書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

MONOの料金プランとMVNOを比較してみた!

AndroidMVNO

いよいよ明日12月9日、docomoから648円の端末MONOが発売されます。

MONOの発表があった10月20日に書いたブログが、Twitter・Facebook・はてブで回ったこともあって、現在「MONO」で検索すると3位につけております。

648円という金額に釣られた方が、この記事を読んで、購入するのを踏みとどまってくれるといいんですけどね。

ドコモから登場した「MONO」の2年間の支払総額を調べたら、iPhone 6sとほとんど変わらなかった・・・
ドコモから648円のスマホがリリースされました。 ドコモは19日、2016年冬モデルのスマートフォンを発表。新しいラインナップに含まれるオリジナル端末の「MONO/MO-01J」に注目したい。発売予定時期は12月上旬。端末価格は648円(税...

端末購入サポートを受けるとMONOは648円になる

MONOを648円で購入するには、端末購入サポートが適用されなければなりません。

端末購入サポートって何?

かけ放題とデータ通信をセットにした料金プランを12ヶ月以上、継続して利用するなら、端末代金の大部分をdocomoが肩代わりしてくれるというものです。

なので、12ヶ月以内にパケットパックやシェアオプションを廃止すると、解除料という名の違約金が発生します。端末ごとに解除料(違約金)の金額は異なりますが、MONOでは15876円かかります。

MONOの2年間の支払い総額

今回は、実際の料金プランをdocomoに電話して聞いてみました。

MONOを契約すると、以下のようになります。

  • 基本料金(2年縛りあり) + パケットパック + SPモード

基本料金は、カケホーダイライト(1700円)、カケホーダイ(2700円)のどちらかを選択します。LINE全盛の今のご時世に、なんでかけ放題がデフォルトなの?

カケホーダイライト(1700円)での2年間の支払総額

カケホーダイライト(1700円)だと、パケットパックのデータSパック(2GB)が選べないところがクソなんだよね。

  • データ定額2GB 選択できません。
  • データ定額5GB 182,080円・・・MONO 648円 +(カケホーダイライト 1836円 + データMパック5400円 + SPモード324円)×24ヶ月
  • 家族が契約しているシェアパックを分ける場合 65,448円・・・MONO 648円 +(カケホーダイライト 1836円 + シェアオプション 540円+ SPモード324円)×24ヶ月

カケホーダイ(2700円)での2年間の支払総額

カケホーダイ(2700円)ならば、パケットパックのデータSパック(2GB)が選べます。カケホーダイライト(1700円)とデータ定額5GBより、通信費は安くなります。

  • データ定額2GB 169,128円・・・MONO 648円 +(カケホーダイライト 2916円 + データMパック3780円+ SPモード324円)×24ヶ月
  • データ定額5GB 208,008円・・・MONO 648円 +(カケホーダイライト 2916円 + データMパック5400円+ SPモード324円)×24ヶ月
  • 家族が契約しているシェアパックを分ける場合 83,592円・・・MONO 648円 +(カケホーダイライト 2916円 + シェアオプション 540円+ SPモード324円)×24ヶ月

MONOは全然安くない

MONOの端末を648円で買うには、iPhone6sの料金プランやパケットプランと同じものを契約する必要があります。

iPhone6s(32GB)の端末購入サポートは、新規契約・機種変更ともに、データパックM(5GB)以上の契約で81000円の割引が適用されます。docomoのiPhone6s(32GB)の本体価格が96552円だから、実質15552円で購入できることになります。

iPhone6s(32GB)とMONOの差額は14904円ということになります。全然安くないですよね?

2年後の下取りを考えたらiPhone6sの方が安い

2年後、MONOの価値は、ヤフオクで売ったとして5000円くらいのはず。
iPhone6sだったら、多少傷があっても3万円くらいで売れます。

ってことは、端末を売却することまで考えれば、2年間の支払総額は、iPhone6sの方が、MONOよりも約10000円安いってことになります。

月々サポートがないMONO

月々サポートというのは、端末料金の一部を通信費から割り引くという、docomoの割引の仕組みです。

例えば、iPhone7をMNPした場合を考えてみましょう。

iPhone7のような月々サポートが受けられる端末の場合、通信費から月々サポートが割引されるので、毎月2322円安くなります。24回だと合計55728円の割引が受けられます。通信費から割り引かれるというのがポイントです。

なので、一括0円でiPhoneがゲットできると、通信費から月々サポートの値引き分が相殺されるので、毎月の支払いは3500円〜4500円くらいになるのです。iPhoneの端末は0円でもらってるので、端末代が無料というだけでなく、月々サポート分が、更に割引されるのがポイントです。

でも、MONOは月々サポートの設定自体がないので、通信費からの値引きというのは一切ありません。

12ヶ月以内に契約解除したらどうなるの?

12ヶ月以内にMONOの契約解除をした場合を想定します。

違約金の合計は26136円かかります。

  • 端末購入サポートの違約金・・・15876円の解除料金が発生します
  • 2年縛りは?・・・カケホーダイライトやカケホーダイに2年縛りがかかっていると、違約金10,260円がかかります

12ヶ月以内に機種変更したらどうなるの?

12ヶ月以内に、MONOからiPhone7などに機種変更した場合はどうなるのでしょうか?
この場合は、端末購入サポートの違約金15876円だけがかかります。

  • 端末購入サポートの違約金・・・15876円の解除料金が発生します
  • 2年縛りは?・・・iPhone7も、MONOと同様の基本料金 + パケットパック + SPモードを継続するなら、違約金はかかりません

SIMフリースマホ + MVNO の2年間の支払総額は?

SIMフリースマホとMVNOの組み合わせの方が、はるかに2年間の支払総額は安いです。

絶対にこっちがお得。

FREETELのMIYABIが、MONOとほぼ同スペックです。スペックを比較すると、メモリ2GB、画面の解像度1280×720は一緒です。CPUはMONOの方が若干高め。

MIYABIならば、FREETELのアウトレットで購入すると税込み14904円で購入できます。

FREETEL MIYABI

↓端末代も含めた2年間の支払総額を見てみましょう。

  • データ定額3GB 56,376円・・・MIYABI 14904円 +(IIJmioみおふぉん 1728円)×24ヶ月

docomoで契約した場合、家族が契約しているシェアパックを分けることができても、65,448円かかります。他に家族がいかければ、シェアパックも分けられないので、データ定額2GBだと169,128円もかかるという・・

MVNOの場合、各種設定は自分でやらなければならないけどね。

まとめ

MONOは完全に情弱向けの商品です。

もし家族がMONOを契約しそうになってたら、迷わずiPhone6sをオススメしましょう。

特に高齢者にとっては、絶対にiPhone6sの方が使いやすいですからね。しかもiPhone6sなら2年後でもヤフオクに売却すれば30000円くらいになります。

MONOよりも断然お得です。

ヤフオク・メルカリで「iPhoneを売る時の注意点」をまとめてみた!
iPhoneはどのくらいの周期で買い替えていますか? 2年おきという方が多いですよね。 総務省の介入によって、大手キャリアでは一括0円や実質0円がなくなってしまいましたので、iPhoneは、大手キャリアで契約するよりも、「SIMフリー + ...
ドコモから登場した「MONO」の2年間の支払総額を調べたら、iPhone 6sとほとんど変わらなかった・・・
ドコモから648円のスマホがリリースされました。 ドコモは19日、2016年冬モデルのスマートフォンを発表。新しいラインナップに含まれるオリジナル端末の「MONO/MO-01J」に注目したい。発売予定時期は12月上旬。端末価格は648円(税...