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飲食店でクレジットカードが使える店は20.6%のみ!カード決済普及率を調べてみた!

テクノロジー集客

ネットで集客して1度は来店してくれた!飲食店のオーナーは次のステップとして、リピーターを増やすために様々な工夫をします。
リピータの中でも顧客単価の高い「上顧客」にリピーターになってもらいたいですよね。
断言します。「上顧客」をゲットしたければクレジットカードを導入すべし!

クレジットカード決済に対応する

顧客のニーズを汲み取る

カードを使いたいという客の一番の理由は、マイルやポイントが貯まることです。
わたくしも、カードが使える店では必ずカード決済します。
United Airlinesのマイレージを溜めているので、飛行機は貯まったマイルで乗っています。またビジネスクラスへのアップグレードもします。

21%の客が、カードが使えないお店を選ばない

Square株式会社は、全国のクレジットカード保有者を対象に「クレジットカード非対応がもたらす機会損失に関する調査2014」を実施しました。この調査から、クレジットカード決済に対応していないお店は、ひと月に1回以上クレジットカードを使う潜在顧客の21%の来店機会を失っているということが分かりました。

Square調査、カード決済非対応が店舗経営の機会損失につながることを明らかに

調査によると、月に1回以上クレジットカード払いを使う消費者のうち18%は、クレジットカード払いが使えるかどうかで店を選ぶ傾向にあります。加えて3%の方は、クレジットカードが使えないことを知らずにお店に入った場合、二度とそのお店を利用しないと回答したようです。

クレジットカードが使える店舗は全体の20.6%のみ

食べログの検索で、「カード払い可」の店舗数を調べました。20.6%しかありません。多くの飲食店において、クレジットカードが使えない状況です。この状況を逃す手はありません。

飲食店におけるクレジットカードの普及率

食べログ全掲載店の普及率

20.6%しかクレジットカード決済ができません。本当はクレジットカード使えるというお店もあるはずなので、実数はもう少し上がるかもしれませんが。

  • 食べログ掲載店:813,893店舗
  • カード決済可能:168,225店舗

レストランの普及率

24.9%と少し上がります。食べログ掲載店には、ラーメン屋・パン屋などのクレジットカード決済のニーズがあまりない店舗も含まれていますので、レストランカテゴリに絞ってみると少し上がります。

  • レストラン:589,893店舗
  • カード決済可能:147,136店舗

カフェ・喫茶の普及率

9.2%とレストランカテゴリより低いです。

  • カフェ・喫茶:109,402店舗
  • カード決済可能:10,077店舗

居酒屋・ダイニングバーの普及率

40.2%と高くなります。このカテゴリでクレジットカードが使えないとハンデになりますね。

  • 居酒屋・ダイニングバー:146,764店舗
  • カード決済可能:59,055店舗

バー・お酒の普及率

48.6%です。居酒屋カテゴリより高いです。

  • バー・お酒店舗:43,361店舗
  • カード決済可能:21,109店舗

フレンチ

59.9%です。高額決済が多い店は普及率が高いですね。

  • フレンチ店舗:10,087店舗
  • カード決済可能:6,050店舗

クレジットカードの利用頻度の高い客層

クレジットカードをよく使う客層がどんな客層なのか見てみます。

JCBの調査結果レポートを参照します。

クレジットカード保有率

クレジットカード保有率
男性60代以上、女性50代以上が9割以上と突出して高いです。20代は男性も女性も低いですね。

クレジット利用額

世帯あたりクレジットカード利用額
未婚に比べて、既婚40代以上が高いです。既婚40〜50代は8.4万円/月も使っています。
クレジットカードの平均利用頻度
地域で見ると首都圏が突出して高く、男女別に見ると男性40代・50代、女性50代・60代が高いです。

クレカ保有者と非保有者の月平均生活費

世帯あたり月平均生活費
月平均生活費を見ると、クレジットカード保有者191,215円に対して、非保有者160,323円と差がでます。カードを持っている人の方が生活費をたくさん使うということです。収入も多いということが分かります。

 

データから分かることは、

クレジットカード保有者の方が稼ぎが良くお金を使う
首都圏の40〜50代がクレジットカードをよく使う

これらの客層へのアプローチが、顧客単価を高くとれるということになります。

飲食店で客単価の高い層を狙う

20%の顧客が売上全体の80%を占めるといいます。これは飲食店でもデパートでも同じです。20%の「上顧客」に合わせたサービス展開をしていかないといけないのです。

20%の「上顧客」=「いい客」= 「40〜50代のクレジットカードをよく使う層」ということになります。

これらの顧客単価の高い層は、高級なワインや食材をガンガン注文してくれます。飲食店ではメニューの価格が高いほど利益率も上がりますよね。

クレジットカードの手数料は気にしない

クレジットカードの手数料を気にする飲食店のオーナーも多いのですが、顧客単価の高い層を掴めば、手数料などすぐにペイできます。

クレジットカードを導入すべし

飲食店のオーナが考えるべきことは、クレジットカードの手数料がかかったとしても、お金をたくさん使う層「上顧客」が来店しやすくする仕組みを作ることです。お金持ちが、お金を使いたくなるような工夫を凝らす必要があるのです。これが一番重要です。

「上顧客」はクレジットカード決済ができるだけで来るわけではありませんが、気持よく来店してもらってお金を使ってもらう工夫をするべきなのです。

「Square」を使えば、導入の初期費用も0円ですし、決済手数料も3.25%と低いです。
儲ける気のある飲食店のオーナーは、クレジットカードの導入は必須です。

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