米Googleマイビジネスで、回復リクエストの際、証拠となるファイルをアップロードできるようになりました。
今のところ、英語環境での回復リクエストに限定され、日本語環境ではファイルをアップロードする画面は表示されませんのでご注意ください。
いずれ日本語環境でも利用できるようになると思います。
回復リクエストとは
回復リクエストとは、Googleマイビジネスのガイドライン及びコンテンツのガイドライン違反によりビジネスリスティングが停止された際に送信するリクエストです。
ガイドラインに準拠するように修正し、回復リクエストが通れば、ビジネスリスティングは復活します。
ガイドライン違反の例をいくつか紹介します。
- 「〇〇居酒屋 女子会 激安」にようにビジネス名にキーワードを詰め込んでいる
- チェーン店で店舗名を入れている (チェーン店 〇〇店)
- ビジネス概要に「全品50%セール中」「飲み放題500円から」といった料金や特典についてのテキストがある
- 薬事法に触れるコンテンツがある
- サクラやオーナアカウントから口コミを書いている
- 競合店舗の評価を操作している
このようなガイドライン違反により、ビジネスリスティングが停止されると、回復リクエストを送信してビジネスリスティングを復活させる必要があります。
回復リクエストを送信する詳しい手順は、こちらの記事をご覧ください。
Googleマイビジネスのガイドラインは複数ページにまたがっているので、ビジネスオーナーの不注意でガイドライン違反になるケースもよく見かけます。
ガイドラインを一覧で確認するのであれば、こちらをご覧ください。
Check! Googleマイビジネスに適用されるガイドライン
回復リクエストでファイルを添付する
今まで、回復リクエストを送信する場合、以下のようなテキスト情報だけでGoogleの担当者に状況を説明しました。
- ページが停止された後に、どんな変更を加えたのか
- 追加情報
今回、「1. ページが停止された後に、どんな変更を加えたのか」を記載する欄がなくなり、ファイルを添付する画面となります。
これにより、証拠となる写真をアップしたりすることができ、よりスムーズに回復リクエストが処理されることになりそうです。
例えば、看板に記載していないビジネス名を使っていたためビジネスリスティングが停止されたので、看板を作り直してその写真をアップロードするといった使い方ができます。
今まで通り「2. 追加情報を記載する欄」はあるので、ページに加えた変更や修正した箇所があれば、こちらに記載すると良いでしょう。
では、ファイルを添付する画面がどのようなものか見ていきます。
英語環境の「回復リクエスト」で以下のように進んでいきます。
①Have you already submitted a reinstatement request for this listing? →No
②Are you the official representative of the company or organization? →Yes
③Did you read the Google My Business quality guidelines, and can you ensure that the page for your business is in compliance? →Yes
④Is your organization permanently located at the address (or does it permanently service the area) stated on your page? →Yes
⑤Does your business operate in a service area (ie does your business model require you or an authorized representative of the business to travel to the customer’s location)? →No (Yesで進んでも構いません)
⑥Do you have multiple pages for the same location? →No
以下のようなファイルを添付する画面が表示されます。
日本のビジネスリスティングで使えるのか?
日本のビジネスリスティングで、英語環境の回復リクエストが利用できるのかは正直何とも言えません。
いずれ日本語でも導入されると思いますので、万が一、回復リクエストをするようなことがあるのであれば、日本語環境から申請する方が良いと思います。
日本語環境でのファイル添付は、もう少しお待ちいただくことになりそうです。
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