WordPressでサイトを作ったら「Search Console」に登録することで、Google検索での検索パフォーマンスを測定したり、サイトのインデックス状況やGoogle検索での掲載順位などを確認できます。
Search Consoleを使ってGoogle検索から流入を増やすための施策を行えば、サイトを検索エンジンに最適化することができます。
この記事では、WordPressに「Search Console」を登録する方法をお伝えします。
Search Consoleに登録するメリット
まずはWordPressをSearch Consoleに登録するメリットから紹介します。
Search Consoleに登録すれば、検索結果でご自身のサイトが「どんなキーワードで検索され」「検索結果に何回表示され」「そのうち何回クリックされたか」を数値を元に確認できます。
また、以下のデータも取得できるので、Google検索でのパフォーマンスを上げるための改善ができます。
- 記事のインデックス状況
- 検索結果のページからどんなキーワードで流入しているか
- キーワードごとの「掲載順位」「クリック数」「表示回数」「CTR」
- クロールの問題点
Search Consoleでできることについては、こちらの記事に詳しく書きました。
WordPressをSearch Consoleに登録する
WordPressをSearch Consoleに登録する方法を紹介します。
WordPressをSearch Consoleに登録するには、Search Consoleの所有権を確認する必要があります。
所有権の確認方法について、この記事では4通りの方法を紹介します。一番簡単でオススメなのは、HTMLファイルです。
逆にオススメできないのはプラグインを使う方法です。
- HTMLファイル
- テーマによっては管理画面からメタタグを入力できる
- メタタグを「header.php」に埋め込む
- プラグインを使う
HTMLファイル
WordPressをSearch Consoleに登録する方法の中で、HTMLファイルを使うのが一番簡単です。
Search ConsoleからダウンロードしたHTMLファイルを、FTPソフトを使ってご契約のレンタルサーバーにアップロードすればOKです。
詳しい手順は以前の記事をご覧ください。
テーマによっては管理画面からメタタグを入力できる
管理画面からコードを入力できるテーマをお使いならば、Search Consoleの所有権は簡単にできます。HTMLファイルと同じくらい簡単にSearch Consoleの所有権を確認できます。
お使いのテーマによって操作方法は異なりますが、このサイトで使っているSimplicityでは次の場所にメタタグを入力できます。
- 外観→カスタマイズ→アクセス解析→Google Search ConsoleのID
Search Consoleに表示される「HTMLタグ」内のメタタグをコピーします。
メタタグを「header.php」に埋め込む
メタタグを「header.php」に埋め込んで、WordPressをSearch Consoleに登録することも可能です。
メタタグを「header.php」に埋め込む場合の注意点は、テーマのアップデートで埋め込んだコードが消えてしまうので、子テーマの「header.php」にメタタグを追加することをオススメします。子テーマならば、テーマをアップデートしてもメタタグが消える心配はありません。
- Search Consoleで新規プロパティを追加
- 「HTMLタグ」内のメタタグをコピー
- メタタグを「header.php」に埋め込む
- 所有権が確認される
1. Search Consoleで新規プロパティを追加
新規プロパティを追加します。
①「プロパティを追加」をクリック
②プロパティタイプの「URLプレフィックス」にURLを入力して「続行」をクリック
2. 「HTMLタグ」内のメタタグをコピー
Search Consoleに表示される「HTMLタグ」内のメタタグをコピーします。
3. メタタグを「header.php」に埋め込む
メタタグを「header.php」に埋め込みます。
もし子テーマがあるのであれば、「header.php」を子テーマにコピーしておいてください。子テーマがない場合、テーマのアップデートでメタタグが消えてしまうのでご注意ください。
①WordPressの管理画面より「header.php」ファイルにアクセス
- 外観→テーマエディター
- 子テーマ (もしくは親テーマ) →「header.php」ファイルにアクセス
②「header.php」内の<head>タグの直前にメタタグを貼り付ける
先ほどコピーしたSearch Consoleのメタタグを、「header.php」内の</head>タグの直前に貼り付けます。
4. 所有権が確認される
お疲れさまでした。Search Consoleの所有権が確認されて登録が完了しました。
プラグインを使う
プラグインを使ってSearch Consoleを登録することもできますが、この方法はオススメしません。
理由は、余計なプラグインをインストールすることでWordPressが重たくなるからです。
例えば、All in One SEO Packを使えば、Search Consoleに登録ができます。でも、このプラグインはWordPressが重くなることに加えて、他の機能での不具合もよく聞きますのでオススメできません。
Search Consoleの登録にプラグインを使うのは、避けていただければと思います。
さいごに
以上、WordPressに「Search Console」を登録する方法をお伝えしました。
Search Consoleに登録すれば、Google検索での検索パフォーマンスを測定したり、サイトのインデックス状況やGoogle検索での掲載順位などを確認できます。
データを元にサイトを改善すれば、Google検索での検索パフォーマンスを上げることができますので、必ず登録することをオススメします。
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