いよいよ日付が変わった午前2時からWWDCが始まります。
WWDCとはWorldwide Developers Conferenceの略で、Appleが例年夏に開催する開発者向けのイベントです。
開催期間中、現地へ行くとなると、チケット1599ドル、往復チケット、現地のホテルを手配するので、かなり費用がかかります・・WWDC中のサンフランシスコのホテルは、閑散期の3倍ですって・・airbnbとかになるよね。
仕事で関わっている人じゃないと、なかなかいけませんよね?
現地に行けないという方のために、iOSやOSXの新しいバージョンが発表される初日の基調講演は、オンラインでストリーミングされるのでご安心下さい。
自宅にいながらWWDCを楽しむことができます。
WWDCのストリーミング方法
日本時間だと14日午前2時からストリーミングが始まります。
視聴方法がいくつかあるので紹介します。
- Safari
- WWDCアプリ
- Apple TV
- PC Microsoft Edge
Safari
iOS、Mac OSXのそれぞれのSafariでストリーミングを視聴できます。
WWDCアプリ
iOSデバイス向けにアプリがリリースされています。
Apple TV
第2世代〜第4世代までのApple TVで視聴できます。
PC Microsoft Edge
今回からWindows10のEdgeでも視聴が可能です。
WWDC2016の予想
WWDC2016では次の発表が予想されます。
- Siri
- iOS
- OSX
- Apple Music
- ApplePay
- Android版iMessage
- watchOS
- tvOS 10
Siri
OSXに搭載されるので、Macでも使えるようになります。
アメリカでは音声検索が全検索の20%を超えていると言われているので、Appleは音声検索に対して相当の危機感を持っているはずです。
だってGoogleの音声認識と比べると、Siriはだいぶ差を付けられていますからね。認識率とか全然ダメだもん。
わたくしも、音声検索はGoogle使っています。外にいる時でも周りに人がいない時は音声検索を使うようになりました。Siriと較べるとだいぶ賢いです。
みなさん、Siri使ってますか?
アップルにとっては、シリを他のアプリと連携させることがとりわけ重要だ。アマゾンの音声アシスタント技術「アレクサ」は既にそれをやっているからだ。アレクサは、アマゾンの「エコー」などのスピーカーに組み込まれているデジタルアシスタントだ。ユーザーはアレクサを通じてピザを注文したり、クレジットカードの残高をチェックしたり、放送されているテレビ番組がどんなものか確認したりできる。選好されるデジタルアシスタントになるための戦いは、アップルにとって重要だ。デバイスが今後ますます音声で制御されるようになるとすると、アップルはシリを便利で生き残れる選択肢にしなければ、ハードウエア市場で握るシェアを失いかねない。
iOS
次期iOSは、Apple MusicやSiriのマシンラーニングなどが強化されるようです。あと「マップ」にストリートビューが搭載されるようです。
正直どれも微妙な気がしませんか?Google音声検索、Googleマップには追いつけないと思います。
iOS9とAndroid 6.0 Marshmallowを較べると、「操作性」「設定の分かりやすさ」はiOSが断然使いやすいです。
が、音声認識やNow on TapなどはGoogleの方がだいぶ先を言っている感があります。
Appleの売上の6割以上はiPhoneだから、iOSにはもっと力を入れてもいいと思いますけどね。
OSX
OSXから「MacOS」もしくは「macOS」に名称が変わるようです。最近のOSXってバグ多すぎです。Macのシェアは相変わらず10%以下なので、優秀なエンジニアはiOSに配置されてるって言うもんね。
個人的には、OSX用のSafariをもう少し改良して欲しいです。Chromeと較べると、使い勝手悪すぎません?リーディングリストがある点くらいしか勝ってない気がします。
Apple Music
UIが変更になるようです。
日本ではどのくらいユーザーいるんだろうね?Apple信者以外使ってなさそうだけど・・
近いうちに日本にもSpotifyが入ってくるし、Amazonプライムミュージックなら月額325円で音楽聴き放題なので、料金下げるとかやらないと、LINE MUSICやAWAのように没落していくと思われます。
Apple Pay
ブラウザでも使えるようになるようです。日本でまだ使えないし、日本ではSuicaの代わりになるとはとても思えないです。だってタッチの応答性Suicaと比べて相当遅いんでしょ?改札で大渋滞になりそう・・
Android版iMessage
はっきりいってどうでもいいです。WhatsApp、LINE、ハングアウトでよくね?
watchOS
watchOS 3の登場が予想されますが、あまり盛り上がらなそう。
tvOS 10
すっかりFire TV Stickにやられてると思ってるのは私だけでしょうか?
1世代前のApple TVは、自宅のリビングから取り外して、Fire TV Stickに置き換わってしまいました。
Apple TVはもっぱらプレゼン用になったのです。
過去のWWDC
OSなどのソフトウェアの発表がメインですが、ハードウェアの発表もあります。
以下Wikipediaより参照。
- 1998年 – iMac
- 2002年 – Xserve
- 2003年 – Power Mac G5とiSight[11]
- 2004年 – 30インチのApple Cinema HD Display[12]
- 2005年 – Intel Macへの移行
- 2006年 – Intel XserveとMac Pro
- 2008年 – iPhone 3G
- 2009年 – iPhone 3GS
- 2010年 – iPhone 4
- 2012年 – Retinaディスプレイ搭載MacBook Pro
- 2013年 – 円筒形デザインのMac Pro
- 2014年や2015年はハードウェアの発表はない。
スティーブ・ジョブズのプレゼン
スティーブ・ジョブズによるプレゼンは会場を沸かせるとともに、聞く人を魅了します。ジョブズのプレゼンがなければ、Appleはどん底からの復活はできなかったはず。
ジョブズ復帰後の初プレゼン WWDC’97
Wikipediaを見るとWWDCは1995年のWWDC’95から始まっているようですが、注目するのはスティーブ・ジョブズがAppleに復帰して暫定CEOになった1997年のWWDC’97。
YouTubeに動画がありました。ジョブズめちゃ若いですが、ジーンズとタートルの出で立ちは変わらないですね。
iTunes ポッドキャストで配信
2007年からのApple Keynoteが無料配信されています。WWDC以外の基調講演もあります。
2007 iPhoneの登場
Macworld San Francisco 2007のスティーブ・ジョブズによる基調講演で、iPhoneが登場します。
この様子もApple Keynoteで配信されています。27分37秒くらいからiPhoneの紹介が始まります。ジョブズのプレゼンに会場はめっちゃ盛り上がってます。何回見ても鳥肌が立ちます。
「Macworld San Francisco 2007 Keynote Address」
WWDC2016で巻き返しはできるのか?
以上、WWDC2016について予想しました。
AIや音声認識ではだいぶGoogleに差をつけられています。
2016年に入ってからiPhoneの売上も落ちているので、Appleとしてはこの辺で巻き返しを行いたいところです。
1月〜3月までのiPhoneの出荷台数は5120万台。前年同期は6120万台なので、約16.4%の落ち込みです。3月に発表されたiPhoneSEも全然売れてないしね。
あまり期待できないですが、どんな発表があるのか楽しみですね。
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