自動運転の主導権は「自動車メーカー」が握れるのか?

Mobility Teammate Concept

既存の自動車メーカーが、自動運転の実用化に向けて連携します。

世界共通の規格や制度などを競技する模様。ニュースにもあるように、Googleやテスラは参加しない模様です。

自動運転で世界連合 トヨタ・VWなど27社

自動運転の実用化を進める世界連合が発足する。ダボス会議を開く世界経済フォーラム(WEF)が呼びかけ、自動車やIT(情報技術)、保険などグローバル企業27社が参加。今月中に米国で実証実験を始め、自動運転の技術区分に即して安全規格や運転ルールづくりを話し合う。

多くの有力企業の参加で今回の議論が世界共通の制度や基準になる可能性がある。ただ米電気自動車(EV)メーカーのテスラモーターズなどは不参加。同じく参加しない米グーグルや米フォード・モーターなどは4月に自動運転の開発で連携しており、技術開発やルールづくりの先陣争いは激しくなっている。

参加企業27社を見てみましょう。

  • 自動車メーカーからは、トヨタ、日産、GM、フォルクスワーゲン、BMW、現代自動車、ボルボなどが参加。
  • 保険業界からは、SOMPO、リバティ・ミューチュアル・グループ
  • IT企業の参加もあって、エリクソン、クアルコム、ウーバーテクノロジーズ、UPSが参加するようです。

ウーバーが参加するのは意外だね。まあウーバーはトヨタと提携してるからということもあるんだろうね。

Uberとトヨタ、配車サービスとリースで戦略提携を発表

配車サービス戦争が一段と激しさを増すようだ。Uberはトヨタとの間で配車と自動車リースに関連した戦略的投資協定を結んだことを明らかにした。

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「自動車メーカー」vs「IT企業」

今回、Googleやテスラが参加しないということは、自動運転の主導権を握って、「自動車メーカー」と「IT企業」では水面下の戦いが繰り広げられているんだろうね。

政府間による自動運転のルール作りはあるの?

政府間による自動運転のルール作りは、今のところありません。

2016年9月に軽井沢で行われたG7交通相会議では、自動運転のルール化は見送りだったので、政府間でルールが作られる前に、既存の自動車メーカーでルール作りに着手したのでしょう。

自動運転、ルール共通化は見送り G7交通相会合

自動運転の普及をテーマに、長野県軽井沢町で開かれている主要7カ国(G7)交通相会合は24日、技術の研究・開発で協力するとした共同宣言をまとめた。人の手を借りない「完全自動運転」を加速したい米国と、慎重な日欧との差は大きく、世界共通の走行ルールづくりに向けた指針の作成は見送った。

共同宣言では、ルールの共通化には踏み込まず、「製造業者への指導が必要であることに合意」との表現にとどめた。一方で「いかなる将来の規制枠組みも、イノベーションを促進するものでなければならない」と明記した。関係者によると、グーグルなどIT企業を重視する米国が主張し、盛り込まれたという。

自動運転の実用化に慎重な日本

日本の自動車メーカーは、自動運転の導入にはかなり慎重です。

理由は2つあります。

  • 死亡事故に対してのリスク
  • 自動運転と電気自動車の相性の良さ

死亡事故に対してのリスク

2016年6月に、テスラのModel Sで自動運転中に、死亡事故が起こりました。

テスラの自動運転車で初の死亡事故。何が問題だった?

事故は5月7日に発生した。「車は、中央分離帯のある幹線道路を自動運転で走っていて、前方で交差点を左折しようとしていた大型トレーラーに衝突した」とテスラは説明している。「後方の空が明るく光っていて、白い色をしたトレーラーの側面をドライバーも自動運転機能も認識しなかった。そのため、ブレーキが作動しなかった」という。

もし、日本で同じことが起きたら、日本のマスコミやユーザーからのバッシングはハンパないだろうね。

日本の自動車メーカーは、99.99%安全という自動運転車が開発されるまでは、レベル3やレベル4の自動運転車を発売しないと思われます。

自動運転と電気自動車の相性の良さ

2番目の理由は、自動運転と電気自動車は相性がいいことがあげられます。自動車メーカーはなるべく電気自動車の世の中にはなって欲しくないのです。

だって、自動車メーカーのアドバンテージは、ガソリンエンジンの技術ですからね。

ファミリーカーだったら、少ないガソリンで長い距離を走行するエンジンが求められます。スポーツカーだったら、同じガソリンの量で、より馬力の高いエンジンが求められます。

これが電気自動車になれば、モーター1個で話は済んじゃうからね。自動車メーカーじゃなくても、電気自動車なんて簡単に組み立てられますから。

で、自動運転車を制御するのは、ガソリン車よりも、電気自動車の方がはるかに簡単です。
モーターで動くラジコンと、ガソリンで動くラジコンを比べると、一目瞭然でしょう。

トヨタは、水素自動車の開発という悪あがきをしていますが、すぐにでも止めるべきだよね。

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自動運転の実用化に積極的なテスラ

テスラは、自動運転の開発にかなり積極的です。

テスラの自動車は、ネットワークに繋がっているので、不具合の修正なども、Wi-Fi経由でソフトウェアの更新が可能です。

また、自動運転車で事故があっても、データを分析して、どんどんアップデートするという姿勢を強く感じます。

まとめ

既存の自動車メーカーが、自動運転の主導権を握ることは、まずないだろうね。

日本の自動車メーカーが自動運転に慎重な姿勢を見せている間に、Googleやテスラがガンガン公道で実験を行うことでしょう。

グーグルカーやテスラは、自動車がネットワークに繋がっているので、ネットワークでデータを収集しながら、不具合があればすぐにアップデートが可能です。

ガラケー時代には、大きな力を持っていたdocomoが、スマホの普及とともにネットワークの土管屋になってしまったのと同様に、Googleやテスラの自動運転が普及して、さらに電気自動車の時代になれば、既存の自動車メーカーの存在意義ってあまりないような気がしませんか?

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