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教育機関は Chromebook を採用すべし!

Chromebook

Chromebookの出荷台数が絶好調です。特に学校への進出が目覚ましい。

2016年第1四半期に「Chromebook」の米国における出荷数が「Mac」を初めて上回った。The VergeがIDCの話として伝えた。

「『Chrome OS』が『Mac OS』を米国で出荷数において2016年第1四半期に初めて上回った」とIDCのアナリストLinn Huang氏はThe Vergeに述べた。「Chromebookは依然として主に米国のK-12(幼稚園から高校まで)向けだ」(Huang氏)

Google EnterpriseのプロダクトマネージャーRajen Sheth氏が米国時間5月18日にGoogle I/Oで報道陣にあらためて述べたように、確かにChromebookは、学校に新規導入されたデバイスの50%以上を占めている。Googleは、開発者が成績と課題のデータをアプリと「Google Classroom」間で同期することを可能にする新しいAPIによって教育関係者に対する訴求を強化しようとしている。

「Chromebook」、「Mac」を米国出荷数で初めて上回る–2016年第1四半期

Google for Education

Chromebookやタブレットを使った教育機関向けのサービスです。Google for Education のサイトを見ると、教育機関へものすごく力を入れてるのが分かります。

ハードウェアは、学校機関向けにChromebookが219ドル〜で提供されています。
ソフトウェアは、Googleが開発したアプリケーション、Google Apps for Education を無料で利用できます。

学校運営に必要なアプリケーションはGoogleがメール・カレンダー・ハングアウト・GoogleドライブなどのGoogle Apps for Educationを中心にGoogleが提供しています。「Google Classroom」という独自のアプリケーションも提供しているのです。

Google Appsを使うので、データは全てクラウドで管理されることになります。

Google for Educationの対象国

現在25カ国で展開しています。今後更に広がっていくでしょう。アフリカにも進出するはず。

  • アメリカ、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、インド、インドネシア、アイルランド、日本、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、フィリピン、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦、英国

Google for Educationの対象国

Google Apps for Education

メール・カレンダー・チャットのホスティング型ソリューションを教育機関へ向けて提供しています。Google Appsの派生したサービスになっている模様。

無料で使えるのが素晴らしい。

Google Apps for Education は無料です。Google Apps for Education の主要なサービスは今後も無償で提供する予定です。今後入学する生徒のユーザー アカウントも、この無償提供に含まれます。既にご存じかもしれませんが、Google はスタンフォード大学の研究プロジェクトによって設立されました。この取り組みは、Google から教育界への恩返しのひとつです。

Google Classroom

Classroomは時間割・授業割・学年などを管理するクラウドサービスです。教育用のGoogle Appsの一元管理が可能です。
このアプリケーションを導入することで、ペーパーレス化も実現します。いかにもGoogleらしいツールです。

Google Classroom は、クラスのコミュニケーションの改善、課題や学習状況の管理、学習目標の達成のために、教師や生徒の方々の協力を得て設計されました。

今後、更に進化していくはずです。現在行われているGoogle I/Oで、Google ClassroomがCoursework APIを発表しました。

Manage Coursework | Classroom API | Google Developers

Chromebookのメリット

安価で爆速というのがメリットです。

Chrome OSはChromeブラウザしかないため、 起動がめちゃ速い。ハードウェアは低スペックでも爆速。

わたくしも、Chromebook Flip を使っていますが、メモリ4GBあれば十分過ぎるスピードが出ます。速度だけならMacBook Pro 2013(メモリ8GB)と遜色ないですから。

資料作成、プレゼン資料、論文を作成するなら、タブレットよりもPCの方が圧倒的に作業が早いです。

Chromeブラウザしかない点もメリットです。アプリケーションをインストール出来ないので、ウィルスにやられる心配もないですからね。

あと、本体のストレージは16GBと小さく、データはGoogleドライブで管理する前提なので、本体が盗まれてもデータ流出がない点もメリットです。

今後のChromebookはAndroidアプリもサポート

5月19日のGoogle I/O で、Chrome OSでAndroidアプリをサポートすることを発表しました。「Google Play」で提供しているAndroid用アプリをChromebookで利用できるのです。

Chromebookはアプリケーションのインストールはできませんが、Chrome拡張を入れてウェブアプリに対応しています。今後、Android用のネイティブアプリが利用できることで、利用できるアプリ数が格段に増えることは間違いです。

2016年6月に以下の3種類のChromebookでAndroidアプリのサポートが始まります。

  • Acer Chromebook R11
  • Asus Chromebook Flip
  • Google Chromebook Pixel (2015)

Chromebook Flipの購入なら米Amazon

ASUS Chromebook Flip は米Amazonで購入した方がいいです。メモリ4GBモデルが、日本への配送料込みで291.61ドルです。約32000円(1ドル110円計算)。

価格.comの最安値が34284円だけど、メモリが2GBだもの・・

米Amazonのアカウントを作るのは、日本Amazonとは別のメールアドレスを用意すれば、すぐ作れますからね。

Chromebook

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教育業界はChromebookを導入

今後、オンライン授業の機能も追加してくるはず。この機能が充実することで、不登校の子供が学校の授業に参加できる枠組みができます。

YouTubeを使って、オフライン授業のコンテンツをGoogleが提供するということもあるかもしれませんね。

Appleは?

以前はAppleが教育機関向けのeMacという低価格モデルがありました。2002年〜2005年までなのでだいぶ前だけど・・

今はiMacを教育機関向けに通常より安く販売しています。とはいえ1台1000ドル近くするので、1台219ドルからのChromebookが教育機関に浸透していくことは間違いないですね。

規模の小さな学校に最適なGoogle for Education

Chromebookは安価だし、ソフトウェウェアは無償で提供されています。Googleのサイトには学校の規模や予算は関係ありませんと表示されています。

規模が小さな学校の方が意思決定が速いので、導入までの障壁は小さいかもしれません。規模の小さな小回りの効く学校なら導入することをオススメします。

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