Googleが進めるアプリのインデックス化により、今後のSEOはどうなるのでしょうか?
Facebookは、Google検索に対して、Facebookアプリのクロールとインデックス (App Indexing) を許可したと「ウォール・ストリート・ジャーナル」が伝えている。
AndroidからGoogle検索をすると、公開されているFacebookのプロフィール、ページ、グループ、イベントの情報が表示されるようになり、ユーザーがFacebookのリンクをクリックすると、Facebookのアプリ内の適切な場所に誘導される。
アプリのインデックス化
Facebookアプリを使う場合とブラウザで使う場合を比べると、アプリはOSに最適化されているので、サクサク動きますよね?
ウェブサービスを展開する場合、サクサク動くアプリの方がユーザーの満足度は高いのです。でも、アプリディベロッパーにとって最大の悩みはアプリをインストールしてもらうまでのハードルが高いことです。なかなかユーザーは新しいアプリをインストールしてくれませんからね。
流入はウェブから
最初ウェブサービスを始めるときは、ウェブからの流入を考えないと、全くアクセスがない状況が続きます。
ブーストという手法を使って、アプリランキングの上位に上げる方法もありますが、億単位の広告費がかかります。
JTBの「Passme!」という「おでかけ割引チケット」を購入できるサービスはご存知でしょうか?先日、このサービスを開発した永江一石氏のお話をセミナーで伺いました。
面白かったのは、スマホ向けサービスにもかかわらず、アプリは出してないとのこと。いきなりアプリを作っても誰もインストールしてくれないので、まずはウェブからの流入を考えたというお話でした。ブラウザの動作をアプリっぽくしているのですが、LINEとの連携などはアプリのようにスムーズに行かないという悩みもあるようでした。
また、スマホ向けのサービスの場合、リテンションはアプリからが圧倒的に高いですよね?これら状況をGoogleはアプリをインデックスに登録することによって、解決しようとしています。
App Indexing を設定すると、アプリ コンテンツを Google 検索の結果に表示させることができます。ユーザーは Android 向けまたは iOS 向けのアプリを事前にインストールしていれば、アプリ内の深い場所にあるコンテンツも検索結果から直接開くことができます。
Android ユーザーにとっても iOS ユーザーにとっても、App Indexing はランキングに影響します。その際、ユーザーがあなたのアプリをインストールしているかどうかは関係ありません。アプリにインデックスを設定すると、Google はウェブコンテンツだけでなく、アプリのコンテンツもランキングのシグナルとして利用します。
ディープリンク
この技術を使うことにより、ユーザーがGoogleのインデックスに登録されたアプリの奥深くにあるコンテンツに、検索から辿り着くことができます。
ユーザがアプリをインストールしていない場合、デベロッパが作ったランディングページへ移行し、そこでリンクをクリックするとアプリをプレビューできます。アプリストアに連れて行かずに、アプリの動作の一部を見せるのです。
Facebookの検索機能
今回のGoogleのアプリのインデックス化の詳細がまだ分かりませんが、懸念されることもあります。
検索上位にfacebookばかりくるのは困りますよね。こうなると、ユーザーが欲しい情報を得にくくなります。となると、Googleはアルゴリズムで情報を絞るようになるはず。これなら最初からFacebook検索した方がいい気がします・・
詳細が分からないとなんとも言えないんですけどね・・
Facebook検索とは
今までのFacebookでの検索は、友だちを探したり、プロフィールを探したりする手段でした。
それが、先月のアップデートでリアルタイムの検索が可能になりました。
重複コンテンツ
Facebook検索ができるようになると、サイトの情報と同じものをFacebookにアップしたくなりますが、これは重複コンテンツになりそうです。
今の段階では、GoogleがどんなアルゴリズムでFacebookのコンテンツを検索結果に載せるのかがわからないので、現状では何ともいえませんが・・
さいごに
Googleが進めるアプリのインデックス化により、今後のSEOはどうなるのかについてお伝えしました。
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