10月10日に開催されたGoogleのハードウェア製品の発表イベント「Made by Google」で、Pixel 3/Pixel 3 XLが発表されました。
Pixel 3/Pixel 3 XLは、ようやく日本で発売されることになります。
2016年のPixelや2017年のPixel2は日本で発売されませんでしたので、楽しみにしていた方も多いはず。
アメリカでは10月18日から、日本は11月1日から発売となります。
Pixel3/Pixel 3 XLの最大の特徴は、AI機能が強化されたことです。僕はこの機能に未来のテクノロジーを感じでワクワクしました。ちなみに、9月に登場したiPhone XSやXS MAXに、こういうワクワク感はまったくありませんでした。
今日のエントリーは、日本で発売されることになったPixel3/Pixel3 XLの特徴やスペック、価格と、最大の特徴であるAI機能が強化されたことについて紹介します。
Pixel 3/Pixel 3 XLはどこで購入できるのか?
最初に、Pixel 3/Pixel 3 XLはどこで購入できるのかを見ていきます。
- Google Store (オンライン)
- docomo
- ソフトバンク
Google StoreはSIMフリー版、docomoとソフトバンクはSIMロック版になるはずです。
ちなみにSIMフリー版を購入すれば、auのネットワークでも利用できます。Pixel 3/Pixel 3 XLのLTE対応バンドは、auのネットワークの主要LTEバンド1 (2.1GHz)、18 (800MHz)、26 (800MHz)に対応していますからね。
Pixel 3/Pixel 3 XLの特徴
次に、Pixel 3/Pixel 3 XLの特徴を見ていきましょう。
最大の特徴はAI機能です。AI機能の「Call Screen」や「Duplex」は、本当にワクワクします。
- 人間のように会話をするAI技術「Call Screen」
- AIがレストランを予約してくれる「Duplex」
- シングルレンズにも関わらずカメラが優秀
- 日本仕様はFeliCa搭載
- 圧縮しない「元の画質の写真」や「4k動画」をGoogleフォトに容量無制限で保存できる
人間のように会話をするAI技術「Call Screen」
Googleアシスタントに加え、人間のように会話をするAI技術「Call Screen」を搭載しています。電話を着信した際、最初にAIが対応し、AIに定型応答で喋らせるか、ユーザーに電話を引き継ぐかを選択することが可能になります。
AI技術「Call Screen」と通話の相手との会話は、Pixel 3/Pixel 3 XLの端末上で、リアルタイムにテキストで目視が可能です。通話内容によって、「どのようなご用件ですか?」「後ほど掛け直します」などの定型応答を「Call Screen」に喋らせることができるのです。
また、迷惑な営業電話がかかってきた際は、「SPAM報告」をタップすれば、その電話番号を着信拒否することができます。
AIがレストランを予約してくれる「Duplex」
AIがレストランを予約してくれる「Duplex」機能も搭載されています。
まさに「Duplex」が、執事の役割をしてくれます。
2018年11月から、一部のアメリカの地域で「Duplex」のサービスが始まります。
シングルレンズにも関わらずカメラが優秀
Pixel 3/Pixel 3 XLのカメラは共通で1220万画素です。シングルレンズにも関わらず優秀なのが特徴です。
- AIによる背景ボケ機能・・・シングルレンズですが、AIによる背景ボケ機能を搭載
- トップショット・・・シャッターを押した数秒前にさかのぼり、ベストショットを提案
- 超解像ズーム・・・デジタルズームでも解像感をキープ
- ナイトサイト・・・暗い場所でも鮮明に撮影
- Playground・・・AR ( 拡張現実 ) を使ってキャラクターなどと一緒に撮影が可能
- Googleレンズ・・・カメラを向けた場所を検索で調べることができる
- 前面カメラは広角・・・広角レンズのため、自撮り写真は複数の顔がきちんと入る
日本仕様はFeliCa搭載
Pixel3は、日本市場も視野に入れた商品です。日本仕様はFeliCa搭載ですからね。
ちなみにUSのGoogle Storeのサイトを見ると、FeliCaではなく、eSIMが搭載されていると記載されています。
日本ではSuicaの普及率が高いので、グローバルではマイナーなFeliCaを搭載したということなんだろうね。
Suicaがあれば、電車に乗るだけでなく、コンビニや駅ビルでも現金は必要ありません。
圧縮しない「元の画質の写真」や「4k動画」をGoogleフォトに容量無制限で保存できる
Pixel 3/Pixel 3 XLで撮影した写真や動画は、圧縮せずに、Googleフォトに容量無制限で保存が可能です。
Pixel 3/Pixel 3 XLのスペックと価格
Pixel 3/Pixel 3 XLのスペックと価格を見ていきましょう。
Pixel 3/Pixel 3 XLは、ノッチの有無、液晶サイズやバッテリー容量以外のスペックは共通しています。ご存知の方が大半だと思いますが、Pixel 3はノッチなし、Pixel 3 XLはノッチありです。
Pixel 3/Pixel 3 XLで共通するスペック
Pixel 3/Pixel 3 XLで共通するスペックを見ていきます。
- OS・・・Android 9 Pie、3年間のアップデートが保証されています
- プロセッサ・・・Qualcomm® Snapdragon™ 845
- メモリ・・・4GB
- ストレージ・・・64GBまたは128GB
- 背面カメラ・・・12.2メガピクセル
- 前面カメラ・・・8メガピクセル広角
- 色・・・クリアリー ホワイト、ジャスト ブラック、ノット ピンク
- 無線・・・Wi-Fi 2.4GHz + 5.0GHz 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth® 5.0 + LE
- SIMスロット・・・nano SIM × 1
- 防水・・・IPX8
- 防塵・・・IP6X相当
- FeiCa対応・・・日本で発売されるモデルには、FeliCaが搭載されています。アメリカで発売されるモデルは、FeliCaではなく、eSIMが搭載されております。
Pixel 3/Pixel 3 XLで異なるスペック
Pixel 3/Pixel 3 XLで異なるスペックや値段を見ていきます。
Pixel 3 | Pixel 3 XL | |
---|---|---|
ディスプレイ | 5.5 インチ | 6.3 インチ |
縦横比 | 18:9 | 18.5:9 |
ノッチ | なし | あり |
バッテリー | 2915mAh | 3430mAh |
サイズ | 68.2×145.6×7.9mm | 76.7×158×7.9mm |
重量 | 148g | 184g |
価格 | 64GB 95,000円 / 128GB 107,000円 (税込み) | 64GB 119,000円 / 128GB 131,000円 (税込み) |
Pixel 3/Pixel 3 XLはどちらがオススメ?
僕はPixel3 をオススメします。以下、理由です。
- 画面の解像度や液晶サイズはPixel3 XLの方が大きいのに、メモリはどちらも4GB
- AI機能である「Call Screen」「Duplex」は、どちらも同じように利用できる
- プロセッサやカメラは同じスペック
画面の解像度や液晶サイズはPixel3 XLの方が大きいのに、メモリはどちらも4GB
画面の解像度や液晶サイズが大きいPixel3 XLの方が、メモリの消費量は多いはずです。
Googleのサイトには、GPUについての言及はないので、同じものだとするならば、Pixel3の方が快適に動くはず。
AI機能である「Call Screen」「Duplex」は、どちらも同じように利用できる
AI機能である「Call Screen」「Duplex」は、どちらも同じように利用できます。
プロセッサやカメラは同じスペック
プロセッサやカメラも同じスペックを搭載しています。
さいごに
以上、日本で発売されることになったPixel3/Pixel3 XLの特徴やスペック、価格と、最大の特徴であるAI機能が強化されたことについて紹介しました。
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