4段階ある自動運転のレベルを説明します!

テスラ 完全自動運転

テスラから完全自動運転の自動車が発売される模様。いよいよ自動運転の普及が加速していきます。

ついに完全自動運転を実現した自動車をテスラが発売へ

テスラは10月19日(米国時間)、完全自動運転を実現する「完全自動運転機能」を発表した。同機能は日本でも同日よりModel X、Model Sで選択可能だが、当局の承認を待って2017年以降公開される予定。

実現するためには、上記2モデルから691,000円でアップグレードする「エンハンスト オートパイロット」の選択が必須で、完全自動運転ではこれに加えて461,000円でアップグレードして実現できる。

このアップグレードでは、最大250mまで見渡せる8基のカメラと、硬いものと柔らかいものを見分けられ、従来の2倍の距離を持つ12基の超音波レーダー、前世代に比べて40倍の処理能力があるコンピュータを搭載しており、あらゆる条件下で、人間が運転するよりも2倍も安全な自動運転機能を実現しているという。

テスラのサイトを見てみると、
全車両に完全自動運転対応ハードウェア搭載

8台のサラウンドカメラは、360度の視界と、最長250mまで先を視認します。アップデートされた12個の超音波センサーは以前のバージョンの約2倍の距離までの物体を高い精度で検知し、カメラの視界を補完します。最先端のプロセッシング技術が採用されたフォワード フェーシング レーダーはさらなる情報を認識し、豪雨、霧、塵や前方を走るクルマをも見通すことが可能です。

自動運転の仕組み

ご存じの方も多いと思いますが、まずは自動運転の仕組みを説明します。

自動車の周囲を検知するシステム

自動運転は、車載されたセンサー・カメラを使って、歩行者や自転車などの自車の周囲を検知します。

テスラには12個の超音波センサーが搭載されているし、グーグルカーにはなんと64個のセンサーが内蔵されているのです。

自動車を動かす仕組み

車載されたセンサー・カメラの情報を元に、自動運転プログラムが自動車を制御します。

プロトタイプではありますが、グーグルカーでは、AIが担うことになります。グーグルカーは市販されている自動運転車よりも一歩進んでいます。グーグルカーは、車載された64個のビームレーザーからの情報を元に、車の周囲の詳細な3Dマップを作ります。3DマップとGoogleの高解像度マップとを照合して、自動運転を制御するシステムですからね。

4段階ある自動運転

でもね、一口に自動運転と言っても、人間のドライバーが、どの程度運転に関わるかによって、自動運転の制御は全然違います。

日本政府の自動運転のロードマップは4段階に分かれています。

現状では完全な自動運転車は存在せず、「レベル1」と「レベル2」の自動運転車には、「安全運転支援システム」という形で、自動運転の技術が実装されています。

それに対して、「レベル3」と「レベル4」の段階に進むと、ドライバーが不要の自動運転が実現することになります。

では、自動運転のレベルがどのようになっているのか見ていきましょう。

レベル1

運転の3要素であるアクセル、ハンドル、ブレーキのどれかを自動運転システムが制御します。

実用化

各社ですでに実用化しています。自動ブレーキが該当します。

責任は?

ドライバーが責任を負います。

レベル2

運転の3要素であるアクセル、ハンドル、ブレーキのうち、複数の操作を自動運転システムが制御します。

ドライバーは、いつでもハンドルを握れる状況にある必要があります。なので、2016年現在、市販されているレベル2の自動運転車は、10〜15秒程度ハンドルから手を離すと、システムが解除されたり、警告音が鳴ります。

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実用化

テスラのオートパイロット、メルセデス、日産のセレナですでに実用化されています。

責任は?

ドライバーが責任を負います。

レベル2の自動運転の場合、高速道路や渋滞時には、自動運転のシステムに運転を任せることができますが、歩行者や自転車が混在する一般道ではちょっと怖いですね。

ボルボの自動運転カーのエンジニアいわく、テスラの技術は「なんちゃって自動運転」

世界中で開発が進められる「自動運転カー(自律運転車両)」に先駆けて、EVメーカーのテスラは2015年10月に「モデルS」のソフトウェアをアップデートする形で自動運転機能を一般向けの車両でデビューさせています。いわば、既存の自動車メーカーのお株を奪う形で後発メーカーのテスラが時代を先取ることになったわけですが、同様に自動運転車両の開発を進めているボルボのエンジニアはテスラの自律運転技術について「Wannabe(ワナビー:~気取り)」であると語りました。

最先端の自動運転技術を搭載したボルボS90に試乗してみた

ボルボによれば「あくまで半自動運転であり、完全に手を離して運転することは今の段階だと難しいです」という。「2020年までにボルボに搭乗中の死亡や重傷事故をゼロにする」というプロジェクトをすすめている世界で最も安全に積極的なメーカーとあって慎重。聞けば、やはり100%の信頼性は確保出来ないそうな。
ハンドルから手を離すと15秒で警告を出し、操作されないと5秒後にキャンセルするという既存からある「指針」をそのまま残したという。つまり「ハンドルは常に保持していて欲しい」ということである。

レベル3

運転の3要素であるアクセル、ハンドル、ブレーキの全ての操作を自動運転システムが制御します。
緊急時のみ、ドライバーの運転が要請されます。

実用化

2016年時点で、レベル3の自動運転車は市販されていません。

責任は?

事故を起こした場合、自動運転システムが責任を負います。

レベル4

緊急時を含めて、運転の3要素であるアクセル、ハンドル、ブレーキの全ての操作を自動運転システムが制御します。

実用化

レベル3同様、レベル4の自動運転車も実用化されておりません。

Googleが実験しているグーグルカーは、レベル4の自動運転車になります。

責任は?

レベル3と同様に、事故を起こした場合、自動運転システムが責任を負います。

まとめ

以上が、4段階ある自動運転のレベルについての説明です。

規制の緩いシンガポールでは、すでに自動運転タクシーの実験が行われているので、2020年までにレベル4の自動運転車が登場することは間違いないですね。

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