アメリカでGoogle Home Maxが発売されました。
Google Homeシリーズのハイエンドモデルです。
ウーファーとツイーターをそれぞれ2基搭載しており、Google Homeの20倍の大音量が出るとのこと。また、「Smart Sound」と呼ばれる技術を使って、設置場所の環境に合わせて音質を最適化します。Home Maxの設置場所を移動すると、機械学習を使って瞬時に音質の調整が完了するのです。
Appleが開発しているHomePodは涙目ですね。当初、12月にアメリカ・イギリス・オーストラリアで発売を予定していましたが、来年に延期されています。いったい日本での発売はいつになるのか・・・
今日のエントリーは、Google Home MaxとHomePodを比較してみます。
「Google Home Max」と「HomePod」のスペックを比較
早速「Google Home Max」と「HomePod」のスペックを比較してみます。
HomePodの方がサイズ・重量が半分くらいで小さめです。
Google Home Max | HomePod | |
---|---|---|
ツイーター | 18 mmのcustom tweetersを2基搭載 | ツイーターを7基搭載 |
ウーファー | 114 mmのhigh-excursion 対応dual voice-coilウーファーを2基搭載 | サブウーファー |
サイズ | 幅336.6 mm × 高さ190.0 mm × 奥行き154.4 mm | 幅172 mm × 高さ142 mm |
重量 | 5.3kg | 2.5kg |
形状 | 長方形(縦・横どちら向きでも設置が可能) | 円筒形 |
色 | チョーク、チャコール | 白、スペースグレー |
Wi-Fi | 802.11b/g/n/ac (2.4GHz/5Ghz) | 802.11a/b/g/n/ac with MIMO |
Bluetooth | Bluetooth4.2 | なし |
AirPlay 2 | なし | AirPlay 2 |
価格 | 399ドル | 349ドル |
「Smart Sound」と「ビームフォーミング」について説明する
それぞれの特徴である「Smart Sound」と「ビームフォーミング」について説明します。
「Smart Sound」
Google Home Maxに採用された新しい技術です。
内蔵された6つのマイクから音を拾い、Google Home Maxを室内に設置した場所に応じて、機械学習を使ってイコライザーを調整します。手動でイコライザーをセッティングする必要がなくなるのです。
「ビームフォーミング」
HomePodに搭載された技術です。
ビームフォーミングとは、人間のいる方向へ音を発信し、人間のいない方向には電波を低減し、ターゲット方向にビームを形成することで電波の嗜好性を高める技術です。
「ビームフォーミング」により、特定の方向に音が広がっていくので、リッチなサウンドを奏でることができるのです。
「Google Home Max」は音楽を無料で聞けるのか?
「Google Home Max」は無料で音楽が聞けるのでしょうか?
定額制音楽配信サービス
Spotify、Pandoraならば無料プランが、Google Home Maxで利用できるので、定額制音楽配信サービスを無料で聴くことが可能です。
Googleでは、今キャンペーンをやっており、Google Home Maxを購入すると、12ヶ月間「YouTube Music」が無料で利用できます。定額制音楽配信サービスの「YouTube Red」もこの中に含まれます。
インターネットラジオ
TUNE IN、iHeart RADIOならば無料で聴くことが可能。
Google Play Musicにアップロードしている手持ちの曲
Google Play Musicにアップロードしている手持ちの曲は、無料でGoogle Home Maxで聴くことができます。
手持ちの曲をGoogle Play Musicにアップロードして聞くのは無料ですからね。
「HomePod」は音楽を無料で聞けるのか?
次に「HomePod」を見てみましょう。
定額制音楽配信サービス
Apple Musicと契約すれば定額制音楽配信サービスを聴くことが可能です。月額980円、もしくは年額9800円かかりますけどね。
Spotify、Pandoraの無料プランが、HomePodにリンクできるのかどうかは、今の時点では分かりません。Appleのことだから、ダメっぽい感じもするけどね。
インターネットラジオ
有料のApple Musicを契約しているユーザーならば、Beats1などのインターネットラジオを聴くことが可能です。チャンネルは多数用意されています。
iTunesで提供している無料のインターネットラジオが、HomePodで聴けるかどうかは分からないですね。
手持ちの曲は?
Appleの場合、クラウドで音楽を管理するのは有料です。iTunes Matchが年額3980円、Apple Musicが年額9800円かかります。クラウドで管理している曲は、HomePodで聴けるはず。
PCのiTunesで音楽を管理している場合、AirPlay 2を利用すればHomePodで音楽が再生できるかもしれません。この場合、無料で手持ちの曲をHomePodで聞けることになります。でも、この点についてAppleからの発表がないので、現時点ではなんとも言えません。
音声アシスタントは?
GoogleアシスタントとSiriを比較すると、現時点でGoogleアシスタントがぶっちぎりで性能が高いです。Googleは検索エンジンで膨大なデータを持っているので、音声アシスタントに関してAppleに勝ち目はないですね。
さいごに
以上、Google Home MaxとHomePodの比較についての記事でした。
「Google Home Max」と「HomePod」はどちらも高品質なウーファーやツイーターが搭載されており、ミュージックファーストのスマートスピーカーです。
ハイエンドのスマートスピーカーをリビングに置きたいユーザーは多いと思います。早く日本で発売されるといいんだけどね。
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