「LINE グルメ予約」が3月21日でサービスが終了します。
「LINE グルメ予約」および「LINE いますぐ予約」は、2017年3 月21日(火)をもって、サービスを終了することとなりましたのでお知らせいたします。
サービス開始以降、多くのユーザー様にご利用いただいてきましたが、今回、さらなるLINEの事業拡大のために、既存サービスや新サービスの開発・運営に力を注いでいくこととなりました。
これまでご利用いただいた皆様に、感謝申し上げると共に、サービス終了によりご不便をおかけしお詫び申し上げます。LINE グルメ予約での飲食店予約受付は、2017年3月21日(火)の14:00までとなります。
短命だった「LINE グルメ予約」
「LINE グルメ予約」は、2015年6月29日にローンチしたので、1年8ヶ月でサービスが終了したことになります。
Rettyと業務提携しており、人気飲食店を厳選してたことに加えて、スマホのGPSと連動しているサービスなので、外出先で飲食店を簡単に見つけるのに、「LINE グルメ予約」は便利だったんだけどね。
「LINE グルメ予約」を利用するユーザーは、LINEのアプリ上で、外出先から「デート」「ランチ」などのシーンを選ぶだけで、「Retty」で高評価の飲食店を見つけることができ、更に、LINEのオペレーターが電話で予約までしてくれましたからね。
グルメ口コミサービス「Retty」と業務提携して提供します。
エリアと「デート」「ランチ」などのシーンを選択すると、「Retty」内でユーザー評価の高いお店、有名グルメ口コミサイトで3.5点以上を獲得している人気店舗を検索できるのです。
ジャンルや予算の詳細条件が設定可能で、ユーザーの利便性がありそうですよね。
当初は9都道府県約8,500店からスタートして、順次エリア拡大を予定しており、年内に20,000店舗を目指しています。
「LINE グルメ予約」がサービス終了した理由
LINEの発表では、
「さらなるLINEの事業拡大のために、既存サービスや新サービスの開発・運営に力を注いでいく」
ということです。具体的にサービス終了する理由までは発表されておりません。
想像するには、マネタイズが難しかったんだろうね。
LINE@を使ったボットサービスは?
わたくしは、近い将来、LINE@を使ったボットサービスが登場すると思います。LINEのチャットBOTには人工知能を搭載できるので期待大です。
飲食店の集客で、グルメサービスへの依存はやめるべし
インターネットのサービスの場合、いきなりサービスが終了するというのはよくあります。
今回の「LINE グルメ予約」だって、ローンチから僅か1年8ヶ月でサービス終了ですからね。
グルメサービスを展開しているプラットフォームは、いきなり方針を変えることがよくあります。
集客をグルメサービスに依存しちゃうと、飲食店は、プラットフォームによる方針転換に従うしかないんですよね。
例えば、2016年9月6日には、食べログのスコアがいきなり3.0にリセットされたというツイートで、食べログが大炎上しました。
ウルトラチョップ全店の食べログスコアがいきなり3.0にリセット。そこに担当営業から連絡が来て「食べログのネット予約を使ってもらわないと検索の優先順位を落とします」と。仮にも飲食業界でビジネスするのならばもう少しお客様やお店や業界全体に資する気概はないのかねぇ…(苦笑)
— 高岳史典 (@takaokaf) 2016年9月6日
↑こういうこと、プラットフォームは平気でやりますからね。
プラットフォームと、そこに参加している飲食店の力関係をみれば、圧倒的にプラットフォームが強いですから。
飲食店の集客はウェブの比率を上げるべし
グルメサイトに依存しないで集客するには、グルメサイトからの集客の比率を下げて、自社サイトからの集客の比率を上げていくことをオススメします。
以前のエントリーに飲食店の集客方法を書きましたので、良かったら参考にしてください。
お客の導線を設計図に入れたウェブサイトが構築できたら、次はサイトのコンテンツを継続して投入することが必要です。
メニューや店主のこだわりなどのページは写真を入れてしっかりとボリュームをもって制作するのが大前提です。
その前提の上で、店主自ら毎日ブログを書いてコンテンツを更に増やしていきます。 このブログで、お店の特徴、シェフのこだわりなど、お店ごとの特徴をきちっと紹介していくのです。
サイトを立ち上げ、コンテンツを増やすことによって、検索から流入してくれれば言うことはありません。同時に、質の高いコンテンツならばソーシャルでもうまく回るので、口コミがどんどん広がっていきます。
これをやるには、サイトの綿密な設計が必要で、メニュー・料理のこだわり・お店のPRポイントなどを、サービス毎にコンテンツを詳しく写真入りで制作する必要があります。また店主自ら、スモールキーワードを意識してブログを書く必要もあります。店主のこだわり、メニューをどんどん紹介していき、1年後には数百ページになっていれば、かなりの数のお客を検索エンジンから拾うことが出来ます。
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