のエントリーは、iOS11.3.1へアップデートして不具合が出た際の対処方法について詳しく説明します。

iOS11.3.1へアップデートする前に、必ずやること

iOS11.3.1
iOS11.3.1へアップデートする前には、必ずバックアップを取ってください。
今回はマイナーアップデートなので、「iCloudバックアップ」か「iTunesバックアップ」でiOSを丸ごとバックアップすればOKです。

お手軽なのは「iCloudバックアップ」です。Wi-Fi環境さえあればOSが丸ごとバックアップできますからね。
ただし、「iCloudバックアップ」はiCloudのストレージを消費するので、バックアップの容量が5GBを超えてしまうとバックアップに失敗してしまいます。iCloudの追加容量を買うのが惜しくない人は、月額130円払って50GBを追加購入してください。
1円も払いたくない方は、「iCloudバックアップ」のバックアップ項目を整理すれば、無料でバックアップが取れます。やり方は以前のエントリーに詳しく書きましたので、興味のある方は読んで下さい。

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iOS11.3.1へアップデートして不具合が出た際にやること

iOS11.3.1へアップデートして動作が鈍くなるなどの不具合が出ることがあります。
そんな時は、iOSの設定を見直すとサクサク動くようになります。

ただし、iPhone6より古い端末をお使いの場合、効果は低いかもしれません。その場合、クリーンインストールを行えば、動作は改善します。クリーンインストールについては後述しますので、まずはiPhoneがサクサク動くようになる設定を紹介します。

「視差効果を減らす」をオン

最も効果が大きいので、iPhoneの動きが遅くなったら、最初にこの設定を見直します。

デフォルトの設定では、「視差効果を減らす」はオフです。要するに余計なグラフィックメモリを消費しているんだよね。
視差効果については、Appleのサイトで詳しく説明されています。

iOS では、モーションエフェクト (視差効果) を利用して、ホーム画面や App 内で奥行き感を演出しています。iPhone、iPad、iPod touch のモーションエフェクトや画面の揺れが気になる方は、「視差効果を減らす」を使って、この効果を抑えることができます。

「視差効果を減らす」をオンにすることで、余計なグラフィックメモリの消費がなくなり、iPhoneはサクサク動くようになります。

「視差効果を減らす」をオン

  1. 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開く
  2. 「視差効果を減らす」をオン

「メッセージのエフェクトを自動再生」をオフ

「視差効果を減らす」をオンにすると、「メッセージのエフェクトを自動再生」をオフにできるようになります。これにより、iMessageのエフェクトやフルスクリーンエフェクトの自動再生がなくなるため、iPhoneはサクサク動くようになります。iMessageをよく使う場合、効果は大きいです。

メッセージのエフェクトを自動再生」をオフ

  1. 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開く
  2. 「視差効果を減らす」をオン
  3. 「メッセージのエフェクトを自動再生」をオフ

「透明度を下げる」をオン

「透明度を下げる」をオンにすると、iPhoneがサクサク動くようになります。かなり効果は高いです。注意点は、ホーム画面のフォルダの透明度が下がるためUIが変わります。
デフォルトの設定では、透明度を上げるために余計なグラフィックメモリを消費しているんだよね。

「透明度を下げる」をオン

  1. 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開く
  2. 「コントラストを上げる」をタップして「透明度を下げる」をオン

「Siri」をオフ

「Siri」を使っていない方は迷わずオフにしましょう。
特にiPhone6より古い端末の場合、音声で「Siri」が立ち上がるのは充電中のみです。外出先で使えないんじゃ、音声アシスタントの役目を果たしてないよねww

「Hey Siriを聞き取る」をオフ

  1. 「設定」→「Siriと検索」を開く
  2. 「Hey Siriを聞き取る」をオフ
  3. 「ホームボタンを押してSiriを使用」をオフ
  4. 「ロック中にSiriを許可」をオフ

「Appのバックグラウンド更新」をオフ

バックグラウンドで動かなくてもいいアプリは、「Appのバックグラウンド更新」をオフにします。
SNS系のアプリなど、通知が必要なアプリは、通知が来なくなるのでオフにしないでください。

「Appのバックグラウンド更新」をオフ

  1. 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド」を開く
  2. 「Appのバックグラウンド」に表示されるアプリを個別にオフにする

クリーンインストールを行う

iOSの設定を見直しても、iPhoneの動作が重いままで改善しない場合、あとはクリーンインストールしか方法はありません。クリーンインストールを行えば、かなりiOSの動作は改善されます。

クリーンインストールの詳しい手順は、以前のエントリーに詳しく書きましたので、よかったら見てください。

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iOSのシェア

2018年4月22日のiOSのシェアは、iOS11が76%、iOS10が19%、その他が5%です。最新OSと1つ前のOSで95%を占めています。

iOSシェア

このことはAppleの開発陣とiPhoneユーザーにとって、WIN-WINな関係を構築します。Appleの開発陣は最新OSに開発のリソースを集中できるし、iPhoneユーザーはバグの少ないiOSやiPhoneを使えますからね。

さいごに

以上、iOS11.3.1へアップデートして不具合が出た際の対処方法でした。

iOSの設定を見直すだけでもサクサク動くようになりますので、iPhoneの動きが遅くなった方は、ぜひお試しください。