昨日のエントリーでは、光コラボレーションが始まって2年ちょっと経過したのに、フレッツ光のシェアがほとんど上がっていない事実について、数字を元に検証しました。
NTTが無責任なのは、光コラボレーションという仕組みを提供しているにも関わらず、スパムの営業電話を放置していること。
光コラボレーションでは、フレッツ光から、光コラボレーションへ、一方通行の転用という仕組みになっています。転用の際、事務手続きだけで、工事は不要です。
転用は一方通行なので、一度、光コラボレーションに転用したら、フレッツ光に戻すには、工事や工事費用が発生します。
ネットの速度は変わらないという建前なんだけど、実際には、光コラボレーションに変更したら遅くなったという話はよく聞きます。
営業電話で騙されるのは、高齢者を中心とした、ネットリテラシーの低い人ばかりですから、光コラボレーションで被害にあったユーザーに対する責任をNTT東日本はもっと考えるべきなのです。
NTTに苦情を言えば、営業電話は停止できるのか?
結論から言うと、光コラボレーションのしつこい営業電話に対して、NTTに苦情を言う窓口はあっても、営業電話を停止することはできません。
光コラボレーションのしつこい営業電話を、NTTが放置してるって、無責任だと思いませんか?
NTTに通報する窓口はあるのか?
ググってみると、以下の窓口がありますが、あくまでフレッツ光の代理店からの勧誘電話を停止する窓口です。NTT東日本の窓口に電話して確認したところ、光コラボレーション事業者の営業電話を止めることはできない模様。意味なくね?
- NTT東日本 フレッツ光サービス等の勧誘停止登録の受付について
0120-849-994 - NTT西日本 勧誘停止登録ダイヤル
0120-019390
NTT東日本の人曰く、営業電話を止められるのは、あくまでNTT東日本が提供するフレッツ光を売り込む代理店からの電話だけだそうです。
光コラボレーション事業者の提供する光コラボレーションモデルと、NTTの提供するフレッツ光は全く別のサービスなので、NTTは他社の営業活動を妨害することはできないという話でした。
NTTの人に、今後、営業電話がかからようにするには、どうすればいいか聞いてみた
営業電話があまりにしつこいようなら、以下を試してくださいとのこと。
- 光コラボレーション事業者の会社名と電話番号を聞いて、会社に電話して二度とかけないように伝える
- 電話番号をリストから外してもらう
よくもまあ、こんな意味のないことを言えるもんだわ。NTTが光コラボレーションに対して、何も対策をしていないことがよく分かると思います。
NTTは光コラボレーションの営業電話を停止する規約を作るべし
ネットで「光コラボレーション しつこい」と検索すると、関連キーワードにGoogle先生が色々と表示してくれます。
- 光コラボ 勧誘 悪質
- 光コラボ 勧誘停止
- 光コラボ 勧誘 断り方
関連キーワードに出てくるってことは、それだけ検索件数も多いということです。
なぜ、NTTは光コラボレーションの営業電話を停止する規約を作らないのかな?
NTTは規約作るべし
光コラボレーション事業者に対して、「営業電話は禁止」という規約を作ればいいだけですよね。これ破ったら、NTTは、光コラボレーション事業者の権利を剥奪すれば、しつこい営業電話なんてしなくなると思うけどね。
光コラボレーションが始まっても、フレッツ光のシェアは増えてない
光コラボレーション事業者は、既存のフレッツ光で契約しているユーザーを、光コラボレーションに移行させてるだけなんだよね。
だから、光コラボレーションを含めたフレッツ光のシェアは、ほとんど上がっていません。
光コラボレーションが、フレッツ光全体のシェアを底上げする効果がないのは、昨日のエントリーの数値で実証済みです。
フレッツ光は54.3万件しか増えていないのに、光コラボレーションが442.7万件増えているということが意味するものは、光コラボレーションはフレッツ光から転用しているのが大部分という事実です。
スパムのような、光コラボレーションの営業電話は、あたかもNTTの様な素振りで電話してきます。しつこい営業電話は、NTTのブランドイメージを下げていると思いますけどね。
転用は双方向にすべし
転用が一方通行にもかかわらず、光コラボレーションに対して、何の規制もできないのなら、せめて転用は双方向にするべきだよね。
あと、光コラボレーションで2年縛りの違約金が発生しない仕組みをNTTは作るべきです。高齢者が騙されて光コラボレーションに転用しても、救済できる仕組みをNTTは構築すべきなのです。
総務省は光コラボレーションの規制なんでやらないの?
総務省も光コラボレーションに関しては、何の規制もしていません。はっきり言って無策です。高齢者が騙されても関係ないって感じだよね。
総務省は、消費者の目線というものがマジで欠けています。
光コラボレーションは一方通行の転用しかできない仕組みなので、スパムの営業電話が高齢者にかかることくらい、理解できると思いますけどね。
携帯電話を例にとっても総務省は消費者目線がありません。消費者のことを無視して、docomo・au・ソフトバンクの3社の利益になることばかりやってるよね。例えば、一括0円を規制するとかね。このおかげで、3大キャリアは増収増益で、各社1兆円近くの利益を毎年あげてるんですよ。
NTTは、対応策を検討すべし!
一刻も早く、NTTは光コラボレーションの営業電話をやめさせるべき。
NTTが光コラボレーションという仕組みを作ったからこそ、光コラボレーションのスパムの営業電話がかかってくるようになったのです。
高齢者が、これ以上騙されない仕組みをNTTは考えていく必要があります。
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