本日、Amazonフレッシュのサービスが始まりました。
プライム会員向けのサービスなので、プライム会員でないと利用できません。プライム会員の会費とは別に、月額500円のAmazonフレッシュの会費が必要です。
アマゾンジャパンは4月21日、野菜や精肉などの生鮮食品を、最短4時間で配送するサービス「Amazon フレッシュ」を、Amazon プライム会員向けに開始した。昨今はヤマト運輸を始めとする物流会社のドライバー不足が深刻になっているが、同社の自社配送にすることで迅速に食品を届ける。
Amazonフレッシュでは、野菜、果物、鮮魚、精肉、乳製品など1万7000点以上の食料品のほか、キッチン用品やベビー用品、ペット用品といった日用品・雑貨など、合計10万点以上の商品を取り扱う。一般的なスーパーで購入できる食品のほか、人形町今半の精肉や、ロールケーキの堂島ロールなど、27店舗の「専門店グルメ」も販売する。さらに、契約農園から仕入れた採れたての新鮮な野菜や、その日の朝に加工した鮮魚などを販売する「新鮮市」を週2回開催するという。
Amazonフレッシュは、倉庫からユーザーまでの物流はどうなってるの?
どこの倉庫から配送されるのかというと、アマゾン川崎フルフィルメントセンター(FC)からとなります。
アマゾン川崎フルフィルメントセンター(FC)には、専用の棚を設け、食品の温度管理をしっかりして品質管理を徹底している模様。鮮度を逃がさないボックスもあるとのこと。
アマゾン川崎フルフィルメントセンター(FC)からは、「Amazon Prime Now」専用倉庫を経由して、「Amazon Prime Now」専用倉庫からは自社配送で荷物を届けます。
ちなみに、「Amazon Prime Now」専用倉庫はどこにあるのかというと、
- アーバンFC世田谷(東京都)
- アーバンFC江東(東京都)
- アーバンFC豊島(東京都)
- アーバンFC横浜(神奈川県)
- アーバンFC大阪(大阪府)
Amazonフレッシュのローンチ直後は、港区、千代田区、中央区、江東区、墨田区、江戸川区への配送だけなので、アーバンFC江東を経由してユーザーに荷物が届くことになるんだろうね。
近いうち、それ以外の「Amazon Prime Now」専用倉庫の近隣エリアでも、Amazonフレッシュのサービスが提供されることは間違いないね。
戦国時代を迎えたネットスーパーのサービスを比較する
Amazonフレッシュの参入で、ネットスーパーは戦国時代を迎えることになります。
Amazonフレッシュと既存のネットスーパーを比較してみます。
Amazonフレッシュ
商品ラインナップは、1万7000点の生鮮食品だけでなく、日用品や雑貨なども10万点用意されています。
Amazonフレッシュは、商品が最短4時間で届くのがポイントです。
月会費
500円
配送料
- 500円(6000円未満の購入)
- 無料(6000円以上の購入)
配送時間
8時から深夜0時(2時間ごとに指定できる)
配送エリア
港区、千代田区、中央区、江東区、墨田区、江戸川区(一部エリアを除く)
不在時
不在票は入らずキャンセルとなる。
めちゃ不便だよね。食料品だったら、専用ボックスに入れて、玄関前に置いておいてもいいと思うけどね。
発送時にメールが送られて、到着が近づくとアプリにプッシュ通知が届くのは、さすがAmazonです。他のネットスーパーには無いサービスだもんね。
イトーヨーカドー
約3万点の商品ラインナップです。
食料品だけでなく、日用雑貨、衣類、ベビー用品なども揃っています。
Yahoo! JAPAN IDでログインできるようになっていますが、オムニ7会員に加入しないと利用できないって、めちゃ使い勝手悪くない?
入会金・年会費
無料
配送料
- 315円(7000円未満の購入)
- 無料(7000円以上の購入)
配送時間
12〜21時(一部12〜22時)
配送エリア
北海道・青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県・愛知県・奈良県・京都府・大阪府・兵庫県・岡山県・広島県
不在時
不在票が入る
ローソンフレッシュ
ローソンが運営しています。
食料品だけでなく、日用雑貨、医薬品など、わずか1万5000点の商品ラインナップです。
「週イチ宅配サービス」「カート購入」の2通りの購入方法があるのが特徴です。
入会金・年会費
「週イチ宅配サービス」「カート購入」どちらも無料
配送料(週イチ宅配サービス)
2500円(税込)以上は無料(週イチ宅配サービスは、2500円未満では利用できません)
配送料(カート購入)
地域によって送料が異なります。
↓購入が5000円未満の場合
- 首都圏 540円
- 東北、中部、近畿 756円
- 中国、四国 972円北海道、九州 1080円
- 沖縄 1620円
↓送料無料になる条件は
- 首都圏は、5000円以上の購入で送料無料。
- それ以外の地域は、7000円以上で送料無料
不在時
不在票が入る
まとめ
生鮮食品の業界にAmazonフレッシュが参入したことで、ネットスーパーは、戦国時代を迎えます。
Amazonフレッシュは、今の時点では、港区、千代田区、中央区、江東区、墨田区、江戸川区だけでのサービス提供となりますが、すぐにエリア拡大することは間違いないもんね。
そうなると、イトーヨーカドーなどのネットスーパーは、厳しい戦いを迫られることになります。
Amazonの商品ラインナップ10万点に対して、イトーヨーカドーの商品ラインナップはわずか3万点ですから、どうやっても勝ち目がないよね。
しかも、Amazonは最短4時間でユーザーの自宅まで届けてくれますから。
ネットスーパーは、ヨドバシと手を組んで、配送網を強化していくという選択肢もありだと思います。
ナレッジ