安倍総理の「携帯電話の家計負担軽減は大きな課題」というのが事の発端だと思いますが、民間の競争に政府が介入してくるってどうなんでしょうね?
携帯電話料金の引き下げに向けた議論が動き出す。安倍晋三首相の要請を受け、総務省が19日に第1回の有識者会議を開催し、年内に一定の結論を出す予定。だが、総務省や携帯電話大手の思惑が交錯するなかで議論が難航するとみられる。ユーザーのサービス向上と通信業界の成長を踏まえた施策を検討することになるが、この短い時間で落とし所を見いだせるのか。二人の専門家に聞いた。
確かにキャリアでスマホの契約をすると高いのですが、これはキャリアが情弱相手の商売をやっているのが原因です。
携帯代を安くする方法
実質0円という甘い誘惑に乗って、キャリアで2年縛りでiPhone6sを買うと、毎月1万円近く搾り取られます。
家族4人いたら4万円近くの出費が毎月あるんですよ。年間48万円だから2年縛りが終わることには、総額96万円支払うわけです。残るのは2年落ちのスマホのみ。
MVNOを使うべし
端末と通信費用を安くしたいなら、格安スマートフォンにMVNO入れて、通話はLINEを使えばいいのです。
ただし、MVNOは操作や設定のサポートはないので基本的に自分でやらなければなりません。これができないのってITリテラシーが低いからなんですよね。ネットで調べればでてくるのに・・・
機種変更の度にキャリアショップでデータ移行をやってもらうとか、調子が悪くなったら持ち込むとか・・キャリアショップの店員さんにこういうサポート求めるのであれば、携帯電話の料金がある程度高くてもしょうがないです。だって、キャリアショップでは人件費が一番かかるわけだから。
マニュアル以外の技術的なことに答えられるキャリアショップの店員さんなんてほとんどいません。自分である程度できる人から見れば、このようなコストを自分が負担するというのは嫌ですよね。
3大キャリアの通信料を安くして、これらのサポートからお金を取るような仕組みに変えていけばいいと思いますけどね。サポートメニュー作って1回いくらで料金を取るようにすれば、キャリアの通信料金は確実に安くなるはずです。
SIMフリースマートフォン「priori2」
iPhone6が高いと思うなら、フリーテルの「priori2」がオススメです。SIMフリースマートフォンなので海外でも使えます。結構サクサク動くのに10778円とコスパ高いです。
LINEとLINE OUTの違い
MVNOの通話は従量制なので、電話をかけまくると全然安くありません。30秒20円かかりますから。なので、通話は「LINE」か「LINE Out」を使いましょう。
以前は「LINE Out」ではなく、「LINE電話」っていう名前で紛らわしかったのですが、最近「LINE Out」という名称に変わりました。ハングアウトのパクリっぽいけど。
LINE
皆様おなじみのメッセンジャーアプリです。無料通話できますが友人同士のサービスなので、一般電話や携帯電話にはかけれません。
LINE Out
一般電話、携帯電話、海外への通話も可能です。無料ではありません。はじめにコールクレジットを購入するのです。通話料金は格安です。
LINE@をやってるお店には無料でかけられます。
キャリアの問題点
リテラシー低い人へのオプションサービスの解約忘れを狙った勧誘を、政府は規制すべきです。
だって使ってないサービスに、毎月支払い続けるっておかしくないですか?
店頭アフィリエイトってご存知ですか?
キャリアショップで契約する際、「このサービスとこのサービスを一緒に加入すれば、機種代金を値引きしますよ」とか、「このサービスに今加入すれば3ヶ月間無料ですよ」というのを経験したことがあると思います。
翌月以降に解約すれば料金はかかりませんからと言われて加入すると、だいたい忘れてそのまま契約が続きます。
また、翌月になって解約しようとすると、手続きがめちゃくちゃ面倒くさかったりします。解約のハードルが高いのです。サービスセンターに電話して解約するものもあれば、アプリ経由での解約しか受け付けてなかったり、非常にわかりにくいのです。
もっとひどいのは、わたしが以前auのiPhone5sを契約した際、3つのサービスに加入すれば機種は無料で差し上げると言われて契約しました。
その後auのサービスセンターに電話して3つのサービスを解約したにも関わらず、実際には解約されておらず料金がクレジットカードから3ヶ月ほど引き落としされてたということがありました。
最近の携帯って明細が送られて来ませんよね?ネットでログインして請求書確認したらしっかりと請求されててびっくりしたことがあります。
その後auにクレームを付けたら、返金してくれましたが。
しっかり請求書を確認して下さいね。
MVNOの弱点
今までの話だとMVNOが最強な感じがしますが、弱点もあります。
サポートは基本的にない
機種の設定や、バックアップからの復元、データ移行くらいは自分でできないと誰もやってくれません。
ググれば出てくるので、面倒くさがらずにできる人じゃないとMVNOは使えません。
通信速度
docomo系MVNOは、docomoから借りているので、ユーザーが集中する時間帯など速度が遅くなります。
IIJmioはMVNOの中では回線品質が安定しているのですが、IT企業の多い渋谷の通勤時間などは遅くなるようです。
比較的空いてる時間帯でも通信速度は各社バラバラです。MVNOとMNO(docomo、au、ソフトバンク)の間に立つMVNEから、MVNOは回線を借りています。なので、提供元のMVNEで回線品質は決まります。
MVNEによって異なる通信速度
IIJ
回線速度も早く、評判が良いです。下記の会社へMVNEとして回線を提供しています。
- IIJmio
- DMM mobile
- BB.excite モバイル LTE
OCN
こちらも回線速度が早く安定していると評判です。
- OCN モバイル ONE
- ぷららモバイルLTE
- ASAHIネット LTE
ガラケー + IIJmioで運用
わたくしのiPhone6は、IIJmioのデータ通信プランで運用しているので、キャリア契約してるのはソフトバンクのガラケーかけ放題2376円です。
「iPhone6」「priori2」とスマホ2台、「iPad Air」の合計3台にIIJmioのファミリーシェアSIMカードを入れて運用していて、これが月2764円。4台で毎月5138円なのでそんなに高くないと思います。
通話が多い方へ
MVNOは通話が多い方は高くつきます。通話が多い方で通話料を安くしたいなら、2台持ちをおすすめします。
auのGRATINAというガラケーなら、機種代タダで、数万円のキャッシュバックもつくし、毎月1568円で運用できますよ。
興味のある方は「GRATINA 一括0円」で検索して下さい。
スマホは「priori2」を10778円で購入します。IIJmioのデータ通信プランなら毎月972円なので、auのGRATINAガラケーかけ放題と合わせても毎月2540円ですから。
2年間の総額は、「priori2」を10778円 + (1568円 + 972円)× 24ヶ月で71738円です。実際はキャッシュバックがもらえるので、もっと安いです。
docomoでiPhone6s契約したら2年間の総額は207360円ですからね。
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