128GBのMacをお使いの皆さま、写真はどのように管理していますか?
メインマシンは別にあって、MacBook Air 128GBをサブで使っているユーザーならば、写真や動画をメインマシンに保存しておけば、容量不足で困ることはありません。
ですが、MacBook Air 128GBをメインで使っているユーザーだと、写真だけで容量が一杯になってしまうことがあるはずです。
このような場合、どのように写真を管理をすればいいのでしょうか?
写真や動画は、月日の経過とともに、どんどん増えていきますから厄介です。
今日のエントリーは、少ない容量のMacで、写真を管理する方法を教えます。128GBのMacユーザー必見ですよ!
128GBのMacで写真を管理するならば、クラウドを使うべし!
クラウドを使えば、問題は解決します。
Appleが提供しているiCloudフォトライブラリを使ってもいいし、Googleが提供しているGoogleフォトを使っても可能です。
- MacとiPhoneを使っている方は、「Cloudフォトライブラリ」がオススメ
- MacとAndroidを使っている方は、「Googleフォト」がオススメ
iCloudフォトライブラリ
iCloudフォトライブラリを使えば、128GBのMacでも、容量不足にならずに、写真を管理することが可能です。
元々、iCloudフォトライブラリは、MacやiPhone、iPadなど複数の端末で写真やビデオを同期するためのものです。なので、すべての端末のストレージを消費します。
でもね、iCloudフォトライブラリには、端末の容量を節約するための「ストレージを最適化」機能があります。この機能を有効にすれば、写真や動画は全てクラウド上のiCloudフォトライブラリに保存されますが、利用頻度の少ない写真や動画はMac本体のストレージに保存されません。ストレージに保存されないといってもサムネイルは残りますので、Macで写真を見ることは可能です。端末で必要になった場合は、写真や動画をiCloudフォトライブラリからダウンロードすることもできるので安心です。
128GBのMacのストレージを消費せずに、写真や動画をiCloudフォトライブラリに保存するには、以下の手順を行ってください。
- iCloudストレージを購入する
- iCloudフォトライブラリを有効にする
- 「ストレージを最適化」を有効にする
1. iCloudストレージを購入する
最初に、ご自身の写真ライブラリの容量を調べていただき、写真ライブラリが収まる容量のiCloudストレージを購入します。
iCloudフォトライブラリはiCloudストレージを消費します。無料で使えるiCloudは5GBまでなので、写真や動画を管理する場合、iCloudのストレージを別途購入しないと使えません。
- 5GBまで・・・無料
- 50GB・・・月額130円
- 200GB・・・月額400円
- 2TB・・・月額1300円
2. iCloudフォトライブラリを有効にする
Macの設定から、iCloudフォトライブラリを有効にします。
MacとiOSをお持ちの方は、両方の端末で設定してください。
- Macの設定・・・システム環境設定→iCloud→写真→iCloudフォトライブラリ→オン
- iPhoneの設定・・・設定→Apple ID→iCloud→写真→iCloudフォトライブラリ→オン
3. 「ストレージを最適化」を有効にする
次に、「ストレージを最適化」を有効にして、利用頻度の少ない写真や動画は128GBのストレージに残さないようにします。
- Macの写真アプリ→環境設定→「iCloudフォトライブラリ」にチェック→「Macストレージを最適化」にチェック
お疲れさまでした。これで、128GBのMacのストレージを消費せずに、写真や動画をiCloudフォトライブラリに保存することができました。端末にサムネイルが残りますので、端末で写真を見る分には全く困ることはありません。ダウンロードが必要な場合は、iCloudフォトライブラリからインターネット経由でダウンロードできます。
Googleフォト
GoogleフォトもiCloudフォトライブラリと同様、クラウドに写真をアップロードできますので、128GBのMacでも容量不足にならずに、写真を管理できます。
iCloudフォトライブラリとの違いをかんたんに説明します。
iCloudフォトライブラリはMacの写真アプリで写真や動画を管理するのに対して、GoogleフォトはブラウザからGoogleフォトにアクセスして写真や動画を見に行きます。
なので、写真を見るときは、インターネットに繋がっていることが条件になります。Mac本体のストレージに写真を保管するという考え方ではありません。
Googleフォトで写真を管理する場合、次のような手順で行ってください。
- Googleフォトのバックアップのモードを選択
- スマホの写真は、Googleフォトアプリを利用して、Googleフォトへアップロード
- Macに取り込んだデジカメや一眼からの写真は、ブラウザからGoogleフォトにアクセスして、その都度アップロードする
1. Googleフォトのバックアップのモードを選択
Googleフォトで写真や動画をバックアップする際、2つのモードがあります。このモードは最初に決めておいてください。
MacとスマホでGoogleフォトを使う方は、それぞれ設定する必要があります。
Mac・・・ブラウザからGoogleフォトへアクセスして、設定から変更します
スマホ・・・アプリの設定から「バックアップと同期」をタップして「アップロードサイズ」を「高画質」へ
高画質
高画質モードは、写真と動画は圧縮されますが、無料で使える15GBのGoogleドライブの容量にカウントされません。写真の劣化はほとんど感じられないレベルですので、ご安心ください。
元のサイズ
元のサイズは、Googleドライブの容量を消費しますが、オリジナルの写真や動画を保存できます。クオリティを重視する方は、元のサイズを選択してください。
写真や動画が増えてくると、Googleドライブの容量を追加で購入しなければなりません。この記事を書いているのは2018年8月17日ですが、Googleドライブの有料ストレージは、Google Oneという名称に変わっているようです。
- 100GB・・・1.99ドル
- 200GB・・・2.99ドル
- 2TB・・・9.99ドル
2. スマホの写真は、Googleフォトアプリを利用して、Googleフォトへアップロード
iOS・Android問わず、スマホの写真は、Googleフォトアプリを利用して、Googleフォトへアップロードしてください。
Wi-Fi環境の元で、Googleフォトアプリを立ち上げれば、自動的に写真や動画はアップロードされます。
3. Macに取り込んだデジカメや一眼からの写真は、ブラウザからGoogleフォトにアクセスして、その都度アップロードする
Macに取り込んだデジカメや一眼からの写真は、ブラウザからGoogleフォトにアクセスして、その都度アップロードしてください。次のような手順がオススメです。
①ChromeでGoogleフォトへアクセス
②Googleフォトへアップロードしたい写真を選択して、GoogleフォトへドラッグすればGoogleフォトへアップロードされる
デジカメとMacを接続する度に、Googleフォトへ写真をアップロードして、デジカメのmicroSDカードを削除する習慣をつけることをオススメします。このようにすれば、Googleフォト内の写真がダブったりすることを防げますからね。
「バックアップと同期」アプリは?
Googleでは、パソコンの中にある写真や動画を、自動でGoogleフォトにアップロードする「バックアップと同期」アプリを提供しています。
でも、僕は「バックアップと同期」アプリをオススメしていません。理由は、以前インストールして使ったことがあるのですが、メモリをやたら消費するのと、アップロードの挙動がおかしな時があったためです。僕が体験したのは半年前の話ですが、Google公式の Google フォト のヘルプ コミュニティ を見る限り、今でも不具合は続いているようですね。
さいごに
以上、少ない容量のMacBookで、写真を管理する方法について紹介しました。
128GBのMacをお使いの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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