今までネットからの申込みだけだったLINEモバイルが、いよいよ即日MNPが可能なカウンターを設置します。
まずは、ビックカメラ5店舗とヨドバシカメラ5店舗で始まります。
きっと店舗内に、LINEのロゴマークが掲げられるんだよね?
MVNOの中ではダントツの知名度なので、LINEのロゴマークに引き寄せられていくユーザーは多いはず。
【LINEモバイル】ビックカメラ、ヨドバシカメラ全10店舗にて3月15日より、初の即日受渡しカウンターを開設
ビックカメラとヨドバシカメラでABテストをするLINEモバイル!
今回、即日MNPカウンターは、ビックカメラ5店舗とヨドバシカメラ5店舗に設置されます。
ビックカメラとヨドバシカメラでABテストをするあたり、さすがLINEモバイルやね。
即日受渡しカウンター
即日受渡しカウンターでは、MNPの手続きや新規開通の手続きができます。今の段階では都心部の店舗だけって感じですね。
- ビックカメラ 有楽町店
- ビックカメラ ビックロ
- ビックカメラ ラゾーナ川崎店
- ビックカメラ 名古屋駅西店
- ビックカメラ なんば店
- ヨドバシカメラ 新宿西口本店
- ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
- ヨドバシカメラ マルチメディア横浜
- ヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロン
- ヨドバシカメラ マルチメディア梅田
今なら上記店舗に行くだけで、オリジナルスタンプが貰える模様。
エントリーパッケージ
エントリーパッケージとは、16桁のエントリーコードが記載されている紙のパッケージです。
エントリーパッケージは、ネットでの開通手続きができる方への商品です。今まではAmazonだけで取扱いをしていました。今後は、ビックカメラとヨドバシカメラ58店舗での取扱いが可能になります。
近い将来、エントリーパッケージを販売している店舗でも、即日MNPカウンターを設置するようになるんだろうね。
IIJmioの戦略を真似るべし
MVNOの老舗であるIIJmioがシェア拡大のために取った戦略を見ていきましょう。
当初、IIJmioだってネットでパッケージを購入させて、手続きはネットからの申込みだけでした。ただし、申込の方法がネット申し込みだけの場合、ネットリテラシーが高い人しか使ってもらえません。
高齢者や主婦などの幅広い層にMVNOを使ってもらうには、即日MNPができるカウンターを設置して、申し込み手続きのハードルを下げないと申し込んでもらえないですからね。
IIJmioはシェア拡大にあたって、即日MNPカウンターを設置
IIJmioが、「みおふぉん」で音声通話のサービスを始めたときに取った戦略は、ビックカメラの中に、即日MNPカウンターを設置するというものでした。
データ通信SIMならば、使えない期間が多少あってもユーザーの文句はあまり出ません。音声通話の携帯は別に持っているわけだからね。でも音声通話SIMの場合、ネットで申し込んで使えない期間が3日間あるということになったら、誰も申し込んでくれません。
そこで、IIJmioは即日MNPカウンターを設置します。当初は、ビックカメラ有楽町店、ビックカメラ ビックロ、ビックカメラ ラゾーナ川崎店くらいだったような気がします。
その後、IIJmioはイオンやビックカメラ・ソフマップ・コジマと提携して、即日MNPカウンターの数をどんどん増やしていっています。
IIJmioは、実店舗でSIMカードの即日MNPが可能なシステムになっています。
BIC SIMカウンター
IIJmioの場合、都心部はビックカメラとソフマップで即日MNPが可能。
郊外はコジマの店舗で即即日MNPができる仕組みになっています。
BIC SIMカウンターは、176店舗で即日MNPに対応しています。
- 北海道・・・3店舗
- 東北・・・15店舗
- 東京・・・43店舗
- 関東・・・60店舗
- 中部・・・20店舗
- 近畿・・・18店舗
- 中国・・・7店舗
- 四国・・・0店舗
- 九州・・・8店舗
- 沖縄・・・2店舗
IIJmio SIM for イオン
イオンの211店舗で、即日MNPのカウンターが設置されています。
- 北海道・・・21店舗
- 東北・・・16店舗
- 関東・・・60店舗
- 中部・・・32店舗
- 近畿・・・44店舗
- 中国・・・8店舗
- 四国・・・5店舗
- 九州・・・21店舗
- 沖縄・・・4店舗
LINEモバイルがシェアを拡大するにはどうする?
LINEモバイルがシェアを拡大するにはどうすればいいのでしょうか?
- IIJmioの空白地帯を狙うべし
- スマホのセットアップをやるべし
IIJmioの空白地帯を狙うべし
IIJmioで即日MNPできる店舗数は、BIC SIMカウンター176店舗・イオン211店舗あるので、合計387店舗です。
それに対してLINEモバイルが即日MNPできるカウンターはわずか10店舗です。
なので、IIJmioの空白地帯を狙っていきます。
「BIC SIMカウンター」は四国にはありません。中国、九州、沖縄も手薄な感じです。
「IIJmio SIM for イオン」も中国、四国、沖縄には、全然カウンターを設置していませんからね。
スマホのセットアップをやるべし
キャリアからMVNOに移行する最大の障壁は、スマホのサポートが店舗で受けられなくなることです。
スマホのメール設定や何か不具合があって動かなくなったときのサポートができない人は、サポートしてくれる店舗がないMVNOでは絶対に契約しません。
ネットリテラシーの高い人だけを相手にしているのならば、スマホのサポートは不要ですが、高齢者や主婦層といったネットリテラシーが低いユーザーがMVNOへ移行するには、絶対にサポートは必要です。
どんなサポートが必要なの?
- 機種変更の際のLINEのデータ引き継ぎ
- 機種変更の際のスマホの設定
今後のLINEモバイルの戦略は?
LINEはマスを狙っていくために、次の戦略を考えていることは違いないですね。
3月にはテレビCMもやるようですからね。
#のん さん(@non_staffnews)が登場する3/14のCMお披露目記者発表会は、LINE LIVEで中継予定!ぜひ予約してご覧いただけると嬉しいです^^ 本日の「のんちゃんねる」もこちらのブログからご覧いただけます!https://t.co/hQJHxryLg9
— LINEモバイル (@LINEMOBILE_JP) 2017年3月6日
- エントリーパッケージのみの販売で、ネットリテラシーの高い層へアプローチ→2016年9月当初の戦略
- 都心部の店舗に即日MNPカウンターを設置して、都心部のネットリテラシーの低い層へアプローチ→今ここ
- 地方の店舗に即日MNPカウンターを設置して、地方のネットリテラシーの低い層へアプローチ→今後のマス戦略
地方のネットリテラシーの低い層を取り込むには、イオンとの提携はマストです。
さいごに
LINEモバイルのメリットをまとめておきます。
- LINEの年齢認証が不要
- カウントフリーならばSNSのデータ通信が無制限
LINEの年齢認証が不要
キャリアからMVNOに乗り換える際、一番問題になるのは、LINEの年齢認証です。乗り換える前に年齢認証しておけばいいんだけどね。
カウントフリーならばSNSのデータ通信が無制限
カウントフリーのプランに申し込めば、SNSのデータ通信が無制限になります。
カウントフリーの対象のSNSは、LINE、Twitter、Facebook、Instagramです。Instagramは容量を使うので、Instagramをよく使う人は、LINEモバイルが最適です。
ナレッジ