ゾゾタウンが送料自由になるけど、今後ECの送料はどうなるの?

本日10月1日より、ヤマト運輸の宅急便の定価は、60サイズで756円から907円に値上げされました。

また、個人だけでなく、契約運賃を結ぶ法人顧客の送料も値上げとなります。ちなみに、わたくしの会社もヤマト運輸と契約しているんだけど、10/1より値上げになりましたからね・・・

アマゾン向け値上げ合意 ヤマト、4割超で

アマゾンはヤマトの最大の取引先で、ヤマトが年間に取り扱う荷物のうち1~2割を占める。ヤマトのアマゾン向けの運賃は全体平均の半分の280円前後とされる。両社は値上げすることで大筋合意し、400円台以上とする方向で最終調整している。値上げ幅は少なくとも4割超になる。

宅急便の送料に関しては、今までが安すぎたんだよね。なので、日本郵便も佐川急便も今後値上げをしていくことになっています。

こんな背景があるにも関わらず、ゾゾタウンがやってくれました。送料はユーザーが自由に決めていいんだってさ。

ゾゾタウン流石だよね。世の中が宅急便の送料の値上げを受け入れている中、ゾゾタウンは実質送料無料という逆張りの戦略です。あくまで、試験的な実施なので、いつ終了するかは分からないけどね。

ヤマト運輸の送料値上げによって、他のEC事業者では送料の値上げが予想されるので、さらにゾゾタウンは売れるんだろうね。

ということで、今日のエントリーは、今後のECの送料はどうなるのかについてです。

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送料自由って言うけど、誰が負担するの?

送料をユーザーが自由に決められるというのは、ゾゾタウンがプラットフォームとして、十分な利益を出しているからできる技です。自転車操業の弱小通販が、同じことをやったら倒産しますから・・

今回のゾゾタウンによる、ユーザーが送料を決められるシステムは、どんな仕組みになってるんだろうね?だって送料を誰かが負担する必要がありますからね。

楽天の場合、小売店が直接ユーザーに発送しますよね?それに対して、ゾゾタウンは自社の物流倉庫からユーザーに発送します。物流機能はゾゾタウンが管理しているんだよね。

ということは、ユーザーが送料を負担しなかったとしても、ゾゾタウンが運送会社へ送料を支払わなければなりません。

以下のような予想ができます。

  • ゾゾタウンが送料を全額負担
  • ゾゾタウンとアパレルで折半
  • アパレルが全額負担

誰が送料を負担するかについては、ゾゾタウンのようなプラットフォーマーと、アパレルとの力関係で変わってくるんだろうね。

全てのユーザーが送料0円で購入すると、ゾゾタウンが負担する送料はいくら?

2016年度のゾゾタウンの決算資料を見ていきましょう。

ゾゾタウン 出荷件数

  • ゾゾタウンの経常利益・・・264,4億円
  • ゾゾタウンの平均出荷単価・・・8,680円
  • ゾゾタウンの出荷件数・・・18,208,991件

出典 17/03期 連結業績の概要
出典 START TODAT Summary of Financial Results

ユーザーへ配送する送料を1個400円と設定します。すると、ゾゾタウンが負担する送料は約72.8億円。

送料を全てゾゾタウンで負担すると仮定すると、ゾゾタウンの経常利益が264.4億円なので、利益の27.5%が送料で吹き飛ぶ計算になります。実際のところは、全部ゾゾタウンが負担するのかどうかは分からないけどね。

送料の金額によって配送方法を使い分ける

ゾゾタウンは、なるべく送料は圧縮したいはずなので、以下の様なことも想定されます。

ユーザーが支払う送料の金額に応じて、ゾゾタウンが運送会社を使い分けるということです。

例えば、

  • 400円支払うユーザー・・・ヤマト運輸
  • 200〜400円支払うユーザー・・・デリバリプロバイダのような1ランク下の運送会社
  • 0円〜200円支払うユーザー・・・ポスパケットなど

上記以外の配送方法も考えられます。ゾゾタウンはECのプラットフォームでもあるので、らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便のような、割安運賃を運送会社と契約することは可能ですからね。

今後、ECの配送方法は変わっていく

10月1日よりヤマト運輸が送料を値上げしただけならば、ECの事業者は、値上げ分の送料を、消費者に転嫁することができたはず。

でもね、ゾゾタウンがユーザーが送料を自由に決められるサービスを開始したので、ユーザーに送料を転嫁するのは難しくなってきたんじゃない?

ECの場合、他で真似出来ない商材を取り扱っている場合は、消費者に送料の値上げ分を負担してもらうことは可能です。それに対して、家電等のどこでも購入できる商材の場合、送料を値上げすることは難しいのではないでしょうか。

今後、以下のように、配送方法は変わっていくはずです。

  • 全国一律の送料はなくなる
  • 宅急便についてる補償が必要な場合、送料はユーザーが負担する
  • 普通郵便のような伝票番号がない配送方法も増える

さいごに

以上が、ゾゾタウンによる送料自由なサービスが展開された場合、ECの送料がどうなるかについてでした。

資金力のある大手プラットフォームが実質送料無料を始めることで、ECの料金や配送方法が変わっていくことが予想されます。

ヤマト運輸が10月から宅急便の運賃を値上げするようです。 先週、当社にもヤマト運輸のドライバーから、10月以降の運賃の話がありました。...
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