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「AndroidのGoogleマップ」と「iOSのApple マップ」を、音声入力だけでナビしてみた!

音声認識

今日のエントリーでは、カーナビとしてスマホを使う際、「AndroidのGoogleマップ」と「iOSのApple マップ」の音声入力だけでナビが可能なのか実験してみます。

もちろんiOSでもGoogleマップは使えるのですが、今回は音声入力だけでアプリの地図を立ち上げてから、地図を動かす実験です。

iOSの場合、音声入力だけでGoogleマップを立ち上げることが出来ませんからね。画面のロック解除しなきゃいけないので。

「Googleマップ」と「Apple マップ」ではどっちをお使いですか?

わたくしは「Googleマップ」の方が使い勝手はいいと思います。だって、Android・iOS・Windows・MacとOSプラットフォームに依存せずに、Googleアカウントにログインするだけで保存した場所などのデータが共有できますからね。

自宅や職場のPCで保存した場所を、外出先ではスマホのGoogleマップでナビすることが可能です。

とはいえ、日本ではiPhoneのシェアが6割くらいあります。iPhoneで、メールや連絡先アプリから地図を立ち上げる時は、自動的に「Apple マップ」が立ち上がりますから、「Apple マップ」を使っている人も結構いるんだよね。特にスマホ初心者の場合はね。

発展途上中のスマホの音声認識

スマホのOSの音声認識は、まだまだ発展途上中です。AndroidもiOSもそれぞれ得意分野が異なるとは言え、音声認識だけで全部ができるわけではないので、使い勝手はイマイチなんですよね。

今後、OSの音声認識はどんどん改善されていくことは間違いないのですが、AndroidとiOSのそれぞれの得意なことを見ていきましょう。

Androidの音声認識でカーナビをする

Androidをお使いならば、Googleの音声認識はかなり便利です。
実際に、画面をタップすることなく、Googleマップを開いてナビをしてくれますからね。

では、実際の手順を見てみましょう。

  1. 「OK Google ここから藤沢駅まで来るまでナビ」と言う
  2. Googleマップが自動で立ち上がる
  3. Googleマップでナビが自動でスタート

Googleマップ 音声認識

Googleマップ 音声認識

こんな流れでGoogle音声入力とGoogleマップを組み合わせるとマジで便利です。

ナビ使用中にFacebookを見たい

  1. 「OK Google Facebookアプリ開いて」と言う
  2. Googleアシスタントは、「次のアプリを開きます。Facebook」と言って、アプリをfacebookに切り替えてくれます。
  3. 「OK Google Googleマップ開いて」と喋れば、ナビに戻ります。

ナビ中に近くのガソリンスタンドを探したい

  1. 「OK Google 近くのガソリンスタンド」と言う
  2. 「検索内容は近くのガソリンスタンドでしたが、ナビの使用中は地図を表示できません。特定の都市またはお店やサービスへのルートを検索してみてください」とGoogleアシスタントより言われます。
  3. 近くのガソリンスタンドへのナビは、音声検索だけではやってもらえません・・・

ナビの使用中でも、ガソリンスタンドやコンビニに立ち寄りたいというニーズは絶対にあるはず。このあたりが、音声でできるようになるといいのですが。

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iOSの音声認識でカーナビをする

iOSで音声入力をするならSiriが登場します。
iPhone7やiPhone6sならば、「Hey Siri」で立ち上がりますからね。

iOSの場合も、音声のみで画面をタップすることなく、ナビをすることが可能です。

  1. 「Hey Siri ここから藤沢駅まで来るまでナビ」と言う
  2. Apple マップが自動で立ち上がる
  3. Apple マップでナビが自動でスタート

Apple Maps 音声認識

ナビ使用中にFacebookを見たい

  1. 「Hey Siri Facebookアプリ開いて」と言う
  2. Siriは、アプリをfacebookに切り替えてくれます。
  3. 「Hey Siri Googleマップ開いて」と言っても、ナビには戻りません。

他のアプリからApple Mapのナビに戻すには

Googleアシスタントでは、「OK Google Googleマップ開いて」と言えば、他のアプリからGoogleマップのナビに戻りましたよね?

でもSiriは戻ってくれません。どうするのか見ていきましょう。

  1. 「Hey Siri ナビを再開」と言う(「ナビに戻って」でも大丈夫です)
  2. Apple マップのナビに戻ります

ナビ中に近くのガソリンスタンドを探したい

  1. 「Hey Siri 近くのガソリンスタンド」と言う
  2. 「この近くでお探しの場所が複数見つかりました。その1つは、片瀬のセブンイレブンです。」「こちらでどうでしょう?」とSiriより提案があります。
  3. 「そこへ行く」と言うとナビが始まります。

Apple Maps 音声認識

ナビの使用中に、ガソリンスタンドやコンビニに立ち寄りたいならば、Apple マップを使ってSiriで音声認識をすることをオススメします。

Apple MapがGoogleマップと連携すればもっと便利になるんだろうけど、今のところ連携はしていません。この点に限って言えば、Apple マップの方が、Googleマップよりも優秀です。

ナビの目的地はリセットされる

気をつけなければならないのは、最初に音声認識でナビをしていた目的地はリセットされてしまう点です。ガソリンスタンドについたら、再度、目的地を設定しなければなりません。

まとめ

音声認識の精度という部分なら、Androidの音声認識の方が優秀です。Googleはクラウド上に音声検索に関する膨大なデータを持っていますから、音声検索の精度はSiriの音声認識よりも上です。

音声認識でのナビ中の使い勝手になると、音声入力だけで、ナビ中にガソリンスタンドなどの場所を設定できるiOSの方が軍配が上がります。これは音声認識と言うよりも、iOSとAndroidのシステムの違いなんだけどね。

スマホ一台あれば、カーナビなんて必要なくなってきましたね。

スマホをカーナビの代わりに使うなら、安全のために、固定するホルダーは絶対に使ってくださいね。

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