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今後、キュレーションサイトは閉鎖するのか?

ビジネスモデル集客

WELQが発端となって、DeNAが運営するキュレーションメディアが次々閉鎖しました。

読者の方はご存じの方が多いと思いますが、「死にたい」でググると、WELQの広告記事がトップ表示されていることが問題となって、大炎上したのです。

なぜ、こんなことが起こるのか。BuzzFeed Newsは、検索エンジンの最適化に詳しい辻正浩氏に聞いた。辻氏によると、その背景は以下の通りだ。

WELQの記事が検索上位に表示される理由の1つは、「検索ニーズがある情報の記事化」を他メディア以上に徹底していること。

たとえば、「自分の身長の理想体重は何kgか?」と考える人は多く、「身長 理想体重」は検索ニーズが高い。

WELQはこの検索ワードを狙い、身長ごとの理想体重を紹介する記事を作っている。それも140〜180cm台までの1cm刻みで。

また、最近の検索エンジンが「長文」の記事を高く評価する傾向にあることも、WELQに有利な結果をもたらしている。

「今の検索エンジンは、数年前のように『テキストとリンク』ばかりを中心に評価するのではなく、さまざまな点からそのページやサイトを評価します。その評価基準のいくつかで、『長文』は有利に働きます」

検査エンジンから高評価を受けているWELQは、長文の記事が確かに多い。8000文字前後の記事が、毎日およそ100本も掲載されている。

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これを受けて、サイバーエージェントやYahooやリクルートが運営するキュレーションメディアも一部の記事を非公開にしています。まあ手法は全く同じだったわけだからね。

「NAVERまとめ」も閉鎖かも

「NAVERまとめ」って、Google検索でも結構上位に来るから、見ている人は多いと思う。

でもね、基本的に引用だけで作っているコンテンツですよね?引用がメインのコンテンツって・・・
文化庁が示している要件は、引用は「サブ」でなければならないですからね。著作権的にはNGだと思う。

↓で、以下のキャンペーンを張っている方がいます。「NAVERまとめ」は広告収入で成り立っているわけなので、収入の元を断つというのは正しい戦略ですね。

NAVERまとめの経営はYahoo!Japanからの広告配信が基盤になっています。その広告料はライターへの報奨金の源泉にもなっています。一方、検索大手のGoogleは著作権侵害の疑いが濃厚なことから2011年9月にはNAVERまとめへの広告配信を停止しています。Googleの措置は迅速で果断でした。

いまここに、著作権侵害サイトを経営面で支えているYahoo! Japanをはじめとする広告配信サービス会社に、NAVERまとめへの広告配信を停止するよう求めます。そのために皆さまのご賛同とご協力をお願いいたします。また、SNSで拡散してくだされば幸いです。

LINEのプレスリリース

LINEは、「NAVERまとめ」についての批判について、プレスリリースを発表しました。

著作権、商標権、名誉毀損などの権利侵害については、他ユーザー参加型サービス同様、監視では侵害の有無を確認することができないため、プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)および同法ガイドラインの定めに沿って対応を行っております。
一方で、権利侵害申告後の事後対応となってしまう点や、侵害されている権利者側の皆様に手間をお掛けしてしまう点など解決できていない課題がまだ残されております。
「NAVERまとめ」では、引き続き、これらの課題解決に向けたより良い方法の検討・改善を常時行っており、直近では以下の対応を行っております。

「NAVERまとめ」に関する昨今の報道を受けての当社見解について

LINEがどんな対応するにか注目です。わたくしは「NAVERまとめ」は閉鎖した方が、LINEの評判は良くなると思うけどね。

「はちま起稿」も炎上するかも・・

まとめサイトの「はちま起稿」もDMMが買収して運営していた模様です。

一部報道機関より、株式会社DMM.comとWebメディア「はちま起稿」との関係について質問された内容を受け、当社からこの件について下記公表いたします。

株式会社DMM.comは、Webメディア「はちま起稿」を2016年1月に買収いたしましたが、同年10月に他社への売却を決定し、現在は完了しております。

Webメディア「はちま起稿」サービス運営・事業譲渡に関するお知らせ

↓ねとらぼが「はちま起稿」をボロクソに叩いています。

まず、表向き「個人サイト」とされているはちま起稿ですが、かなり前から、れっきとした「企業運営」であることが分かっています。DMM.comに買収される以前は、清水鉄平氏の父親が経営していた広告会社「KND」の兄弟会社がサイトを運営。DMM.comは2016年1月に、ここから「メディア事業」部分だけを買収した形です。買収額については恐らく1億円前後ではないかと見られています。
DMM.comが買収していたのは2016年1月から10月までの約10カ月間。この期間中、はちま起稿の運営費、運営サーバなどはDMM.comが提供しており、広告費などの利益もDMMに入っていました。はちま起稿のサイトをIPアドレスで調べると「株式会社ドーガ(DMM.comラボの旧社名)」の社名と住所が出てくるのはこのためです。

DMMは、2016年10月に「はちま起稿」を株式会社インサイトへ売却している模様。WELQの件が表に出る前に、売り切った感があるけどね。

今後のキュレーションサイトは?

下火になっていくことは間違いないです。
キュレーションサイトってPV稼いで広告収入で成り立ってるわけなので、PV命って感じになってて、サイトの内容が正しいかどうかなんて全然気にしている感じしないもんね。

今までGoogle検索エンジンの上位には、キュレーションサイトが占めていました。
が、状況は変わるはず。

キュレーションメディアを運営してたのが、上場企業のDeNA、LINE、サイバーエージェントだったり、非上場だけどDMMだったりするので、やっぱIT企業ってモラルないよねって話になってしまいます。

でも、大手キュレーションサイトのすぐ下にいたような、もっとモラルのない、悪徳アフィリエイターのようなのが、検索エンジンの上位に来るのだけは勘弁して欲しいけどね。

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まとめ

Googleも何らかの対策を取ってくることは間違いないです。検索エンジンをアップデートするはずです。

サイト運営者は戦々恐々としているかもしれませんが、Googleのアップデートがあったとしても、コンテンツを作る際に、ブラックな手法を取っていなければ、何も恐れることはありません。

Googleが示すガイドラインをしっかり守って、コンテンツを作っていきましょう。

基本方針

  • 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
  • ユーザーをだますようなことをしない。
  • 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
  • どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。

具体的なガイドライン

次のような手法を使用しないようにします。

  • コンテンツの自動生成
  • リンク プログラムへの参加
  • オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • コンテンツの無断複製
  • 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
  • ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
  • フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
  • リッチ スニペット マークアップの悪用
  • Google への自動化されたクエリの送信

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