vGoogleのAutoDrawを使えば、落書きをするように線で輪郭を描くだけで、クリエイターが描いたような素敵なイラストが完成します。
AutoDrawは、Googleの人工知能を使っていて、機械学習システムの上で動いています。なので、ユーザーが描き始めた線を予測して、イラストの候補が出てくるという優れたサービスです。
車、家、犬などを描いてみましたが、こちらの思い通りのイラストの候補が出てきます。
出来上がったイラストは、PNGファイルでダウンロードできますので、ちょっとしたメモなどにイラストを付けたいときにオススメです。
これめちゃ面白い。
AutoDrawとは
AutoDrawとは、オンラインで利用可能なお絵かきツールです。
AutoDrawは、機械学習アルゴリズムを活用しているので、落書きのような絵でも、AIがきちんとしたイラストに変換してくれます。
何かをイメージして、ざっくりとしたイメージの線を描くと、機械学習データベースと照会して、イラストの候補がでてくるのです。
無料で使えるのもポイント。
ウェブベースのサービスなので、ブラウザで動きます。PCだけでなくスマホやタブレットからも利用できるのも特徴です。
AutoDrawでイラストを描いてみる
AutoDrawでイラストを描く手順を紹介します。
- AutoDrawへアクセス
- 落書きを始める
- イラストの候補が出てくる
- イラストを選ぶ
- イラストを保存する
- イラストを共有する
- イラストを登録する
1. AutoDrawへアクセス
AutoDrawへアクセスします。
2. 落書きを始める
落書きを始めます。
描きたいものの外郭の線を引き始めましょう。
3. イラストの候補が出てくる
外郭を描けば、イラストの候補が上部に現れます。
追加で線を描くと、イラストの候補が変わるのも面白いよね。
4. イラストを選ぶ
イラストの候補の中から、自分のイメージに近いイラストを選びます。
5. イラストを保存する
イラストが出来上がったら、PNGファイルでダウンロードできます。
6. イラストを共有する
イラストを他の人と共有することも可能です。
Twitter、Facebook、Google+ で共有できます。
7. イラストを登録する
イラストができたら、データベースに登録することもできます。
AutoDraw: submit your own drawings
Googleの「A.I. Experiments」をご存知ですか?
Googleが開発しているAIや機械学習を使ったコンテンツのデモやアプリを集めた「A.I. Experiments」をご存知ですか?
「A.I. Experiments」の中には、AutoDrawの他にも、人工知能や機械学習が体験できるアプリやゲームがあります。
Giorgio Cam
Giorgio Camは、スマホのカメラに写っているものに対して、音楽に合わせた歌詞を作ってくれるアプリです。
どんな技術を使っているのかというと、機械学習で画像認識するGoogleの「Cloud Vision API」と、音声を合成する「marytts」というオープンソースのテクノロジーをかけ合わせています。
↓デモページで体験できますよ。
Quick, Draw!
ニューラルネットワークを使ったお絵かきゲームです。
「20秒以内で像を描いて」といったような質問が出てくるので、答えになる絵を書いていきます。
意外と難しいかも。
The Infinite Drum Machine
データを可視化する際に用いる「t-SNE」と呼ばれるアルゴリズムを使って、ドラムの音源を機械学習させて、音源を色ごとに分類しています。
Thing Translator
「Cloud Vision API」と「Translate API」を使っていて、スマホのカメラで映した物体を多言語に翻訳してくれます。
スマホに映した「テキストからの翻訳」だったら、「Google翻訳」アプリでもできるけどね。Thing Translatorは更に進化していて、「ある言語のテキスト」から「他の言語のテキスト」でなく、「物体の画像」を「多言語のテキスト」に翻訳してくれます。
Bird Sounds
The Infinite Drum Machineと同じテクノロジーを使い、Bird Soundsは、鳥の鳴き声を機械学習させて、データを可視化させています。
以下のデモページで体験できますが、14482種類の鳥の鳴き声のデータを読み込むので、読み込みに時間がかかります。スマホではなくPCで利用することをオススメします。
A.I. Duet
AIと一緒に音楽を作れます。
キーボードを叩くと、AIが「半音上げたり」「半音下げたり」して、アレンジしてくれるのです。
キーボードを叩くアプリなので、PCではなく、スマホやタブレットの方が演奏している感じが面白いです。
Visualizing High-Dimensional Space
可視化されたデータを見たり検索できたりするようですが、いまいちよく分かりませんでした。
Visualizing High-Dimensional Space
What Neural Networks See
カメラを通じてニューラルネットワークが、物体をどのように見ているのかを可視化します。
Handwriting with a Neural Net
ニューラルネットワークが、手書きの文字を生成しますが、どんなことに使うのかよく分かりませんでした。
まとめ
AutoDrawは、落書きのような絵でも、ちゃんとしたイラストに変換してくれるので、かなり楽しいですよ!是非お試しください。
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