GWの高速道路の渋滞は本日ピークを迎えます。
GWの渋滞予測は、先日のエントリーに詳しく書きました。30km以上の渋滞場所もあるので参考にしてください。疲れた体を休めるサービスエリアの温泉情報もありますよ。
渋滞時の自動運転
渋滞してる時に自動運転ができたら楽ですよね。
ご安心ください。ここ数年で自動運転は一般化します。高級車だけでなく軽自動車まで、自動運転は普及します。
人工知能で学習しながら自動運転の技術は進んでいくので、渋滞時に自動で運転するだけでなく、渋滞が起きにくいような運転を自動運転車はするようになるはず。
すでにテスラの「Tesla Model S」ではオートパイロットがスタートしていて、2016年1月から国土交通省の承認を受けたことで日本でもスタートしました。アメリカでは2015年10月から始まっています。
グーグルカーは?
自動運転車のテストカーです。
2015年11月時点で公道での総走行距離が190万キロメートルを突破しています。更にすごいのは、Googleのデータセンターで、毎日300万マイル(約480万キロメート)もの走行距離をシュミレーションしているようです。
レクサスの改造車(ハイブリットカー)とGoogle純正のプロトタイプ(電気自動車)の2種類があります。
レクサスの改造車
ハイブリッドや車体の制御はレクサスの電子制御装置で行っています。この制御は、市販のレクサスもグーグルカーも同様の制御装置です。この装置を、ガソリンエンジン制御ECUといいます。
レクサスの改造車は、もう1つ別の制御装置を持っています。市販のレクサスをベースに、自動運転のためのセンサーやカメラを搭載して自動運転を行っていためです。自動運転のためのセンサーやカメラを制御するための独自のGoogleが開発したソフトウェアの制御装置です。
レクサスの改造車のデメリット
制御装置が2つある点です。「レクサスの電子制御装置」と「Googleが開発したソフトウェアの制御装置」がそれぞれありますからね。
1つの制御装置で制御できればシンプルでいいですよね?
Google純正のプロトタイプ
Googleの開発した電気自動車です。
センサーやカメラの制御だけでなく、モーターの制御なども、Googleの開発したソフトウェアで制御します。
車体もGoogleが開発しています。
電気自動車と自動運転はセット
自動運転車は電気自動車との相性が良いです。
だって電気自動車とガソリン車(ハイブリット車も含む)を比較すると、電気自動車の方が制御装置ががシンプルになるからです。
ガソリンエンジン制御ECU
ガソリン車と電気自動車との制御装置の違いを見ていきましょう。
電気自動車がモーターの制御を行えばいいだけなのに対して、ガソリンエンジンの場合、制御が複雑です。エンジンの状態によって最適な燃料噴射量や点火時期は異なるし、アイドル回転数を算出して制御指令を出さなければなりません。
Fiat Chrysler Automobiles(FCA)とGoogleは、自動運転技術を新しい「Chrysler Pacifica」ミニバンに搭載する予定だ。今回の提携は、Googleが自動車メーカーと直接的に協業し、自社の自動運転用ハードウェアおよびソフトウェアを公道仕様の乗用車に適用する初めてのケースだ。
ただし、自動運転可能な同ミニバンをすぐに購入できるようになると期待してはいけない。今回の提携は、両社が自動運転車の研究を継続することを支援するためのもので、100台限定でGoogleのシステムが搭載される。FCAとGoogleは、技術者をミシガン州南東部(デトロイト近郊圏)に駐在させて設計、試験、および、生産作業に従事させる予定だ。Googleの技術を搭載したPacificaは公道での走行が可能となるまで、Googleがカリフォルニア州に所有する試験コースで試験を実施する。すべての検査が終了した時点で、公道での走行が開始される。
今後の自動運転車
今後、Googleは自動車メーカーと提携して、制御装置を一緒に開発していくという流れになるでしょうね。
Googleは公道での走行データを豊富に持っていることと、人工知能の研究にも投資しているから、開発はどんどん進んでいくはずです。
ビックデータを保有しているGoogleが、自動車メーカの上に君臨する日も近そうです。
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