みなさまこんにちは。
iOS10 のアップデートが出ましたが、インストールされましたか?
早速わたくしも iPhone6 に iOS10 を入れました。アップデートしたところ、やはり動きが悪いという印象でした。
新しいOSはバグだらけなので、不具合を避けたい方は、昨日のエントリーを参考にして下さい。iPhone の文鎮化への対策も書いてあります。
動きが重くなったiOS10をサクサク動かす
早速 iOS10 へアップデートしたけど、動作がもっさりしているという方も多いと思います。今日のエントリーでは、iPhone をサクサク動かす方法を紹介します。
以下の方法を試していただければ、サクサク動くようになりますので、ぜひお試しください。
「Siriの検索候補」をオフ
Siriの検索候補とは、Spotlightでキーワードを入力しなくても、今までに検索したキーワードに基いて、提案してくれるというものです。
GoogleのNow on Tapのような機能ですが、Googleと較べるとイマイチ使い勝手が良くないです。迷わずオフにしましょう。
ここをオフにするだけで、iPhoneがサクサク動くようになります。
- 「設定」→「一般」→「Spotlight検索」を開く
- 「Siriの検索候補」をオフに
「検索の候補」をオフ
Spotlight検索をした際、検索の候補が出るというものです。例えば、Spotlight検索で「映画」と入力します。するとGPS情報を元に、近隣の映画館の上映時間などが表示されるというものです。
わたくしの環境だと「検索の候補」をオンにしても、Spotlight検索で候補が出ないんですよね。Appleサポートのスペシャリストに確認したところ、早速検証機で実験を行ってくれましたが、Spotlight検索で候補が出るものと出ないものがあるとのことでした。
今の時点ではバグだらけです。「検索の候補」も迷わずオフに。
- 「設定」→「一般」→「Spotlight検索」を開く
- 「検索の候補」をオフに
「”調べる”の候補」をオフ
Safariで検索した時に、知らない単語が出てきた時、単語を長押しすると、「調べる」と出てきますよね?「”調べる”の候補」をオンにしている場合、「調べる」をタップすると、Appleの辞書以外に「候補のWEBサイト」が表示されてます。
でも、「”調べる”の候補」がオフでも、Appleの辞書は表示されるし、その下にある「Webを検索」をタップすれば、Google検索の結果が表示されるので、オフでも何の問題もありません。
↓左の画像が「”調べる”の候補」がオン、右の画像が「”調べる”の候補」がオフ。
特に使わない方はオフにしましょう。動きが軽くなります。
- 「設定」→「一般」→「Spotlight検索」を開く
- 「”調べる”の候補」をオフに
「視差効果を減らす」をオン
デフォルトではオフになっていてホーム画面に奥行きがでますが、はっきり言って無駄なアニメーションです。キビキビ動かしたい人は迷わずオンにしてください。
iOS では、視差 (パララックス) 効果を利用して、デバイスのホーム画面とその他の領域に奥行き感を演出しています。
- 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開く
- 「視差効果を減らす」をオンに
「Appのバックグラウンド更新」をオフ
バックグラウンドで動かすアプリのみオンにします。あまり使わないアプリをオフにすることで、OSの動作がキビキビ動くようになります。
- 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド」を開いて
- 「Appのバックグラウンド」をオフにする
一斉にアップデートが始まるiOS
新しいiOSがでると、ユーザーは一斉にアップデートをします。
iOS9のアップデートがどのように進んだのか見てみましょう。
- リリースから1ヶ月後の10月7日は、iOS9へのアップデート率が57%、iOS8が33%。
- 2ヶ月後の11月30日は、iOS9が70%、iOS8が22%。
- 半年経った2016年3月は、iOS9が79%、iOS8が16%。
- 11ヶ月後の2016年8月15日は、iOS9が87%、iOS8が10%、その他が3%です。
- 12ヶ月後の2016年8月15日は、iOS9が88%、iOS8が9%、その他が3%です。
iOS9と同じようなアップデート率を、iOS10も辿って行くはずです。
Appleはユーザーを新しいiOSへアップデートさせるのが上手いです。魅力的な新機能を盛り込んで、Appleお得意のインタラクションに徹底的に磨きをかけています。インタラクションとは、入力操作に対する応答性のことです。これはAppleが特許を抑えているので、なかなかAndroidが真似できないという部分でもあるのです。
iOSの場合、古い端末でも、最新OSにアップデートできるというのは魅力的です。今回のiOS10では、2012年9月に発売されたiPhone5もアップデートできますからね。4年落ちの端末でも最新のiOSがインストールできるって、ユーザー想いですよね?
一斉にアップデート出来ないAndroid
iOSに対して、Androidのアップデートの状況はいろんなバージョンが混在しています。
最新OSであるAndroid 6.0 Marshmallowが、18.7%しかないんだもん。
Androidの場合、端末を作っているメーカーがたくさんあるので、iOSのようにアップデートを一斉に行うことができません。
Androidはメーカー毎に、UIなどをカスタマイズしていることも原因の1つです。Googleが最新のAndroidを提供しても、メーカー側で最新OSへ対応するのは、コストも時間もかかりますからね。
なので、格安スマホは、最新OSへのアップデートは基本的にないと考えてください。販売時のAndroidのバージョンのまま、その後のメジャーアップデートはできない場合がほとんどです。
例えば、FREETELのMIYABIは、実質2万円以下で購入できるので非常にコスパが良いのですが、Android 6.0 Marshmallow へのアップデートはないもんね。Android 5.0 Lollipop → Android 5.1 Lollipopというマイナーアップデートには対応しています。
最新のAndroidアップデートに対応するASUSは、格安スマホメーカーの中で、例外的に頑張っていると思います。
あと、Appleが古い端末に対して最新OSを提供しているのに対して、Googleが開発しているNexusシリーズでさえ、最新OSへの対応は2年強ということも影響しているかもね。
これはAppleとGoogleの戦略の違いだからどうしょうもないんだけど、Nexusシリーズに関して、比較的古い機種に対してのサポートがあれば、日本でのNexusシリーズのシェアが伸びることは間違いないです。
まとめ
今回紹介した方法で、A8のCPUを登載したiPhone6なら十分サクサク動きます。
A7のiPhone5sの人も快適に使えるようになるはずです。
iOS10のスペックがギリギリの、A6のiPhone5cをお使いの人だと、動きがもっさりしたままかもしれません。動きがどうやっても遅いという方は、クリーンインストールを試して下さい。サクサク動くようになりますよ。
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